
仮想通貨チャートの時間足って何を基準にして見れば良いのかわかりませんよね。
実はベストな時間足を見つける基準は世界にあります。
どこの国のエリアだと市場は大きいのかがキモです。
この記事を読むことで理由をもって時間足を選びチャートを眺めることができるようになります。
草猫店長の目次ノート
仮想通貨のベストな時間足は2時間と8時間

8時間足で世界のデイタイムの動きをおおむねピンポイントで観察することができます。
2時間足はデイタイムの中でも一番、盛り上がる時間帯を観察するために使うことができます。
日本時間の視点の話です。
09時はアジアのデイタイムです。
17時はヨーロッパのデイタイムです。
25時はアメリカのデイタイムです。
8時間足でアジア・ヨーロッパ・アメリカの3つの大陸の動きを確かめることができます。
なぜこの3つの大陸の動きがみたほうが良いのかは世界に占める株価の割合からみてもわかります。

The Money Project:All of the World’s Stock Exchanges by Sizeより
図をみてわかるように、世界の多くのお金がアジア・ヨーロッパ・アメリカに集まっています。株価の93%を占めています。

アメリカのデイタイムも変動幅(ボラティリティ)が大きくなりやすい

特にアメリカに関しても大きなお金が動きます。図はビットコインの価格になります。
テザー(USDT)がもっとも世界で割合大きいですが、テザー抜きにするとアメリカのドル建ては世界で一番大きな取引高です。
次に日本円でユーロです。
テザー(USDT)に関しても、基軸通貨はドルのようなもので、日本人よりアメリカ人のほうが割合的にテザー(USDT)で保有する人が多いと思います。
テザー(USDT)を考慮してもやはりアメリカが世界で一番取引高が大きいと思います。
チャート上で取引高が高まる時間帯

上は8時間足です。
縦線を引いているのは目立って取引高が大きなポイントです。
2018年の1年を通して、取引高が大きなポイントは17時と25時のローソク足がメインでした。ヨーロッパデイタイムからアメリカのデイタイムにかけて大きな金額が動いていました。
この17時から25時というのは日本人も仕事が終わってから自由が聞きやすい時間帯でもあります。
日本の仮想通貨の取引高も世界で2番目に大きいです。(テザー除く)
日本の取引からヨーロッパ、アメリカまでの取引が集中しやすい時間帯ということですね。
要するに 17時〜25時の時間 がもっとも変動幅(ボラティリティ)が大きくなりやすいということが分かります。
この 17時〜25時の時間 が変動幅(ボラティリティ)が大きいので、2時間足で細かく確認していくとさらに良いということです。
具体的には
19時、21時、23時の時間帯がもっとも取引高が1日で大きくなりやすいということです。
投資スタイルでもちろん異なる
注目すべき時間帯と時間足の話をしましたが、投資スタイルでもちろん異なります。
スキャルピングトレード
スキャルピングは1分足も考慮しますが時間足をみてトレーディングをする意味はないかと思います。
ただし、17時〜25時の間で取引すると利幅が大きくなりやすいですね。
デイトレード
デイトレードは1日から数日のトレードですね。2時間足と8時間足は積極的にみていきたいです。
スイングトレード
1週間を超えた期間で取引をするので、こちらも2時間足と8時間足のスパンでみていきたいです。
クジラ(大口)の仕掛ける時間帯
クジラとは「姿は見えないけれど相場に大きな影響力のある存在」を表しています。
仮想通貨はまだまだ時価総額が小さく、大口に操作されやすいです。ですので大口の存在を前提にローソク足はみていきたいです。
世界標準の時間の視点でみていきましょう。ちなみに日本は世界標準から+9時間です。
1日を4分割にします。
❷. 3時〜11時(日本は12時〜20時)
❸. 11時〜16時(日本は20時〜次の日の1時)
❹. 16時〜24時(日本は次の日の1時〜9時)
この4つの時間帯でどこの時間帯が一番、大口にとって都合が良いでしょうか?
「❸. 11時〜16時(日本は20時〜次の日の1時)」の時間帯が大口にとって都合が良いです。なぜでしょうか。
11時〜16時(日本は20時〜次の日の1時)とクジラ
❶. 11時〜16時の時間帯はアメリカ(NY)のデイタイムである
❷. 日足ローソクは24時に完成してしまいそれまでにトレンド形成したい
❸. 朝一の日足ローソクがでたタイミングではトレンド形成が難しい
このことから日本時間の20時あたりは大口(アメリカ前提)にとって仕掛けやすい時間帯と言えます。
これは仮想通貨も取引高がアメリカが世界で一番大きいこととは、別にFXなどの世界でも同じことが言えます。
8時間足と2時間足の話に戻す
8時間足と2時間足の話に戻します。
8時間足では3つの(3本)の形成される時間帯がありました。
09時 アジアのデイタイム
17時 ヨーロッパのデイタイム
25時 アメリカのデイタイム
この3つでしたね。そして世界標準の視点からみたとき、11時から16時(日本時間の20時から25時)がもっとも大口が入りやすいと言いました。
大口が入りやすい時間帯であることからも日本時間の17時〜25時はもっとも注目していきたいとです。
そして8時間足を使うだけではなく、17時〜25時の間を2時間足でウォッチしたいところです。
❷. 21時
❸. 23時
❹. 25時
大まかにこの4つですね。特に日本時間21時〜は要注目です。
もちろん、あくまで傾向の問題で、全く関係のない時間帯でも取引高が大きくなることもあります。
仮想通貨チャートのベストな時間足はどれ まとめ

仮想通貨チャートのベストな時間足は世界の取引高などからもある程度は、予測がつきそうです。
2017年は日本の取引高が世界一位でしたが、2018年はアメリカでした。
ただし、実質的に世界一はテザー(Tether)というアメリカドル価格をベースにした仮想通貨です。
テザーを基軸通貨とした仮想通貨はどの国の人がもっとも保有しているのかはわかりません。
おそらくドルですから安易かもしれませんがアメリカ人が多く保有しているだろうとは思います。少なくとも日本と同じくらいはあるんじゃないでしょうか。
この先、STO( セキュリティ トークン オファーリング )などの仮想通貨を証券化するためのフレームワークがどんどん実装されて採用されていくと私は考えています。
仮想通貨の世界が金融の世界に本格的に食い込んで来た時、また、見るべき仮想通貨チャートの時間足は変わってくかもしれません。
(もっとも、株価が全て仮想通貨に置き換えられたとしても今の所トップのアメリカがどのみち一番盛んになると思います。)
仮想通貨およびビットコインはどこの取引高が大きいのかはこれからもチェックしていきたいところです。
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そもそもエリオット波動って一体何?という人はエリオット波動(ウェーブ)理論の要点まとめ【 仮想通貨トレード分析 】を読んでみてください。
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