今回は「 仮想通貨のペーパーウォレット 」の安全な作り方を解説していきたいと思います。
普通に作るだけであればセキュリティ上はリスクがありますので今回は安全に作る方法を取り入れながら紹介していきます。
日本のサイトでビットコインキャッシュでペーパーウォレットを作れるサイトはありませんでしたが海外のサイトで見つかりましたので画像をたくさん使って解説しています。
2017年度は日本国内だけで異常な盛り上がりを見せていた仮想通貨ですが、これから世界的にハッキングの事例が増えていくかと言われています。
コールドウォレット管理の実践は一般の人が考えている以上に大切なことだと思います。
この記事を読んでいる方は比較的にセキュリティに対する意識の高い方々だと思うので大丈夫だと思います。
さて、この記事を読めば、おおよそ200種類ほど仮想通貨でペーパーウォレットをサクッと作成できるようになります。
最後までお付き合いください。
草猫店長の目次ノート

ビットコインキャッシュ(BCH)のペーパーウォレット 完成品

今回は一例としてビットコインキャッシュのペーパーウォレットを制作しました。完成品はこちらです。
作成自体は簡単にできます。
ビットコインキャッシュのペーパーウォレットが作成できれば他の仮想通貨のペーパーウォレットも簡単に作れるようになります。
ウォレットジェネレーター Wallet Generator.net を開く

作成に当たって「ウォレットジェネレーター Wallet Generator.net」を使います。
このサイト、 おおよそ 200種類 ほどの仮想通貨に対応しています。
ウォレットジェネレーターをクリックします。
上の画像のページへ移動します。
ペーパーウォレット生成のための環境準備
まずはサイトへ移動したいのですがその前にセキュリティ上の準備を行いたいと思います。
できれば行っておきたい事前準備は以下の通りです。
- セキュリティソフトでウイルスチェック
- VPN接続
- プライベートウィンドウに切り替える
この3点はできれば用意したいです。わからなくても作ることはできます。
モアベターということなのでぜひ目だけでも通してみてください。
❶. セキュリティソフトでウイルスチェック
なんらかのセキュリティソフトを持っている人であればお持ちのソフトでウイルスチェックしてみて下さい。
追跡のマルウェア(ウイルス)に感染しているといけませんので。
セキュリティソフトを利用するべき理由については下の記事が詳しいです。
❷. VPN接続

VPNとはバーチャルプライベートネットワーク(Virtual Private Network)のことです。
インターネット上の住所を変装するために使います。
画像のようにVPN専用サーバーに接続すると相手からインターネットの住所が隠れてしまうので追跡できなくなります。
自宅のWifiを経由して作業している方が多いので大丈夫だとは思うのですが、念のために利用は推奨します。
公共Wifiなどで作成しようと思う方はほぼマストです。
VPNの役割に関しては下の記事が詳しいです。
❸. シークレットウィンドウに切り替える
これは一番簡単にできます。
シークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)とは閲覧履歴を残さずにネットサーフィンできるようになる各ブラウザに用意されているモードです。
①. シークレットウィンドウを開く(Google Chromeの場合)

②. このような画面が出ればOKです。

①. シークレットウィンドウを開く(Firefoxの場合)

②. Firefoxの場合はこのような紫色の画面が出てくればシークレットウィンドウモードになります。

①. シークレットウィンドウを開く(Safariの場合)

②. Safariの場合は検索窓がグレー色に変わります。これがSafariのシークレットウィンドウモードになります。

それでは準備ができました。次へ進んでいきましょう。
ウォレットジェネレーターをダウンロードする

「Github」のマークをクリックすると、そのまま「WalletGeneration.net」をダウンロードすることができます。
120MBほどのデータ容量です。ダウンロードが完了するのを待ちましょう。
ダウンロードした「WalletGeneration.net」を開く
ダウンロードが完了したらまずは インターネットを切断しましょう。
①. インターネットを切断できたらファイルを開きます。

②. ファイルの中身をみると「index.html」のファイルがドラック&ドロップでプライベートウィンドウのURL窓枠にそのまま持っていきます。


③. ローカルでサイトできました。サイトを表示できたら、マウスポインタを移動させます。画像の❷の数字が0になったら自動生成されます。
④. ペーパーウォレットの情報(プライベートキーとパブリックキー)が生成されました。ビットコインキャッシュのものを選びます。
次に画像の通りに「Paper Wallet」をクリックします。
⑤. ペーパーウォレットが表示されました。あとは印刷すれば完了です。

⑥. 印刷してハサミでカットすれば完成します

数回折りたためばアドレスを隠すことができます。

追記
①. 先ほどの画面でDashを選択してみます。

②. Dashに変わります。

実際に印刷してみました。

ビットコインキャッシュとダッシュで並べてみました。

ビットコインキャッシュ(BCH)のペーパーウォレット入金方法

入金はいたって簡単です。
Publicアドレス(送金先)に取引所などから送金するだけで送金できます。(必ず少額でテスト入金しましょう。)
「12Wqpitcmdt6gnCukDvG2FMEJnVfErh5ex」のアドレスが送金用のアドレスになります。

好きな取引所を選んで “少額で” まずは送金してみましょう。
入金を確認する
各仮想通貨に対して専用のアドレスの中身を確認できるサービスがあります。
ビットコインキャッシュの場合は
BITCOINCASH BLOCK EXPLORERのサイトへ移動します。
①. アドレスを入力します。

②. 中身が表示されます。


各仮想通貨に応じて使うサイトは異なるので事前に、残高を確認できるサイトを確認してからペーパーウォレットを作成することをおすすめしますね。
ビットコインキャッシュ(BCH)のペーパーウォレット出金方法
残高の確認方法は仮想通貨に応じて違いました。
ペーパーウォレットの出金方法も仮想通貨に応じて異なります。
ビットコインキャッシュの場合はブラウザの場合は
ELECTRON CASHから引き出すことができます。
ダウンロード後にPrivate Keyを読み込ませるように選ぶことができます。Private Keyを読み込ませて、送金すれば出金できます。

スマホからの場合はBitcoin.comのウォレットアプリからQRコードをスキャンする機能を起動します。
QRコードは当然、Private Key 読み込ませます。
そうすれば出金できるようになります。

ハードウォレットとペーパーウォレットのメリットデメリット

ペーパーウォレットは確かに安くて便利ですが、完璧ではありません。
ハードウォレットは少し予算が必要ですが使い捨てのペーパーウォレットよりも利便性が高まります。ただしこちらも完璧ではありません。
お互いの良いところと悪いところを並べてみましょう。
ペーパーウォレットのデメリットとメリット
❷. 作成途中でハッキングされる可能性がある
❸. 紙って不安
紙として保管するので劣化したりしますね。
あと、作成途中でハッキングされる可能性もあります。パソコンが苦手な人はハードウォレットが正直無難です。
❷. お手軽に作成できる
❸. ギフト券として利用したり、アドレスを紙以外の媒体に記載すればNotペーパーウォレットとしても使えて応用が効く
でも費用がかからないので魅力的ではあります。
ちょっと頑張ってみようという方はお試しで作ってみるのはありですね。
応用的な使い方もいろいろできると思うので是非、使ってみてください。
ハードウォレットのデメリットとメリット
❷. 機械なので突然壊れてしまうかもしれない
❸. 少し高い
金額に関しては費用対効果なので少額な人ほど割高な感じは否めませんね。
ですが、 100万円 以上を保有するのであれば、積極的に使ったほうが良いかとは思います。
どんなに優れていても電子機械ということには変わりないので故障するリスクもあります
とは言っても、壊れてしまっても復元パスワードがあるので結局、復活はできます。
ただし復元パスワードも紙などに保管しておかないといけませんので結局はペーパーウォレット的な扱いが必要になります。
相手からは ” 何の ” 復元パスワードかは分からないと思うのでその部分は違いますね。
ペーパーウォレットの秘密鍵が漏れた場合はアドレスの頭に特徴がありますのでバレます笑
❷. 複数の仮想通貨を一緒に管理できる
❸. 何度も使える
ハードウォレットはペーパーウォレットよりも便利に尽きます。
セキュリティに関してもどっちもどっちと言った感じです。
結局どっちがいいの?
お互いにデメリットポイントもほとんど違うのでペーパーウォレットとハードウォレットの2つ持つほうが無難です。
2年も3年以上の超長期で保管していくのであれば好みで選べば良いと思います。
筆者は3年以上であればペーパーウォレット派ですね。
ですが、普段使いは使い捨てなペーパーウォレットではなくハードウォレットですね。
「とりあえず、コールドウォレットと取引所を連携させて使いたい!」って思う人もいると思います。
その場合はハードウォレット一択ですね。
ハードウォレットに関しては下の記事に詳しく書いていますので読んでみてください。
仮想通貨のペーパーウォレット 作り方のまとめ
ビットコインキャッシュの他にも様々な仮想通貨のペーパーウォレットをWalletGenerator.netで作ることができます。
WalletGenerator.netではおおよそ 200種類の 仮想通貨のペーパーウォレットを生成することができます。
- Bitcoin
- DASH
- Zcash
- NEETCOIN
- Anoncoin
- PacCoin
- PIVX
- VergeCoin
- HTMLCoin
- Litecoin
- LiteDoge
- DeepOnion
- Dogecoin
- XP
などなど、有名なコインからマイナーなコインまでペーパーウォレットを生成できます。
とは言いつつも、すべてのメジャーコインに対応しているわけではありません。
他に有名な仮想通貨(イーサリアムやリップル)には対応していなかったりします。
イーサリアムのペーパーウォレットの作り方は下の記事を参考にしてみてください。
リップルのペーパーウォレットの作り方は下の記事を参考にしてみてください。
ペーパーウォレットも完璧なわけではありません。
ハードウォレットとの平行した使い方もおすすめしています。
また、セキュリティはたいていの場合は人のミスによって起こっています。
とは言っても、どのような部分を注意しなければならないのかとかイメージつきませんよね。
具体的な事例をサクッと下の記事で紹介していますので良かったら参考にしてみてください
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