( ハードウォレットとは何か について解説した記事です)
「仮想通貨で資産が増えて好きなことをしている自分の姿を想像してみてください」
行きたかった旅行や後回しになっていた親孝行をしたり、欲しかったものも買えるようになったりして充実した未来が見えてワクワクしてきますよね。
実際、暴落後でも高校生が1万円から初めて100万円以上に資産を増やしたり、サラリーマンが脱サラに成功していたりします。まだまだ誰にでもチャンスがありますよね。
ですが、見えないところで大きな資産を失ってしまう人がいるのもまた事実ですね。
その一つとして詐欺やハッキング、ケアレスミスのようなことで資産を失う人も多くいます。
投資判断のミスや、周りが見えなくなりすぎて資産を失うのであれば自分が責任ですのでまだ良いですが、第三者のせいで失うのは納得いきませんよね。
ハードウォレットを使えばその可能性がほぼ0になります。
投資した資産を守るということは未来を守るということです。
今回はそんなハードウォレットについてまとめました。
この記事を読めば、ハードウォレットの仕組みについて理解でき、あなたにハードウォレットが必要なのかどうかが分かるようになります。
草猫店長の目次ノート

ハードウォレットがやってくれること
ハードウォレットでそもそも何ができるの?
そもそもそこが分かっていないと記事を読むヤル気もでないというもの。
ハードウォレットを持つことで得られるメリットを説明したいと思います。
資産を安全に管理してくれる
当たり前ですね。
ですがどのくらい安全に管理してくれるのでしょうか。
どのくらい安全かというと 100% の確率で資産をハッキングから保護できます。
「この世に確かなものなんてないんだ」
と言う漫画のセリフが思い浮かんできた人もいるのではないでしょうか。
そのワケを解説したいと思います。
ハードウォレットはコールドウォレット!ホットウォレットとの違い

ホットウォレットとはインターネットに接続された資産のことを言います。
コールドウォレットとはインターネットから遮断された資産のことを言います。
ハードウォレットはもちろんインターネットから遮断された資産です。
ですのでインターネットから遮断した状況ではハッキングされる可能性は 0 ということになります。
長期保有でホットウォレットは論外
仮想通貨の長期で保有する場合はホットウォレットは論外です。
2018年は二ヶ月間だけで 合計720億円 のハッキング被害が生じています。
2011年から合算すると 1800億円 になります。
ほとんどはインターネットに接続されていたのでハッキングされて持って行かれています
複数の資産を守ってくれる
ハードウォレットの種類にもよりますが一つのハードウォレットで3、4つと数種類の仮想通貨を保護することができます。
いろんな種類のハードウォレット
Ledger Nano S | TREZOR | Ledger Blue | |
---|---|---|---|
取り扱い銘柄数 | 24通貨 | 13通貨 | 22通貨 |
内容 | 【メジャー通貨】 BTC, ETH, ETC, BCH, LTC, XRP, ZEC, DASH 【その他通貨】 STRAT, KMD, ARK, EXP, UBQ, VTC, VIA, NEO, XST, XLM, HSR, DGB, QTUM, PIVX, BTG, DOGE, MEW連携 | 【メジャー通貨】 BTC, ETH, ETC, BCH, LTC, XEM, DASH, ZEC 【その他通貨】 EXP, UBQ, NMC, DOGE,BTG, MEW連携 | 【メジャー通貨】 BTC, BCH, ETH, ETC, LTC, ZEC, XRP, DASH 【その他通貨】 BTG, DOGE, STRAT, KMD, EXP, UBQ, VTC, VIA, NEO, XST, HSR, DGB, QTUM, PIVX, MEW連携 |
目安の価格とスペック (時期で変動) | 1万5800円 | 1万3800円 | 4万9800円 |
特徴 | リップル対応 使いやすく対応銘柄が多い | NEM対応 シンプル | リップル対応 タッチパネル搭載・高機能 |
ハードウォレットによって特徴はいろいろ異なります。
XRPとNEMに関してはLedger Nano派 か Trezor派 かに別れるポイントになります。
長期保有する人には思わぬメリットがある
ハードウォレットも資産の取り出しに少し手間がかかります。
そのため、ちょっとした価格の変動で衝動的に売ったりしょうと思いません。
数クリックで売れる取引所に預けることとは違い抑制効果になります。
ハードウォレットの仕組み
改めてハードウォレットとは何か
ハードウォレットとは仮想通貨を保管することを目的にしたウォレット専用装置のことです。
どのように動いているのでしょうか。
ハードウォレットと資産の置き場所

ハードウォレットは資産を保管するためのウォレットですが、より正しくいえば ” アドレスを保管 ” するためのウォレットです。
” アドレスを保管 ” とはどういうことかと言えば、お金の入金と出金は仮想通貨のアドレスで行います。
仮想通貨のアドレスはブロックチェーン上のアドレスになります。
出金用のアドレスは ” 秘密鍵 ” と呼ばれ、入金用のアドレスは ” 公開鍵 ” と呼ばれます。
ちょうど、銀行でいうところの ” 印鑑そのもの ” と ” 実印 ” のような関係になります。
資産は全てブロックチェーン上で管理されていますよね。ですので、ブロックチェーン上のお金は全てブロックチェーン上にあるということです。

ですのでハードウォレットが管理するのは ” 資産そのもの ” ではなく ” アドレス(秘密鍵と公開鍵)を保管 ” するための装置になります。
これはペーパーウォレットでも同様ですね。

ペーパーウォレットの場合は紙そのものに ” 秘密鍵 ” と ” 公開鍵 ” が書かれています。
ハードウォレットの注意ポイント
インターネットから遮断して管理すること自体はとても安全です。
そのための使いやすさも考慮して作られたハードウォレットは費用対効果はまちがいなく抜群です。
一方で、使い方や利用の仕方という別の部分で落とし穴があります。
事前に知っておいたほうが良いので紹介します。
リカバリーフレーズを忘れない
一般的なハードウォレットだと 24個 のランダムに生成された単語がリカバリーフレーズになります。
これさえあればハードウォレットが壊れてしまっても再生できます。
逆にこれがないと再生は絶望的になります。要するに資産を失います。
秘密鍵を覚えているということは考えにくいので(別に紙で管理していれば別ですが。)
PINコードを3回間違えると死ぬ
すべてのハードウォレットかどうかはわからないのですが、PINコードを3回間違えるとデータが消去されるものもあります。
PINコードを間違えてしまうこと自体は仕方ないですが、リカバリーフレーズは必ず控えをとっておくことが大事です。
何も知らずにアップデートすると死ぬ
ハードウォレットの中にもファームウェアアップデート時にデータが消去したりすることがあります。
繰り返しになりますが、リカバリーフレーズは大事に保存しておきましょう。
一応機械なので壊れるリスクも考える
USBメモリやHDDも故障したりするようにハードウォレットも故障することがあります。
もちろん、リカバリーフレーズやPINコードを覚えていれば復元できます。
バグや不良品の可能性
たまにバグが混じった商品の可能性もありますし、配達時に故障してしまうような不良品をつかまされる可能性も0ではありません。
ハードウォレットを購入する前に考えること
正規の代理店経由で買おう
【注意換気】ハードウェアウォレットは公式サイトから直接購入しましょう。日本へもDHLで数日で到着します。Amazonや素性のしれない業者から買うと、悪意あるソフトウェアや改造が仕込まれている可能性もあります。Trezor公式サイト – The bitcon Safe https://t.co/wfUjtw5PKt
— 大石 Tetsu Bigstone (@bigstonebtc) 2018年1月2日
多少高くても正規の代理店から購入しましょう。
ハードウォレットにもともとハッキングするためのプログラムなどを仕込まれている可能性があります。
メーカーはケチらない
よくわからない中国の商品などを買うのはやめましょう。
よく分からないメーカーのハードウォレットを買うくらいならペーパーウォレットの方が安全だと思います。
日本語説明書がついているとこを選ぼう
日本語説明書をつけてくれるような気遣いがあるショップはお客からの評価を大切にしているショップです。
できればそうしたところから購入しましょう。
対応仮想通貨と保管できる銘柄数をチェックしておこう
保管できる銘柄はメーカーによって違います。事前にチェックしておきましょう。
オススメのハードウォレット 基本的に2択で良いと思う
オススメのハードウォレットを紹介したいと思います。
ですが、実際のところ日本で国内からまともな経路で購入できるのはLedgerシリーズかTrezorのどちらかになります。
初心者の方はまずはこの二つのうちのどちらかが良いかと思います。
Ledger Nano S

大体の方はLedger Nano Sで良いかと思います。
リップルも保管できて、操作性も良いです。
外部サービスも充実しているので扱いやすさもあります。
Ledger Nano Sの懸念ポイント
ウォレット作成にパソコンのブラウザを連携しないといけないので少しはパソコン操作に慣れていないと難しいかなと思います。
Ledger Nano Sのグッドポイント
XRPを保管できるのはLedgerです。あとで説明するTrezorにはついていません。
他にもXRPも扱えそうなハードウォレットはありますが、信頼できそうな代理店がまだないので間違いないのはLedger Nano Sだと思います。
サイズが小さい
見た目がスタイリッシュ
事前に使い勝手を掴みたい人は購入する前に日本語説明書が読めるページがあるので確認してみてください。
Trezor

TrezorはNEMに対応したハードウォレットです。
見た感じからしてシンプルです。
Trezorの懸念ポイント
Trezorは代理店から購入すると高いです。
Amazon経由だと 9000円 とかになっていますが、まともな代理店だと 14800円します。
価格差がすさまじいですね笑
ですが、もともとハードウォレット自体は少なくない資産を守るために購入すると思うので Amazonで購入するのは本当にお勧めしません。
変なウイルス仕込まれる可能性はぜんぜんあり得ると思います。
1万円以上の価格差があっても正規代理店で購入するのを勧めます。
これが気になるのであればペーパーウォレットをお勧めします。
Trezorのグッドポイント
操作がシンプルで、Ledger Nano Sと違いブラウザと連携しなくて良いので簡単に使えます。
Trezorの場合はデスクトップにアプリをダウンロードして使えば大丈夫です。
紹介する正規代理店のホームページに使い方が乗っているので自分で操作できそうか確かめてから購入してみてください。
ハードウォレットとは何か まとめ
ハードウォレットだからと言って必ずしも安全ではありません。
使い方を誤ると資産を全て失うこともあります。
仮想通貨ではどの保管方法も新しいもので、試験段階なものも多いです。
ハードウォレットもできたてなので潜在的にどのようなリスクがあるのかまだ完全にはわかっていませんからね。
そこを理解した上で利用できるこの記事の読者さんであればきちんと使い分けて例えハッキングに巻き込まれたとしても大きくないダメージでやり過ごすことができるかと思います。
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