イーサリアムでペーパウォレットを作りたいって思った時にそういえば専用サイトがないって思いませんでしたか?
筆者も探してみたのですが意外に見つからない中、MEWであれば簡単に作成できたので記事にしてみることにしました。
イーサリアムは世界初のスマートコントラクトの仮想通貨だけあってハッカー達に狙われやすいのでコールドウォレット管理は大切ですね。
この記事を読めば、イーサリアムでペーパーウォレットをサクッと作成できるようになります。
それでは解説していきます。
草猫店長の目次ノート

マイイーサウォレットの準備
まずはサイトへ移動したいのですがその前にセキュリティ上の準備を行いたいと思います。
できれば行っておきたい事前準備は以下の通りです。
- セキュリティソフトでウイルスチェック
- VPN接続
- プライベートウィンドウに切り替える
この3点はできれば用意したいです。
❶. セキュリティソフトでウイルスチェック
なんらかのセキュリティソフトを持っている人であればお持ちのソフトでウイルスチェックしてみて下さい。
追跡のマルウェア(ウイルス)に感染しているといけませんので。
セキュリティソフトを利用するべき理由については下の記事が詳しいです。
❷. VPN接続

VPNとはバーチャルプライベートネットワーク(Virtual Private Network)のことです。
インターネット上の住所を変装するために使います。
画像のようにVPN専用サーバーに接続すると相手からインターネットの住所が隠れてしまうので追跡できなくなります。
自宅のWifiを経由して作業している方が多いので大丈夫だとは思うのですが、念のために利用は推奨します。
公共Wifiなどで作成しようと思う方はほぼマストです。
VPNの役割に関しては下の記事が詳しいです。
❸. シークレットウィンドウに切り替える
これは一番簡単にできます。
シークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)とは閲覧履歴を残さずにネットサーフィンできるようになる各ブラウザに用意されているモードです。
①. シークレットウィンドウを開く(Google Chromeの場合)

②. このような画面が出ればOKです。

①. シークレットウィンドウを開く(Firefoxの場合)

②. Firefoxの場合はこのような紫色の画面が出てくればシークレットウィンドウモードになります。

①. シークレットウィンドウを開く(Safariの場合)

②. Safariの場合は検索窓がグレー色に変わります。これがSafariのシークレットウィンドウモードになります。


大金を預ける場合は上記3つの対策は基本だと思っておければと思います。
マイイーサウォレット(MEW)の公式サイトへ移動します

サイトへ移動した際に一番最初に表示されるこの画面で解説していきます。
イーサリアムのペーパーウォレットの作り方 〜図解説〜
①. 分かりやすいように日本語に言語を変えたら、パスワードを入力します。

ここは最強のパスワードを設定しておきましょう。
「お財布の作成」をクリックします。
最強のパスワードの設定とパスワードの管理については下の記事が参考になります。
②. Keystoreをダウンロードします。これは復元

③.画像の通り

このように印刷します。
印刷する前に、ここでアドレスもコピーして保管しておくと後で入金する際に楽になります。
④. 完成です。

あとは好きなところから入金すれば完了です。
イーサリアムのペーパーウォレットの残高を確認する
残高は簡単に確認できます。

これで入金があれば残高をチェックできます。
実際に大切な資産をペーパーウォレットへ入金する場合は テスト送金は必ず しましょう。
テスト送金はマスト です。
イーサリアムのペーパーウォレットから出金する
秘密鍵(シークレットキー)を使って実際のアドレスを入力していくだけで送金できるようになります。

事前にダウンロードしておいた「Keystore / JSON File」を読み込む手法もあります。
ただし、USBに「Keystore / JSON File」を保存して管理すると行った ” 自作ハードウォレット ” を作る場合は「Keystore / JSON File」を推奨します。
「Keystore / JSON File」をハッキングされたら引き出されてしまいますからね。このファイルもオフライン化(コールドウォレット化)する事をおすすめします。

秘密鍵(シークレットキー)を入力してこの画面になればOKです。
出金できるようになります。
一度出金したペーパーウォレットはどうすべきか
捨てましょう笑
ペーパーウォレットは一度も引き出しされていないからこそコールドウォレットとしての強みを発揮します。
可能な限り(生成時を除いて)、秘密鍵(プライベートキー)を晒さないようにしましょう。
一度でも引き出し目的で秘密鍵(プライベートキー)を使用したら捨てることを原則にすると良いと思います。
ですので、より詳しくいえば一度でも読み込んだ秘密鍵は捨てましょう。
秘密鍵(プライベートキー)と公開鍵(パブリックキー)の違い

公開鍵(パブリックキー)がいわゆる送金用の誰でも見れるアドレスになります。
一方で秘密鍵(シークレットキー)は自分だけしか所有しない金庫の鍵になります。
印鑑の例で説明すると、印鑑そのものになります。
ハードウォレットとペーパーウォレットのメリットデメリット

ペーパーウォレットは確かに安くて便利ですが、完璧ではありません。
ハードウォレットは少し予算が必要ですが使い捨てのペーパーウォレットよりも利便性が高まります。ただしこちらも完璧ではありません。
お互いの良いところと悪いところを並べてみましょう。
ペーパーウォレットのデメリットとメリット
❷. 作成途中でハッキングされる可能性がある
❸. 紙って不安
紙として保管するので劣化したりしますね。
あと、作成途中でハッキングされる可能性もあります。パソコンが苦手な人はハードウォレットが正直無難です。
❷. お手軽に作成できる
❸. ギフト券として利用したり、アドレスを紙以外の媒体に記載すればNotペーパーウォレットとしても使えて応用が効く
でも費用がかからないので魅力的ではあります。
ちょっと頑張ってみようという方はお試しで作ってみるのはありですね。
応用的な使い方もいろいろできると思うので是非、使ってみてください。
ハードウォレットのデメリットとメリット
❷. 機械なので突然壊れてしまうかもしれない
❸. 少し高い
金額に関しては費用対効果なので少額な人ほど割高な感じは否めませんね。
ですが、 100万円 以上を保有するのであれば、積極的に使ったほうが良いかとは思います。
どんなに優れていても電子機械ということには変わりないので故障するリスクもあります
とは言っても、壊れてしまっても復元パスワードがあるので結局、復活はできます。
ただし復元パスワードも紙などに保管しておかないといけませんので結局はペーパーウォレット的な扱いが必要になります。
相手からは ” 何の ” 復元パスワードかは分からないと思うのでその部分は違いますね。
ペーパーウォレットの秘密鍵が漏れた場合はアドレスの頭に特徴がありますのでバレます笑
❷. 複数の仮想通貨を一緒に管理できる
❸. 何度も使える
ハードウォレットはペーパーウォレットよりも便利に尽きます。
セキュリティに関してもどっちもどっちと言った感じです。
結局どっちがいいの?
お互いにデメリットポイントもほとんど違うのでペーパーウォレットとハードウォレットの2つ持つほうが無難です。
2年も3年以上の超長期で保管していくのであれば好みで選べば良いと思います。
筆者は3年以上であればペーパーウォレット派ですね。
ですが、普段使いは使い捨てなペーパーウォレットではなくハードウォレットですね。
「とりあえず、コールドウォレットと取引所を連携させて使いたい!」って思う人もいると思います。
その場合はハードウォレット一択ですね。
ハードウォレットに関しては下の記事に詳しく書いていますので読んでみてください。
まとめ
イーサリアムのペーパーウォレットの作り方 と周辺のことについてまとめました。
MEWの場合はオンラインで接続して作成するのが普通なのでオフラインで作業したい方は工夫が必要です。
(パソコン2台が必要だそうです)
他にも、おすすめのペーパーウォレットがあれば作成手順を解説してみたいと思います。
リップルのペーパーウォレットに関しては下の記事に書いています。
イーサリアムに関しては下の記事が人気です。イーサリアムの将来性について書いています。
良かったらシェアしてね♪ /