
仮想通貨のウォレットは種類が多いし、どれが安全なのかについても分かりにくいです。
どこのウォレットも製作者側はどこも自分が「安全だ」と宣伝しているので何を信じて良いのかも分かりにくいですよね。
この記事では、そもそも仮想通貨ってなんなのかについて解説しつつそれぞれの仮想通貨ウォレットを軽く紹介します。
そして都度、関連記事もまとめていますのでより詳しく知りたい人は自分の用途や知りたい気持ちに応じて各リンクへ飛んで行ってみてください。
草猫店長の目次ノート
仮想通貨ウォレットは大別すると2種類!

仮想通貨ウォレットは大まかに
ホットウォレット
コールドウォレット
この2つに大まかに分けることができます。
インターネットに接続されているか、接続されていないかで分かれます。
コールドウォレットとはインターネットに接続されていないウォレットになります。
インターネットに接続されないことにより、ハッカーはアクセス不能となります。
ホットウォレットとコールドウォレットにはそれぞれ保管するための手段があります。
2種類のウォレットを管理するための6種類の手段

ホットウォレットとコールドウォレットを管理するための6種類の手段があります。
モバイルウォレット(スマホ)
デスクトップウォレット(パソコン)
Webウォレット(ブラウザ)
ハードウェアウォレット(専用デバイス)
ペーパーウォレット(紙に印刷)
その他(金貨に刻む、秘密鍵を記憶)
上の6つの手段のかっこ書きにして記載しているように、スマホやパソコン専用、仮想通貨を管理するためだけにつくられたデバイスなんかもあります。
例えば、ホットウォレットとコールドウォレットの両方でモバイルウォレットがあります。
ただし、ホットウォレットは利便性に偏っていて、コールドウォレットは管理に偏っています。
セキュリティと利便性はトレードオフの一面もありますのでコールドウォレットは不便な分、セキュリティが高い傾向があります。
各ウォレットの関連記事のまとめ
あなたが気になるウォレットについて更に詳しくどんなものがあるのか知りたい場合は下の記事を参考にしてみてください。
【マルチウォレット縛り】仮想通貨のウォレットアプリ 【安全モバイル】
【 持ち味別 】 おすすめのビットコインウォレットアプリを用途で選定
【 持ち味別 】 おすすめのイーサリアムウォレットアプリを用途で選定
デスクトップウォレット(パソコン)
comming soon…
Webウォレット(ブラウザ)
メタマスクの使い方を画像28枚で解説!Metamaskの基本知識から送金まで
マイイーサウォレットの使い方 MyEtherWallet(MEW)で ETH ETC管理
【 GO!WALLETの使い方 】基本からマイクリプトヒーローズの連携まで
ハードウェアウォレット(専用デバイス)
ソフトに理解 ハードウォレットとは何か その仕組みや懸念点も解説
ガチンコ対決 ハードウォレット VS ペーパーウォレット 最強の安全管理
ペーパーウォレット(紙に印刷)
【200種類】 仮想通貨のペーパーウォレット 安全な作り方 | BTC BCH DASH
イーサリアムのペーパーウォレットの作り方 MEWでコールドウォレット保管
リップルペーパーウォレット 作成手順を図解説!Bithompの使い方を習得
ガチンコ対決 ハードウォレット VS ペーパーウォレット 最強の安全管理
その他
図解でわかるコールドウォレットとホットウォレットの中身
簡単にマインドマップと呼ばれるツールでコールドウォレットとホットウォレットの中身を図解説しました。
モバイルウォレット(スマホ)

専用ウォレット→一つの機能に特化、一つの仮想通貨に特化しているウォレットのことです。
マルチウォレット→複数のウォレットの管理に特化したウォレットのことです。
デスクトップウォレット(パソコン)

モバイルウォレットと連携できるアプリも多いです。
Webウォレット(ブラウザ)

メタマスク→イーサリアムのDAppsとの連携に必須なウォレットです。
マイイーサウォレット→イーサリアムの通貨を管理するための大定番なWebウォレットです。
ハードウェアウォレット(専用デバイス)

ハードウェアウォレットは少しずつデバイスに多様性が豊かになりつつあります。
Gincoが発表したICチップタイプのウォレットなども面白い管理方法です。
ペーパーウォレット(紙に印刷)

ある程度の知名度のある仮想通貨であればペーパーウォレットを生成するためのサイトが開設されていたりします。
その他(金貨に刻む、秘密鍵を記憶)

金貨→記念コインのように秘密鍵を刻印した金貨です。紙ではありませんがペーパーウォレットのジャンルに近いです。
ブレインウォレット→合言葉(ウォレットアカウントを復活させるパスワードのようなモノ)を記憶する方法です。
合言葉を記憶してアカウントを削除します。記憶力がバッチリなら安全性がもっとも高いと思います。
プライベートサーバー→企業が用意するようなサーバーです。Liquid by QUOINEのような取引所が扱っています。
などがあります。
安全な仮想通貨ウォレットって何?
安全な仮想通貨ウォレットの3つの条件はなんでしょうか。
①. 限りなくネットに接続されていない
②. 限りなく個人で管理できている
③. 故障しない
大雑把にいえば上の3つが安全なウォレットの条件です。
上の3つの条件を満たしたからと言って、コールドウォレット(ハードウォレットなど)を金庫に保管しておけば完全に安全なのかといえば、100%は保証できません。
例えばハードウォレットに関してはハードウォレットの電圧から秘密鍵を逆算するようなハットトリックなハッキング手法もありました。
詳細:Gigazin – オシロスコープを使ってBitcoinウォレットがハックできてしまうと報告される
人が思いつかない手法でハッキング被害に会う可能性は常にあるということは覚えておくと良いかと思います。
取引所が人によっては安全な場合もある
ハードウェアウォレットやペーパーウォレットは比較的に安全ですが、小難しい操作がわからないでお金を失う可能性もあります。
それにお金を移動させたいときにすぐに移動できなくて不便にもなります。
かといって「取引所に管理したままだと危ないと聞いた」
という人もいるかと思います。実際はおおむね正しいと思います。ただし、取引所の中には顧客の資産だけは別に保管してくれる取引所があります。
例えば bitbank と Liquid by QUOINE は顧客の資産をコールドウォレット管理しています。
つまり bitbank と Liquid by QUOINE は顧客の資産だけは別のオフライン(インターネットに接続されていないところ)に保管してくれています。
組織が管理してくれているので安心感も違いますしその辺のウォレットアプリ(ホットウォレットのやつ)よりもマシだと思っています。
すぐにトレードにも使えるので利便性も違うのでハードウォレットとかペーパーウォレットがとっつきにくいなという人は2つの取引所に保管するのはありです。
(大きな金額になるほど、管理方法を分散させて管理することをオススメします)
コールドウォレットの取り扱いにはリテラシーが必要
コールドウォレットは今の所「ハードウォレット」「ペーパーウォレット」の2つに分けることができます。
どちらもある程度のネットリテラシーのようなものがないと扱いづらいです。
コールドウォレットでオフラインといっても、事前準備にはインターネット接続しないといけません。パソコンが必要です。
インターネットに接続されたパソコンの接続を遮断したり、ウイルスに感染してないかウイルススキャンにかけてみたりとか、小さなところで知識や知恵が必要です。
しかも誰かにお願いしようにも他人に秘密鍵を晒すのはそれこそ危ないので全部、自分でしないといけません。
なので、しっかり調べてから利用しましょう。
仮想通貨ウォレットの紛らわしいポイント
ウォレットに関して勘違いしやすいポイントがあります。
それは”ウォレットは通貨そのものを保管していない”ということです。
ウォレットが管理しているのは”秘密鍵”であって、通貨そのものではありません。
秘密鍵の考え方になじみがない人からすると「え、どういうこと」って思うかもしれません。
通貨自体はブロックチェーン上で管理されている
ビットコインを想定して解説します。
ビットコインの場合、仮想通貨はブロックチェーン上で管理されています。

ブロックチェーン上で管理されたビットコインを実際に動かすためには”秘密鍵”と呼ばれるパスワードのようなものが必要になります。
“秘密鍵”はウォレットの持ち主しか所有できません。逆に言えば、”秘密鍵”を所有していることが持ち主であることを証明してくれます。

なので”秘密鍵”を使えば”秘密鍵”に結びついた残高を操作することができます。
操作するための”秘密鍵”をみんなが持っているウォレットで保管されている。という見方がより正しいということになります。
仮想通貨ウォレット まとめ

仮想通貨ウォレットの種類から基本的な知識、注意点のようなところまで解説しました。
仮想通貨ウォレットは今後も、バラエティ豊かになっていくと思います。
また、ウォレットに関しては一番スマホで管理できるウォレットアプリがお手軽で無難な選択かなと思います。
無難というのは、スマホのウォレットアプリの場合は端末そのものに秘密鍵(仮想通貨)を管理するのでコールドウォレットのように扱えるということです。


特に中国は検閲国家なので端末の半導体にクラッキングの回路を組んでいたりするって噂もありますね〜。
Android脆弱性の参考:Gigazine – Android搭載スマホがユーザーデータを密かに中国へ送信していることが発覚
オススメのウォレットアプリに関しては【マルチウォレット縛り】仮想通貨のウォレットアプリ 【安全モバイル】の記事を読んでみてください。
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