1月30日、山本一郎氏からコインチェック社が“架空”の仮想通貨を販売していたという大きなリーク記事がアップされました。世間を騒がせるリーク記事がアップされている間に、ついに犯人にも動きが見られました。どのような意図かわかりませんが各アドレスに100XEMずつ送金する形跡がログから見られたそうです。どうなっていくのでしょうか。
前回の記事
前日の概要(1月29日)
❷コールドウォレットの難易度を自作して試してくれる人が現れる
❸みなりん*さんから「ここはコミュニティーの力を結束して、違うものは違うと正しい情報で啓蒙して行ければと思っています。力を貸して下さい。」とのメッセージが入る
まとめ方
この記事は一番活発にみなりん*さんのやり取りが行なわれているテレグラムから重要そうな部分と場の雰囲気が伝わりそうな部分だけをトリムしてみなりん*さんが語っていたことを時系列順に並べるものにしました。要所要所で必要そうな情報があれば筆者が追加していきます。
テレグラムの実際の会話を確認する場合はこちらをクリックしてください。(テレグラム【Telegram】の利用にはアプリケーションのダウンロードが必要です。Telegramの公式ページ)
まとめの中には様々なNEMの独自用語が出てきます。外部リンク:NEMの説明書に解説があります
コインチェックハッキング事件 1月30日 のテレグラム中継まとめ5
事件5日目 1月30日 0時

日常で秘密鍵などの言葉に馴染みのない方は少しとっつきにくいかもしれませんが図解で分かりやすく説明されています。
事件5日目 1月30日 3時

コインチェック社「持ってないコインを消費者に売る」商法と顛末(山本一郎) – Y!ニュース https://t.co/vHDyFUgeed
— 山本一郎(やまもといちろう@告知用) (@kirik) 2018年1月29日
冒頭のコインチェックが”架空”の仮想通貨を販売していたというリーク記事です。ここは実際に調べてみました。
コインチェック社が、このNEMとともに「Litecoin」「DASH」などの仮想通貨を扱い始めると発表されたのは、2017年4月19日とされています。実際に顧客UIに取り扱いの表示がなされ売買が可能になったのは4月20日未明と見られます
NEM/XEMの購入履歴を追跡してみると、コインチェック社のウォレットに初めてNEM/XEMが移動したのは2か月が経過した17年6月12日です。取引が開始されていたにもかかわらず、それまでコインチェック社は顧客に引き渡すためのNEMを入手したエビデンスが見当たりません。
【待望リリース!】
取扱通貨に「NEM」「Litecoin」「DASH」が追加となりました!今回追加されたのは、特にご要望の多かった3種となります。売買は日本円とビットコインで可能です。https://t.co/Z5C2OEjb1D #coincheck #ビットコイン pic.twitter.com/uVJDTsKphd— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年4月19日
NEMbex v.3.2から確認してみます


確かに6月12日に最初の目立ったお金の受け取りの確認ができました。もっと前を遡ってみましょう。

実際の最後のページは6月8日でした。ただし、大きな金額が動いたのは紛れもなく6月12日のようです。
仮に金融庁に提出したこのアドレスのみにしかコインチェック社がお金の受け取りに使っていないという前提であれば、4月19日からの2か月間未満の期間は持ち前のXEMはなかったようです。
山本一郎氏が出してるものは事実だと思われるんですが、これって、GMOもDMMも、YJFXも、日本のほぼ全部のFX業者がやってるんですー!!!!本当なのー!ノミ行為は日本は合法で、コインチェックだけがやばいことやってるんじゃないです!(でも、私は昔からありえないやり方だと思ってます)
— Ai@仮想通貨【暗号通貨】 (@crypto_nori) 2018年1月29日
持ってないなら盗まれたとNEM財団も言わないし、ブロックチェーンにも残ってない(盗む以前)でしょ。。。
— 茶男 (@ciao111i) 2018年1月29日
このような意見もありました。
それに加えて実際に2017年のコインチェックの取引高は4月は352億円です。5月は1136億円です。6月は1437億円です。
ここで世界のマーケットシェア率を見てみましょう。世界の仮想通貨マーケットの内、半分以上はビットコインとイーサリアムがほとんどの取引高を占めています。

内、全体のNEMの市場シェア率からNEMの取引高をコインチェック社の取引高に当てはめてみます。
計算結果として、仮に本当に“架空”のNEM販売をしていた場合、4月2億円、5月14億円、6月33億円の“架空”の販売をしていたことになります。ザックリと3ヶ月(本当は”架空”期間は2ヶ月未満)の合計は49億円分程度です。49億円程度の“架空”のNEM販売をしていたということになります。(草コインなどは全部含まれていないので本当にザックリの推測です。)
このようにここ最近の3兆円取引高に比べると目劣りはします。しかし、金額とは別に仮に事実であればモラルの面でどのみち評価は下がる問題ではあるかと思います。
事件5日目 1月30日 6時〜9時

事件5日目 1月30日 13時

誤った情報は拡散して欲しくないとのことです。
事件5日目 1月30日 17時〜19時


zaifの朝山社長陣の力で日経の記事に訂正が入れさせたとのことです。一つ一つのメディアに訂正させていく草の根活動を行っている模様です。

みなりん*さんは身銭を切ってモザイクを使っているようです。
事件5日目 1月30日 23時

ついに犯人が動き出しました。

アドレスを追跡してくれている方が現れました。
NEMの犯人のアカウント https://t.co/xYCELvGwGp から送金が始まった件ですが、送信先をざっと見た感じだと、過去に犯人のアカウントにXEMと一緒にメッセージや適当なMosaicを送ったアカウントに対して無言で100 XEMをブツケてる感じです。マーキングを付け返すためでしょうか。 pic.twitter.com/ECMEoKP4lS
— がぶ (@gabu) 2018年1月30日
例えば最後から2番目のアカウントは過去に犯人に対してこんなメッセージを送っていたようです(意味は分かりません) pic.twitter.com/rVoI4op8hJ
— がぶ (@gabu) 2018年1月30日
最後から4番目(あなたはギャンブルを行う最高の男、あなたのために蛇口の報酬です。それでも、xemをCoinCheckに返します。あなたは人生のすべてを握ることができません。)Google翻訳つら… pic.twitter.com/FSzMlYWKon
— がぶ (@gabu) 2018年1月30日
最後から5番目はメッセージが暗号化されていました pic.twitter.com/6zv5T9JADW
— がぶ (@gabu) 2018年1月30日
最後から7番目はメッセージが暗号化されていたので読めず。8番目は What makes you so that. pic.twitter.com/IPgNnIOzRK
— がぶ (@gabu) 2018年1月30日
最後から9番目はシンプルに「What’s happened?」でした。古い方から新しい方へ調査していったのですが、最初に1番目と2番目に100 XEM送っていたようなので、この2つのアカウントは計200 XEM受け取っているように見えます。結局全部調べてしまいましたが謎は深まるばかりでした。。。
— がぶ (@gabu) 2018年1月30日
最後から3番目(よく分からない・・・) pic.twitter.com/nLRRPAtCMQ
— がぶ (@gabu) 2018年1月30日
あれ?最後の送信先だけ「過去にメッセージやMosaicを送ったアカウント」という法則から外れて過去に何のやりとりもないアカウントだ…しかもなぜかPublic keyが表示されていない…謎い。
犯人はXEMをバラまいた時にどうやって追跡されるかを試しているのか??— がぶ (@gabu) 2018年1月30日

犯人の意図はなんだったのでしょうか。犯人の動きは世界に拡散されており、世界中で犯人が追跡されています。そしてこの事実が広まれば広まる程、監視力は高まっていくように思われます。
1月30日まとめ
遂に犯人が動き始めました。モザイクを送りつけた人を中心に返す動きはまるで相手の反応を伺うかのような動きとも取れます。これに対してみなりん*さんを始めNEM財団はどのように動いていくのでしょうか。
無報酬で活動しているみなりん*さん。ネムを持っている方はみなりん*さんに投げ銭を入れてやってみてください。もれなく喜んでくれるかと思います。

NEM MembershipID:NEM-000616 Donation: NB3O425TAD7DK3R7OXMAMO55ELRFKIZBIO5QVZJS
この事件は記事のシェアをして知名度を高めるだけでも犯人の監視及び捜査に参加することができる事件です。ぜひ捜査のご協力をお願い致します
(2018年4月15日 追記:捜査は秘密裏に行われています。シェアは不要となりました。詳細は日を改めます。)
次の記事
関連記事
最新記事のお知らせは草猫店長@CryptoKusacoinで行っております。
仮想通貨のことがよく分からない方向けの記事
良かったらシェアしてね♪ /
コメントを残す