「暗号資産の古物商がすごいことらしいけど何が違うの?今までの仮想通貨でのやり取りとの違いがいまいちわからない」
そんな方へ向けて記事を書きました。
暗号資産古物営業が認められたことにより、仮想通貨交換業だけではできなかった業態が新たに可能になります。
これからイノベーションが起こる領域だと思います。
既存の仮想通貨業界と連携してイノベーションを起こしていきます!
是非注目して下さい! pic.twitter.com/hSVQlXQDJ0— 暗号資産古物商協会 岡部典孝 (@noritaka_okabe) October 30, 2019
結論から言うと、暗号資産古物商は二つの可能性があります。一つは目は「決済として仮想通貨が普及しやすくなる」二つ目は「間接的にICOのように投機銘柄を売買することができる」
詳しく解説します。

草猫店長の目次ノート
1. 決済に仮想通貨が普及しやすくなる
古物商(こぶつしょう)は、古物営業法に規定される古物を、業として売買または交換する業者・個人のことである。 なお、古物をレンタル、リース等する場合であっても、顧客に貸与し、または顧客から返還を受けることが同法の「交換」に該当し、古物商に該当する。
Wikiの解説だと少しわかりづらいと思います。要するに中古品を売買する事業になります。仮想通貨を経由して中古品の決済が可能になるということです。
日本の古物商
・ブックオフ
・買取王国
・セカンドストリート
中古本屋さんから古着屋まで国内有名なチェーン店も古物商の事業者となります。
暗号資産(仮想通貨)の古物商
上記、暗号資産の場合はどのようなところで活かせるのでしょうか。
まだ現実世界で仮想通貨を決済に導入するにはハードルが高いです。仮想通貨のウォレットを用意し、取引所で両替してそれからウォレットへ送金して、決済するにしてもカード決済なんかよりも手間がかかります。
ですのでデジタル上での中古品のやりとりがメインになるのかなーという印象です。
例えば、Yahooオークションやメルカリなどのプラットフォームで中古品のみで縛れば決済に仮想通貨を用いることが合法でできます。
同時に #古物商SSI でログインして使える
『暗号資産古物商 #多通貨オークション』プラットフォーム
開発開始。分散型で利用できる便利な個人情報管理システムということを自分で実証していくスタイルw#暗号資産古物商 売買プラットフォームは
『メルカリ x 仮想通貨取引所』
のポテンシャル有🚀 https://t.co/z2zsW92b3i pic.twitter.com/3S6O3dqgMI
— ジョーカーラビットくん 🤡 Why So Voerious? (@ocrybit) November 14, 2019
既にプラットフォームを作っている方もいます。
仮想通貨を含む複数の通貨によって売買できるそうです。当然、モノの売買に仮想通貨が用いられるケースが増えれば実需としての価値が高まることにつながります。
2. 間接的にICOのように投機銘柄を売買することができる
二つ目の暗号資産の古物商における可能性として投機銘柄との交換に用いるということです。
こちらに関しては懸念される人が多いと思います。実際のところ、通貨を得る目的のために価値のないモノを送りつdけるICOのように投機銘柄を売買することが可能だと思います。
監査役のポジションが現れる
暗号資産古物商協会が設立されました!
当協会は違法行為やグレーゾーンが数多く存在する暗号資産業界において、特に暗号資産古物市場の健全な発展を目的として発足しました
これからマネーロンダリングの排除/テロ資金供与防止などを通じて、市場の透明化に全力を上げてまいります
— 【公式】一般社団法人 暗号資産古物商協会 (@ca3org) November 4, 2019
怪しい通貨やプロジェクトに関しては暗号資産古物商協会を通じて行えるように整備していくようです。
予定では警察から情報をやり取りすることで監査に加えて最新情報を提供していく予定とのこと。
ブロックチェーン業界ということもあり、仲介者が増えてしまうことは賛否両論ありそうですが、怪しいビジネスの数は減らせるかもしれません。
これからどのような展開を見せるのかはぜひフォローして見ると良いのかなと思います。
もともと合法だったことが周知されただけではある
【警察庁公式見解】
近年の仮想通貨で様々な取引等が行われている現状や古物の売買のほかに交換することも古物営業であることを踏まえると、当該営業が古物営業法に規定する古物営業に該当するのであれば、古物商の許可を受けた上、仮想通貨や他の法定通貨で取引することは差し支えないものと解する。 pic.twitter.com/Hbj8ZdwNyw— 暗号資産古物商協会 岡部典孝 (@noritaka_okabe) September 24, 2019
この記事を見ている人なら岡部さんのツイートを見た方も少なくないと思います。このツイートをはじめとして暗号資産の古物商が話題になりました。
法律が変わったのではなく、警察から確認を取れたということは、言い換えるともともと本来はグレーではなかったことが知れ渡ったということです。(それでも回答をもらえたこと自体がすごいですが)
新品である場合は警察の許可が不要とのこと
詳しくまとめて頂きありがとうございます!
少し補足すると、新品であれば原則として警察の許可なく商売できますね。
中古品は盗品売買防止の観点で警察が許可した人・企業のみ買取できます。— 暗号資産古物商協会 岡部典孝 (@noritaka_okabe) November 16, 2019
岡部さんより補足をもらったので記載します。新品の場合は許可なく商売できる。とのことです。
みんなの声
暗号資産古物商に参画すれば、国内でも事実上BSVの相対取引が可能なんじゃね?🤔
カネ→BSV(交換業必須)
BSV→カネ(交換業必須)カネ→モノ→BSV(古物商必須)
BSV→モノ→カネ(古物商必須)偏見もあるだろうけど、交換業より古物商のほうが圧倒的にハードル低そう😑
— ヤギ氏@勝手に日光BSV観光大使 (@bitcoinsv_jp) November 5, 2019
アメリカではLibraの発表、中国がブロックチェーンへの本格稼働開始、
一方日本では、暗号資産取扱古物商が認可される、様々な企業がブロックチェーンでの協業を発表 etc…日本も頑張ってる
ブロックチェーン元年と言っていいほどに、着実にブロックチェーン業界が動いている https://t.co/6kdeDIFEDM— 荒巻 陽佑 | Yosuke Aramaki (@AramakiYosuke) October 30, 2019
ただ単に暗号資産扱うのが初めてだからでは?
何度か言っているように未上場暗号資産は需要がないですよ。
未上場暗号資産で需要があるとしたら上場期待があるもののみ。
金は値段がついて需要と供給があります。
未上場暗号資産は?マッチングが難しい上に需要がね。— Kazu228 (@kazu228) September 29, 2019
ブロックチェーンエンジニアはまだ出来て間もない職種だし
暗号資産古物商に至ってはこれからが本番という職種
政党のあり方だってWebアプリを活用した新形態に変えていく
結局キャリアは投資なんだよ。古い職種に投資して未来のリターンが多いならいいが、自分で新領域を開拓する方が俺は好き
— 城谷 弘明@暗号資産古物商 (@IYRKcryptoJ) November 15, 2019
暗号資産は古物商って何? まとめ

暗号資産古物商は期待の声の方が大きいなという印象です。
私個人としては警察に管理されながらでないと売買できなくなるのは微妙だなという印象ですが、グレーではなく合法に参入できるようになった声明により、そこそこのサイズの企業も参入しやすくなるのではないでしょうか。
今後とも期待ですね。
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