急成長を遂げているエストニアのスタートアップを紹介

こんにちは。この記事を書いている最中もエストニアのタリンに在中しています。

先日は現地企業の人と「LIFT99」でミーティングをさせてもらいました。「LIFT99」とはエストニアのスタートアップが集まるコワーキングスペースです。

 

「エストニアって電子国家として有名なのは知ってるけどどういう会社があるの?」

「できるだけ最近の情報でエストニアの盛り上がっている企業を知りたいなあ」

 

という人に向けて今回は記事をまとめて見ました。

エストニアでスタートアップといえばSkypeが有名ですね。Skypeの創業メンバーたちはSkypeを流行らせたあとも投資活動を行ったり別のスタートアップに携わっているそうです。

そのことからSkypeマフィアという異名まで持っています。

 

マフィアというのは有名投資家であるピーターティールのPaypalマフィアを意識しているネーミングですね。

そんなSkypeを輩出したエストニアのナウでホットなスタートアップを紹介したいと思います。

 

エストニアで盛り上がっているスタートアップ 結論

スタートアップについてはそこまで僕は詳しくありません。

ですが、130万人の人口のマーケットを狙っていては成長できないとほとんどのエストニアの創業者は考えてグローバル展開できるスタートアップがたくさんあるんだろうなと思いました。

そのため上手くハマれば一気に世界のシェアを巻き込める可能性のプロジェクトがたくさんあります。

 

下に、その上手くハマったケースの中でも5つの会社をピックアップし、簡単に他の面白いスタートアップも軽く紹介していきます。

 

特に盛り上がっている5つのスタートアップ企業

 

エストニアの盛り上がっているスタートアップ
❶. Taxify

❷. Transferwise

❸. guardtime

❹. E-Agronom

❺.InLeap

 

❶. エストニアの未成年が生んだ配車サービスTaxify

Taxifyの公式サイト

TaxifyはUberのエストニア版に近いサービスになります。現地人はもちろんですが現地に住んでいる日本人学生もよく使っていました。

 

東欧からアフリカを中心にサービスを展開して行っているそうです。

見た目はUberを真似しているようですが、使いやすさに関しては工夫がなされているそうで、高齢者でも扱えるデザインになっているそうです。

 

Taxifyはドライバーが支払う手数料がUberよりも安いそうです。

 

Taxifyの成長

創業時のCEOは2013年で当時19歳のエストニア青年でした。

 

最初はタリンから導入したTaxifyはUberよりも少ない資金で利益をあげつつエリア展開と赤字を出しながらも試験と開発に注力しています。

1年の間にロンドンからウクライナまでエリアを拡大しており、17年度から2018年度にかけて初めて南アフリカに進出しました。

 

2017年度末の時点で24カ国をカバーしていたそうです。

 

ケニアやケープタウンにもTaxifyを展開しているそうです。

 

中国の有名な配送サービスDidiともパートナー関係を結んだそうです。

企業価値は10億ドルと評価されているそうです。

 

❷. 送金手数料の中抜きをカット!安くて送金を簡単にするTransferwise

Transferwiseの公式サイト

「さよなら銀行の送金手数料。ハローワールド。」

世界中に銀行口座を保有しているTransferwiseです。

世界中の口座を利用して利用者が換金することを手伝います。

 

シミュレーションをみるとわかります。

上はシミュレーションですが日本円をユーロに換金する際に、TransferWiseはworldremitに比べて半額ですみます。

 

透明性と公平さを売りにしているそうです。実際、コルレス銀行を始め、国際送金の際に間の中抜きはとても多いです。

 

TransferWiseの成長

TransferWiseの2017年度?の純利益は800万ドルだったそうです。

2011年に設立されてから経営が続いています。2018年度の前半期はエストニアでもっとも税金を収めたスタートアップとのことです。

 

❸. 国家ブロックチェーンを実装した会社 guardtime

guardtimeの公式サイト

エストニアとブロックチェーンの関係 滞在してわかった電子国家としてのエストニアでも紹介しています。

guardtimeは政府と協力して設立されているブロックチェーン企業です。

100人を超えるエストニアの暗号学者やセキュリティの専門家が揃っています。

 

エストニアが国民データを管理しているKSIブロックチェーンはguardtimeから作られています。

 

guardtimeの凄さ

ビットコインが出現する前の2007年の段階でブロックチェーンを導入するために実験しています。

実際にデータを扱い始めたのは2012年だったそうですが、政府としての利用ケースば間違いなく世界初です。

 

guardtimeは暗号学者が多数いますが、暗号学者自体は1960年代から研究者がいます。

ブロックチェーンを早期に小さいといえど国家規模で実装できただけあり、最先端のブロックチェーンの研究も進んでいます。

今はCOSMOSと呼ばれるプロジェクトを進行中です。

 

❹. 農家がもっと自分の時間をつくれるようになる E-Agronom

E-Agromanの公式サイト

E-Agromanはファームの管理をテクノロジーを使って簡単にするためのソフトウェアを開発しています。

ファームの管理は今までエクセルを使っていたくらいでほとんどアナログの世界です。そこにグーグルマップと連携したソフトウェアを使うことで時間を節約できるようになるそうです。

 

平均55歳の人たちに使ってもらった実績があるそうです。

 

動画はデモでソフトを動かしているところです。

 

蛍光色の線に囲まれている部分が保有している農地だそうです。

それぞれの農地の収穫具合や進捗具合がわかるようになるそうです。

 

過去の収穫量も履歴に残せるので畑の調子がいいところや悪いところでの農地計画が楽になるそうです。

 

 

❺. オンラインで簡単に法人を設立できるLeapIN

LeapINの公式サイト

エストニアの「e-residency(電子居住権)」を取得してからオンライン登録を行います。最短18分で設立できるそうです。

登録を支援するだけでなく諸経費や請求書なども自動で税金計算してくれる支援ツールも提供しているそうです。

 

LeapINを利用すれば、エストニアで起業して、面倒な書類もなくオンラインで完結し世界とビジネスが行えるようになります。

 

世界のデジタルノマドが小さなタスクでも世界と煩雑な事務処理がなくてもやり取りできるようにすることを実現しています。

現時点でグローバルなフリーランスは1億人に近づいているそうです。

 

幅広いアプローチ!世界を狙ったスタートアップが多い

 

国がブロックチェーンのスタートアップ?

 

 

まとめ

日本人として見習いたいのは、日本人の場合は国内マーケットの中でメシが食える安心感から、まずは国内から成長させているところです。

確かにそっちの方が失敗しにくいです。ただ、ほとんどの人や投資家も似たようなことをツイッターやらなにやらで話しているので天邪鬼になる価値はあるんじゃないでしょうか。

 

投資も経営も編集者に近いかもしれません。

誰も評価していない価値観を、わかりやすくプロダクトという形にして(編集して)それに気づきを得た人が集まって世の中に広まっていきます。

 

ここで早期に始めていた人ほど低い価値から正常な価値まで価値の利ざやを報酬としてもらうことができますよね。

 

あえて国外から日本も含めたマーケットで戦うのは価値が考えられているより高いかもしれません。

少なくともチャレンジしてみる価値はあると思うのでぜひ、エストニアに興味がある人はまずはお金は二の次で訪問してみてください。

 

ところで、エストニアとブロックチェーンの関係については深く知っている人はあまりいませんよね。

エストニアにとってブロックチェーンは海外へ電子国家としての身なりを整えるためのアピールに過ぎないなんてことはなく、歴史的な文脈を辿って国家レベルで採用されるようになっています。

 

エストニアでブロックチェーンが採用されるにいたったルーツについて知りたい人はエストニアとブロックチェーンの関係 滞在してわかった電子国家としてのエストニアを読めばわかるようになります。

エストニアとブロックチェーンの関係 滞在してわかった電子国家としてのエストニア

2018.10.07