100兆円超「 ブロックチェーンの物流業界 」は限りなく透明に近い物流か

ブロックチェーンの物流業界 サムネイル

こんにちは!私はこの記事を書く数日前から仮想通貨のことが好きすぎてエストニアに到着しました。

 

今回はブロックチェーンと業界の関わりについてサクッとトレンドを抑えられるような記事にしました。

 

凜とした女性
ブロックチェーンが世の中をどう変えてくれるのか今いち分からない
マッチョな男性
日常とほど遠いイメージがあるんだけどどう俺たちの生活を変えてくれるんだ?

 

少し悲観的にみるとブロックチェーンはたかだか「自動化した台帳システム」にすぎません。

ただそれを誰にも悪さをされずに持続的に稼働していけるという点が簡単そうで実は誰もできなかったから凄いと言われています。

 

しかしそれ以上のものではありません。

 

そんなものが世界中のメディアや投資家を賑わいつかせています。一体なぜでしょうか。

その一つの業界として今回は物流業界に焦点を当てて解説したいと思います。

 

実は特に物流業界ではIT化がほとんど進んでいません。それなのに 100兆円 を超える市場を誇っています。

 

一方で 2022年までには 150兆円 を超える勢いだそうです。

もしも、この巨大マーケットにブロックチェーン普及して、物流業界で流行ったとしたら、大きく私たちの生活のある部分を短縮してくれ流ようになります。

その短縮とはなんでしょうか。

 

この記事を読めば、dApps以外におけるブロックチェーンの応用事例を知ることができます。

その前にブロックチェーンの仕組みを知りたい人は下の記事からどうぞ。

ブロックチェーンとは ~やさしく仕組みを覚えて仮想通貨を楽しむ~

2018.08.24

 

ブロックチェーンが物流業界に普及するとどうなるのか

結論から言います。5つの点で物流を変えてくれます。

 

貨物船を中心とした物流の変化
❶. 国際輸送のスピードが一気にアップ

❷. ブロックチェーンが普及した物流の世界ではして送料が安くなります。

❸. 配送リスク(紛失など)が低下する

❹. IT化を加速化できるようになる

❺. 環境改善

 

これまでの貨物を中心とした物流業界でとても大きな問題がありました。それはコミュニケーションと契約書の多さです。

 

たった一つの貨物船が冷蔵輸送するのに必要なやり取りは 200回 を超えるそうです。

それだけやり取りを行っていても貨物盗難が頻繁に起こって消費者の負担への大きなしわ寄せになっているそうです。

透明性がない分、隙があるということです。

 

また複数の国をまたぐため途中の検閲や国際問題なども絡んできます。

 

理不尽な対応をとる仲介者がいても、国際的な問題と絡んでいれば仲介者に合わせて対応しなければなりません。

 

海を渡るためだけに多くの背景をもった利害関係者を巻き込むということですね。そして多くの利害関係者にそれぞれの対応を求められるということです。

 

これを世界的にフェアな方法で処理、しかも自動的に行えるようになれば効率化が一気に進むのは容易に想像できます。

 

❶. 国際輸送のスピードが一気にアップ

すべて代替できるかわかりませんが、一回の輸送に 200回 のやり取りのほとんどを自動化できればかなりの時間を節約できることがわかります。

無駄な契約書の発生もなくなりブロックチェーン上で公平に保管されるようになります。

 

その分、早く到着することは間違いありません。お金のやり取りに面倒な手続きが必要で、貨物に関わる支払いにはだいたいで 45日間 も時間かかるそうです。

 

すべてにおいて人が関わるせいでかかる無駄な時間がたくさんあるということですね。

 

❷. 送料が安くなる

今まで人がチェックしていたことを自動化するのですから、総コストが減ります。

それも国際的な問題も自動化できるので大幅に改善できることが予想できます。

 

最終的には消費者の送料が安くなると思われます。

今まで、数百円の商品を買うのに数千円の送料が当たり前でした。

 

また、貨物盗難に対するリスクのせいで 20% も送料が上乗せされているとも言われています。透明性が高くなればおのずと 20% の負担も減るはずです。

 

❸. 配送リスク(紛失など)が低下する

ブロックチェーンによりすべての商品がタグ付けされることが想像できます。

そうすると、アナログに行っていた商品チェックなどもすべて自動で追跡が行えるようになります。

 

いつ、どこで、誰が関わっている時なのかというのも合わせて自動で履歴をとってくれるようになります。これは悪いことが行ったのか透明になるということです。

そうすると今までのチェック漏れやなんらかの謎の理由で到着までに1年以上待たされるといったこと、商品自体が紛失してしまうリスクが一気に減ります。

 

仮に紛失してしまってもどこで無くなったのかが分かるため責任が見えるようになります。

利用者としては安心して国際輸送に貨物船を利用できるようになっていくことが想像できます

 

それだけでなく、人間よりも細かい温度管理もセンサーで取得してブロックチェーンにデータを送ってあげれば細かなデータ管理もできます。

すべての人がデータからどのような管理状況で運ばれてきたものなのかが見れるようになります。

温度に過敏で人の命に関わるものがより、安く、安全に運べるようになれば今まで輸送に適していないと思われた医療品も運べるようになるのではないでしょうか。

 

❹. IT化を加速化できるようになる

世界の貨物におけるデータを一つの基準で集めることができるようになります(それに近づいていきます)

そうするとデータ分析の正確さがまして、IT化に応用することができます。

 

最終的には船長のいない貨物船とロボットが管理する貨物船が登場するかもしれません。

物質を扱うことがメインですのでIoTとも親和性が高いです。

 

❺. 環境改善

貨物船やトラックを含めて、 100% にスペースを有効活用できていません。

有効活用できていない理由としてはサイズの問題や想定外の状況を考えて余裕をもたせていることもあれば、単純に見当違いだったことも含まれているかと思います。

 

ですが、事前に箱のサイズや積み方について自動で計算できるようになればスペースの有効活用ができるようになります。

そうすると無駄に使われていたトラックが減って環境汚染を防ぐことができます。

また、紙の書類はいうまでもなく減ります。

 

環境に優しくなって行きます。

 

結局は消費者が豊かになれる

5つの改善できる未来を紹介しましたが、結局は消費者がもっと便利に安いサービスを受け取れるようになります。

しかも誰かの苦しみの上に立つ者ではなく、ブロックチェーンの自動化したシステムによる効率化ですので日本の過労とはまた別問題です。

 

今、あなたを含める先進国で一番、みんなが求めている(と思われる)要望はなんでしょうか。

私は即日配達だと思います。

 

統計で言えば、特に家具の分野では世界の過半数の人たちが即日配達のために送料を多く負担するそうです。

国内でもAmazonが野菜を即日で配達するサービスの提供を始めています。

 

世界も国内も即日配達を求めているということです。

もちろん、国内の場合は配達員に負担がかかるのであれば即日を気にしない多い珍しい国ではあります。それもシステムによる効率化であれば喜んで受け入れるのではないでしょうか。

 

先行者の企業にとっても嬉しい

先行者として参入した企業は 50兆円 ほどの利益を得られるチャンスと言われています。

世界の金融グループ、モルガンスタンレーによる発言です。

 

大幅な人件費の削減に加えて無駄なやり取りが減り、人間よりもきめ細かい判断ができる可能性をブロックチェーンは秘めています。

先に導入すれば大きな実が未来に待ち受けています。

 

仮想通貨は使われない可能性がある?

実際にどの仮想通貨でブロックチェーンが利用されるの?

という疑問もあるかと思います。

その点に関しては、仮想通貨という形では利用されないかもしれません。

 

仮想通貨に投資をメインに関わっている人であれば、ビットコインは○万円、イーサリアムは○万円というように価値が通貨についています。

 

物流業界で利用される場合はおそらく、次に説明するコンソーシアム型ブロックチェーンなどに支配される可能性があります。

 

これは、すでにデータをチェックする人が限定されているため、通貨を発行する必要がないブロックチェーンです。

 

コンソーシアム型ブロックチェーンの登場

では、コンソーシアム型ブロックチェーンとはどのようなものでしょうか。

IBMが大きく関わろうとしているのがこのブロックチェーンです。

コンソーシアム型ブロックチェーンを物流業界に導入しようと画策中だそうです。

 

コンソーシアム型とはいわゆるプライベートチェーンの一種になります。

プライベートチェーンは一つの組織がマイニングでいうところの承認を行います。

データに不正がなかったかどうかを確かめるということですね。

 

コンソーシアム型はもう少し幅広く、複数の組織がマイニングでいうところの承認を行います。

これをコインを発行せずに構築しようというのがIBMが物流で開発しようとしているコンソーシアム型のブロックチェーンです。

 

あくまで中央集権的

ただし、あくまで中央集権的なブロックチェーンです。

複数の組織が不正データがないのかチェックできるというのは、癒着して不正を隠すこともできることを意味します。

 

ブロックチェーンで一番、理念として期待されているのは 非中央集権化 された誰にも縛られずに自由に行動できるようになる未来です。

こうしたブロックチェーンが開発される時から期待された理念とはまた別のところとして応用されています。

 

物流業界においては単純に技術のブレークスルーのような視点で見た方が良いかもしれませんね。

 

ブロックチェーンと相性の良い業界エッセンスとは

このように物流業界とブロックチェーンは相性がとても良いです。

他に代表的な巨大なマーケットで相性が良いのは銀行です。

 

とはいえ、どの業界でもブロックチェーンを普及させておけば問題解決するわけではありません。

革新できる業界にはどのような共通点があるのでしょうか。

 

ブロックチェーンと相性の良い業界エッセンス
❶. IT化が進んでいない

❷. 繰り返しコミュニケーションが多い

❸. 契約書の量が多い

 

少なく見ても上の3つは共通点ではないでしょうか。

医療業界などもIT化が特別に進んでいるという印象はありませんので応用していくと大変革を起こせるかもしれません。

 

❶. IT化が進んでいない

銀行の例をあげると国際送金のしがらみは大きいです。

お金とは信頼に成り立っていることに由来するので簡単に人の怠慢とも言えない理由でIT化が普及していません。

 

お金の移動は形式上は、IOUと呼ばれるお金の貸し借りに基づいて行わなければならないので無駄な仲介者(コルレス銀行)が必要になってしまっています。

もちろん、リップルを筆頭にIOUを自動化してくれる台帳システムも普及していっています。

 

❷. 繰り返しコミュニケーションが多い

銀行もそうですし、貨物船もそうですが複数の国と関わる場合はコミュニケーションが煩わしくなります。

 

小学生のクラスメートのように一人一人が自由好き勝手に暴れまわっているような光景に近い?のかもしれません。

(たとえが雑ですね)

 

実際に業界に関わっている人ならではの無駄な作業というのは言外に出されていないだけでたくさんあるのかもしれません。

 

とはいえ毎回、同じことを繰り返すと思われますので省くべきポイントです。

 

❸. 契約書の量が多い

これも現行のシステムでは仕方がないことです。

契約というのは責任の所在地を決めておくということです。

 

特に立場の弱い国は先進国に逆らいにくいです。

言語化されていない部分で経済制裁をはじめとする間接的な弱小国家イジメは往々にしてあります。

特にロシアはいろんな国にちょっかい出しています。

 

それはひとまず置いておき、国境を渡る際には政治的なものを含む責任を明確化させないといけないポイントが多いということですね。

その分、契約書などは多くなって仕方がありません。

ですが、ある程度は決まり切った内容だと思うので自動化させなければ非効率なままです。

 

ブロックチェーンと相性の良い業界エッセンス
❶. IT化が進んでいない

❷. コミュニケーションが多い

❸. 契約書の量が多い

 

以上までの3点の問題を抱えているところなら物流にかかわらずブロックチェーンのメリットを大いに生かせるのではないでしょうか。

 

とりあえず導入すればメリットの方が大きい

先の3つの現行の問題を解決させる手段としてはブロックチェーンは今のところ最強です。

そして物流においては大いにメリットを発揮しそうです。

デメリットよりメリットの方がはるかに大きいと思います。

 

もちろん、途中でITやブロックチェーンに特有のリスクが副次的に発生するかもしれません。

それを踏まえても物流が加速して世界の距離が短くなるのはメリットの方が大きいと感じてしまいます。

 

ただし、物流業界には参画しようとする組織はIBMの他にもVeChainや様々なスタートアップがすでにライバルとしています。

 

この内、どこの誰が作ったブロックチェーンが普及するのかが問題です。実際に使われるブロックチェーンの種類はそんなに多くないかと思います。

 

そうすると一つの企業が作ったブロックチェーンが業界すべてを牛耳ることになるかもしれません。

企業が営利目的で導入しようとしている時点で非中央集権にはなりませんからね。以前よりも逆に中央集権的になるリスクもあるかもしれないということです。

 

それでも即日配達ができて、送料が安くなって、いろんな海外のものを取り寄せできるようになった方が楽しいといえば楽しいかもしれません。

 

貨物船意外にも物流業界を革新していく

貨物の業界だけでなく、すべての物流における分野を革新していく可能性がブロックチェーンにはあります。

事例を3つだけ紹介します。

 

野菜の生産過程の透明性

誰が、どんな育て方で、薬品をどのくらい使って、どのような環境下で育てたのかをセンサーと一緒に追跡できるようになります。

生産者や作り方が透明になるということですね。

 

宝石・ブランド品の真偽の信頼性

宝石やブランド品がどこから生産されているのかタグ付けできるようになります。

消費者はオークションなどの実物を見て判断したくなるような場面で真偽を確かめられるようになります。

その際に真偽がタグ付けされていれば便利ですよね。

 

ブロックチェーンを利用すればそれも実現可能です。

 

食卓の追跡

野菜も含めて、生産地点からレストランで食事と出されるまでのすべての過程を自動で追跡できるようになります。

海外のよくわからないレストランで出された料理を追跡できると安心して食べられますよね。

 

関わっている企業

以上の分野のみならず、机上の空論を超えて実際に動き出している企業もあります。

 

世界最大のスーパーマーケットのチェーン店であるウォルマート(商品追跡)

国際発送のDHL(医薬品に限る)

国内ブロックチェーンのかなり早期のベンチャー企業であるシヴィラ(野菜の追跡)

 

おそらく年々、加速度的にプロジェクトは増えていくと思われます。

 

簡単ではないと思う

ただし、すぐには変わるほど生やさしい世界ではないと思います。

本当の意味での透明性はなかなか実現が難しいからですね。

 

一番は業界の文化はそうたやすく変えられないということです。仮に全世界の人が物分りの良い人になったとしてます。

それでも問題があります。

 

漁業を営んでいるじいちゃんにブロックチェーンやってみて!と話して「おし、いっちょ魚にセンサー取り付けっか」みたいなことは考えづらいですからですね。

(例えが雑ですみません。)

 

結局はQRコードか何かわかりませんがタグ付けしないといけません。

タグ付けする人が不正を加える可能性もあります。すると、タグ付けする人のタグ付けもしないといけないかもしれません。

野菜管理にしても、本当にたくさんのセンサーが大量に必要になると思います。

 

結局「ログを残すのは誰だ?」という点において人間がログを残している限り不正はなくなりません。

そうすると限りなく幅広い分野で普及して行って初めて理想的な透明性が実現できるのかあなと思います。

 

仮想通貨で寄付すれば透明性があるよ!というのは、寄付金が集まるまでで、実際に使われ始めると透明性はなくなります。

使う先までブロックチェーンのログに残せないからです。

 

リアル世界ではちょっとずつ地道に泥臭く普及させていく努力がまだまだ必要そうです。

 

ブロックチェーンよりセンサーの方が熱い?

少し話がそれます。

個人的な主張ですが、人工知能にしろブロックチェーンの現実世界での利用にしろ、「綺麗なデータを集めるデバイス」の普及が一番大切な気がします。

 

日本がブロックチェーンで関わるにはセンサーのマーケットは熱い気がします。

センサーではありませんが地味なところで日本産のモーターを製造している日本電産のような会社は今後もAI型ロボットの部品の製造などで大儲けしていきそうです。

 

これと同じように日本のクオリティで持続可能に測定できる壊れないブロックチェーンと互換性のあるセンサーを開発してブランドを築けば世界から長期間に渡って売上を生んでいけそうです。

 

今、国内でも優秀な頭脳を持ったデータサイエンティスト達がデータが汚いせいで単純作業を強いれられている話はエンジニアからよく聞きます。

 

ブロックチェーンでも、綺麗なデータを持続的に測定できる装置とシステムが必要かなと思います。

機械は壊れて当然ですから壊れる前提で大丈夫なグーグルがやっているデータベース管理のようなことをしないといけないかもしれません。

 

100兆円超えの「 ブロックチェーンの物流業界 」はどう革新されるのか まとめ

今後、物流業界は数年で 150兆円 の市場を越えようとしています。

ブロックチェーンと相性もとても良いし、市場も大きいので世界のインパクトが大きいです。

 

完璧な形で普及出来なくとも、世界のブロックチェーンの普及を加速させるための実現例としてはなかなか魅力的になりそうです。

 

未だに「仮想通貨はバーチャルな通貨だからおもちゃだ」という声もたまに目にしますが、実はそれを支えている技術は大きな可能性を秘めていることはわかりましたでしょうか。

 

物流だけでなく、不動産や雇用の業界などにも大きな影響を与えていきそうです。

大きなプロジェクトが山ほどあるのが仮想通貨の業界です。

 

少しでも興味を持ったら

少しでも興味を持った人はぜひ、仮想通貨を買ってみることから始めてみてください。

言い方は変ですが、新しいことを始める際に懐を少しリスクに晒した方が本気でやれます。

 

例えばギターを始める時に、少ないお小遣いの中から良いギターを買った方が愛着が持てますよね?

学生向けの例えでしたが、同じように自分が買ってみた仮想通貨というのは自然に情報を仕入れようとなってきます。

 

私もそうでした。

そこから自然に新しい理解につながっていくはずです。

 

もし興味があってまずは仕組みから学ぼうと思ったら下の記事を参考にしてみてください。

【まるっとワカる】仮想通貨の仕組み ゼロ知識からのビットコイン特集

2018.08.25

 

ブロックチェーンの仕組みを0から知りたい人は下の記事をお勧めします。

ブロックチェーンとは ~やさしく仕組みを覚えて仮想通貨を楽しむ~

2018.08.24