仮想通貨の自動売買botトレードとは何か について解説します。
自動売買トレードの種類だけを知りたい人はコチラを先に読んでみてください。
“自動売買”は言葉の通りで24時間、アルゴリズムされた通りに動くトレードを指します。
この記事では自動売買がどんなものかを解説しつつ、自動売買の種類やメリットデメリットを解説します。
草猫店長の目次ノート
仮想通貨で自動売買ってどんなもの?

・主にビットコインを使って24時間、自動で売買してくれるアルゴリズムのこと
・ある程度のテクニカル分析や指標に基づいて動いてくれるもの
・機械的に売買してくれるもの
プログラミングされて動いているので完全に自動なのは言うまでもないところです。
自動売買サービスも増えてきましたが、主にビットコインがメインです。
また、仮想通貨においても自動売買とは一般的にはプログラミングで取引所のサーバーへ命令を送って売買させるものが代表的な自動売買です。
「テクニカル分析をプログラミングに落とし込むんだから難しい計算式なども必要かな」
と思うかもしれませんが、最近ではTradingViewと呼ばれるテクニカルトレーダーなら殆どの人が使った経験のあるサービスなどと連携してプログラムもしやすくなっています。
テクニカル分析との自動売買トレードとの違い
自動売買トレード→過去のデータに基づいて勝率の高い方法をバックテストにかけて探す。機械的に動くので柔軟な動きはできない。
テクニカル分析トレード→自分が手を動かしてきた中のデータに基づいて勝率の高い方法を手探りで探す。柔軟性はある。
テクニカル分析トレーダーと自動売買トレーダーの違いは自動売買が過去のデータをシミュレーションして勝率で売買することに対してアナログなポイントです。
テクニカル分析は相場の変化を嗅ぎ取って柔軟なトレードができます。その代わりカジュアルにやっていても中々勝てるものではありません。
・相場と自分の相性
・テクニカル分析と自分の相性
・マイルールと自分の調整
・メンタルのメンテナンス
毎日手を動かすだけではなく自分のルールは厳しく守った上で、自分だけが再現できる損をしないトレード、期待値の高いトレードを浮き彫りにさせていきます。
しかしプロトレーダーになるほどアスリートのようにストイックにルールを守ることを継続させています。
例えばチャートには取引高が大きくなる時間帯があるので毎日の日課としてその時間までに決まったテクニカル分析を行い必要であれば発注。
決まったルールを己に課してマイルールを微調整していっています。
座ってポチポチするだけのイメージもあるかと思いますが、テクニカル分析で継続的に利益を出していくことは中々ハードルが高いです。
中間地点が良いけどそこまで到達するのは難しい

自動売買トレードでもっとも相性が良いのはすでにテクニカル分析で稼げている人です。
自動売買とテクニカル分析の中間がもっとも楽で稼ぎやすいでしょう。
なぜなら、自分が稼げている手法をさらに高精度で行うために自動売買トレードを行えば当然、利益を出せる可能性は高まります。
しかし一般の人はテクニカル分析で稼げるようになるまでの道のりは険しいので難しいです。自分が手を動かしてきたデータに基づいてプログラムするので再現性もありません。
そのため、素人が最速で利益を出していくのであれば、テクニカル分析は基本のところは勉強しつつ、すでに稼げている人のアルゴリズムで自動売買をやって見る手法が無難だと思います。
テクニカル分析と違って、自動売買は既存の相場データを使ったトレードを行えるので勝率は高くなるからです。
テクニカル分析の方は、自動売買のアルゴリズムを学ぶ中で覚えつつ、片手間に勉強して手動でも利益を出せるようになることを目指せば良いかなと思います。
最初から高額な商材は不要
自動売買の商材には高額なものが多いです。
稼げるのかどうか分からないものに数十万円も払えという商材まであります。
国内の自動売買トレードのサービスの中には初期費用0円で自動売買できるものもあり、最初はそうしたものを利用してbotを扱う経験を積んでみることが足掛かりとしては最適だと考えています。
初期費用がかからないからといって勝率や総利益が低い訳ではありません。
自動売買トレードのメリットとデメリット

❷. 機械的に動くため設定ミスすると無情な損失を被る可能性もある
❸. 相場のトレンド転換を察知してくれたり柔軟な動きが難しい
プログラミング次第なのでそうとは限らないのですが、一言でいってしまえば機械的すぎて融通が効かないのが自動売買トレードのデメリットです。
また、自動売買が簡単にできるサービスほど、自分が思い通りにやるための細かい調整などはできません。
ある程度は慣れてきてもっと極めたい!となるとプログラミングは避けられないかと思います。
❷. 機械的にマイルールを守ってくれるので損切りが失敗しない
❸. 時間を大幅に節約できて楽
精神的に楽で、損切りもしっかり勝手にやってくれて、かつ、時間を大幅に節約できます。一言でメリットを説明すると利益を出すための再現性は高めです。
テクニカルトレーダーのように1日中モニターを眺める時間がない人でも可能です。
多くの会社勤めで普段は他のことにエネルギーを大きく割いている人ほどメリットを受けられるかと思います。
自動売買トレードの種類

主にbotトレードとミラートレードに大別できます。
botトレード→アルゴリズムで動かすトレード
ミラートレード→プロのトレーダーの動きを模倣するトレード
ミラートレードの代表的なサービスはマネコです。マネコは様々なトレーダーの中から成績の良いトレーダーを選んでみてください。(マネコの詳細記事)
botトレードの種類と代表的なサービス
・自作bot
・個人販売bot
・Webサービスbot
・業者bot
自作bot

文字通りに自分で作るbotです。特に説明は不要ですね。
自作botを作ってみたい人でプログラミング初心者は、まずは板情報を取得するところから初めて見ることをオススメします。
板情報の取得は取引所の口座がなくてもできますし、誤操作で損失を被ることもないのでもっとも手をつけやすいところです。
個人販売bot

SNSで人気のトレーダーの中で一時期は自分のお手製botを販売するブームがありました。
個人で作ったbotをそのまま買って動かすタイプです。
2019年8月現在でもnoteで販売している仮想通貨トレーダーは多いので参考にどうぞ。
デメリットとしては完成度の高そうなbotは3万円〜と総じて高いです。
Webサービスbot

Webサービスbotもさらに細分化されます。
・完成したbotを選べるサービスのbot
・自分で戦略を組んで作るサービスのbot
・ポートフォリオ管理に特化したサービスのbot
完成したbotを選べるサービスのbot
自動売買サービスの中でもっとも簡単に始められるサービスです。
既存のbotを選んで売買すればOKなのでbot初心者の入り口としては最適だと思います。
代表的なサービスとして初期費用0円のQUOREAがあります。
自分で戦略を組んで作るサービスのbot
ブロックを組み合わせるように自分の好きな戦略を組み合わせることでプログラミング不要で自動売買botを作成できます。
その機能を提供しているサービスのbotです。
国内だとCoinTraderが近いですが、どちらかといえば海外の3Commasの方がメジャーな選択です。(月3000円〜ほど)
ポートフォリオ管理に特化したサービスのbot
自分の保有資産を自動で調整してくれたり、自動で積立してくれたりするトレードよりも管理に特化したサービスのbotです。
国内だとそうしたサービスはありませんが、海外だとShrimpyがメジャーな選択です。
業者bot

一つのソフトウェアとして完成している会社が出している完成形botです。
情報商材などと一緒に販売されている印象です。
業者botで良い噂はあまり聞いたことはありません。LINE@やSNSなどのクローズドのコミュニティで出回っているようです。
自動売買トレードの注意点

自動売買botはコツコツ利益を稼いでドカンと損をすることが多いです。小さく利幅を手堅く稼ぐのは良いものの、大きな予想外の動きには対処しづらいからです。
これの対処としては損切りポイントしっかり定めておくことしかないと思います。そのため、多少の利益は犠牲にしても損切りポイントには余裕を持たせることを推奨します。
過去に私も、コツコツと利益を出していたものの、損切り設定をしていなかったが故に大きな損を被ったことがあります。
どんな手法で自動売買を行うにしても余裕のある損切り設定はマストです
自動売買トレードは少額から可能
資産が少ない人が自動売買トレードを始めるのであれば少額の場合ほど初期費用は限りなく避けるべきです。
初期費用が高いほど、損失を補填する難易度は一気に高まるからです。
例えば、10万円しかない人が5万円のソフトを購入したとします。投じた5万円を回収するための努力値は10万円時の2倍です。

5万円から10万円にするには利益率100%のトレードが必要です。
10万円から15万円にするには利益率50%のトレードで十分です。
元手が大きいのであれば別ですが、元手が小さい人ほど初期投資額は極力抑えていきましょう。
最近は高額サロンが流行っています。しかし軍資金100万円程度の人が月3万円のサロンに入れば毎月資産が3%ずつ減っていくことになります。
年率3%の投資方法でも流行っているのに、逆に月3%減の自己投資はなかなかのダメージですよね。
初期費用は極力おさえて始めた方が負けません。
仮想通貨の自動売買botトレードとは何か まとめ

・自動売買botは精神的、時間的に優しく決まったルールの動きに強い一方で融通の効いた動きができない。
・自動売買と一口にいってもいろんな種類がある。初心者が始めやすいのは完成形botを使ってみること。
・始める場合、将来的にはテクニカル分析を扱えることを見据えつつ、少額ではじめるなら初期費用を極力おさえて初めてみること。
ビットコインバーゲンではおすすめの自動売買サービスを紹介した【完全版】仮想通貨で自動売買botサービスおすすめランキング5選があるので良かったら読んでみてください。
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