「ロボアドバイザーって実際のところ利益でるの?」
実際のところ利回りはどうでしょうか。
今回はこれまで実績を集計してきたウェルスナビとTHEO、楽ラップを使って比較することにしました。
現状でロボアドバイザーで仮想通貨は選べませんが、今後、いろいろな仮想通貨用の業者が出てくると思い先立って紹介しています。
ロボアドバイザーが面白そうだけど一歩踏み出せない人に参考になるようにまとめています。
この記事を読めば、ロボアドバイザーの期待度と、メリットデメリットについて知ればあなたにロボアドバイザーが向いているのかどうか知ることができます。
それでは解説していきたいと思います。
草猫店長の目次ノート

ロボアドバイザーの利回り

さっそく、肝心なロボアドバイザーの利回りですが、ウェルスナビ、THEO、楽ラップで情報発信している10人のそれぞれの実績を集めてみました。
集めたところの平均利回りを載せています。
❷. THEO 3.75%
❸. 楽ラップ 3.45%
10人の実績を足して割った単純な平均値です。
ウェルスナビが大きいですね。
ただ、ウェルスナビに関しては調べていてネットではプラスが多かったです。
しかし、SNSではマイナスの実績の人の声が割と多かった印象がありましたね。(実際の統計がある訳ではないです)
ですので単純に「利回り高い=良い」ということにはならないかと思います。
利回りが高いということは利回りの分だけリスクを晒しているということになります。
そしてまだまだ、3社とも世に出回ったばかりできちんと検証できていませんのでどれが1番にはなかなかなりません。
それぞれの良いところがあり、良いところがあなたに合うのかどうかで決めるのが一番よいはずです。
ちなみに3社を合わせた平均は 5.95% でした。
ロボアドバイザーのメリットデメリット

ロボアドバイザーのデメリット
ロボアドバイザーそのものにそもそもデメリットがあります。
事前に承知せずに始めてもハッピーになれませんね。
❷. 手数料が取られる
❸. 銘柄に対して知識がない
❹. 軍資金が少ないとロボアドバイザーのメリットを生かしきれない
まず、仮想通貨のように10倍、20倍になるチャンスはないですね。
手数料は おおよそ 1% が資産から年率で引かれます。
1年間の短期的な視点でみると、年間を通じて資産がマイナスでかつ 1% の手数料が乗っかって大きく損した気分を味わいますね。
最低5年より先をみて投資する気持ちで資産形成するとよいと思われます。
銘柄が勝手に選ばれますので銘柄に対してはブラックボックス化してしまいます。
銘柄を理解できなくても自動でやってくれるからこそ意味があるのでここはハッキリとデメリットとは言いにくいかもですね。
THEOの場合は各ETFのある銘柄を買うのに必要な最小単位が決まっています。
ウェルスナビの場合は最小単位以下もこまかく買えるのですが、THEOだとそれがありません。
そのため保有できる銘柄に縛りが生じます。
資産は多いに越したことはありませんね。
ロボアドバイザーのメリット
逆にロボアドバイザーならではのメリットはなんでしょうか。
❷. 投資時間を大幅に節約できる
❸. 銀行に預けるよりモアベター
❹. 金融リテラシーが身につく
FXをするよりマシというのはFXに限らず忙しいビジネスマンが下手に株や仮想通貨でトレードするくらいなら自動化がよいということですね。
トレーディングは上下を当てる平和な戦いに見えますが実際はエリート集団の投資機関をあいてにします。
また、1日中、売買をくりかえすことが楽しくて仕方がないような人と一対一でやりあおうとしているような世界です。
一説では、プロトレーダーでも 年率 15% 出せれば上出来とのことです。
ロボアドバイザーで 年率 15% は難しいですがFXで投資機関から刈り取られるよりは比較的にあんぜんに年利4、5%あれば上等だと思います。
(ハイリスク設定すれば可能です)
少なくとも銀行に預けるよりはマシな選択だと思います。
銀行は ミドルリスク&ノーリターン です。
金利は 0.1%未満 は当たり前。
日本の通貨の価値自体が今後どうなるのかについては本当にわかりません。
仮想通貨のブログを本気で更新してきて、そのために色々な情報を集めてきましたが規制だらけの日本のお金はどんどん自由な場所や国へ逃げていっています。
ロボアドバイザーで国際投資も含めて資産を形成すれば諭吉が紙くずになっても経済的に生き残ることができます。
各社の強み

3社とも調べていって判明した強みがあります。
はじめての人にとってはどれも同じように見えますが意外に人を選びます。
ウェルスナビ
ウェルスナビは総合的にバランスが取れていて評判の高いロボアドバイザーです。
詳しくはコチラ
筆者が独自で調べた平均利回りは 10.65% でした。
最低投資額は 10万円 からです。
ウェルスナビの強みは無難なところです。
簡単な質問を答えるだけで10年間の投資シミュレーションを即座に出してくれます。
銘柄数もそこそこあります。
アルゴリズムが独特です。
富裕層と同じような投資分配で銘柄の組み合わせを組むことができるアルゴリズムになっています。(ノーベル賞を受賞した「現代ポートフォリオ理論」を再現)
とてもシンプルにいえば、自動でお金持ちと同じ売買ができるということですね。
人を選ばないかもしれません。迷ったらウェルスナビです。
税金の自動計算機能が唯一ついているのも何気に大きいポイントです。
THEO

THEOは「世界」に投資をするロボアドバイザーです。
「世界」というは文字通り、世界中の様々な銘柄の中から分散投資先を提案します。
詳しくはコチラ
筆者が調べたTHEOの平均利回りは 3.75% でした。
最低投資額は 1万円 からです。
合計で ウェルスナビの11000種類をさらに超える銘柄数の中から個人に最適化したETFを選定します。
国内ロボアドバイザーの中でもっとも分散投資しているといえます。
THEOは「世界」に投資することを強調しています。
「世界」は毎年 4% ずつ経済成長していますので、理想的なバランスで世界へ分散できれば 4% の利回りを得ることができます。
実際はTHEOは利回りの 5% を目指しています。

上はTHEOがリーマンショック直前の時期に運営していた場合の図です。
最終的には 4.8% の利回りに収束するようなアルゴリズムになっています。
ユーザーは手元に世界成長率の 4% の年率が残るようになっています。
2017年度末の株価調整を考えると妥当な印象です。
逆にウェルスナビで 10% を超えてプラスになった人が強調しすぎていたのかな?と少し思います。
THEOはコンセプトや目標に対して純粋に成果を出してくれそうなので、期待しすぎずロボアドバイザーを使いたいビジネスマンに最適だと思います。
1万円から投資できるのでロボアドバイザーの中では一番、お試ししやすいロボアドバイザーです。
楽ラップ

楽ラップは一番、急落に強いロボアドバイザーです。
詳しくはコチラ
平均利回りは 3.45% でした。
「利回りは後でいいから、損はしたくない」
という人にオススメです。
損をする可能性が0というわけではもちろんありませんが、唯一、TVT機能と呼ばれる暴落に対して損失を最小限におさめるアルゴリズムを選ぶことができます。
口コミでも、楽ラップだったから株価調整時でも損失を抑えることができたという声がありました。
また、楽ラップは「運用コース診断」が面白いです。
心理テストのような問題に 16問 ほど回答してオススメの運用コースを選定してくれます。
「この質問で本当にオススメの運用方法がわかるの?」と思うかもしれません。
試してみる価値ありです。
上手なロボアドバイザーの使い方二つ

「なんかどれも良さそうに見えて選べないよ」
逆に3社も紹介しすぎてしまったかもしれません。
混乱させてしまっていましたらすみません。
ここで、筆者が独断でオススメの選び方を解説したいと思います。
①. 楽ラップ→他の会社
楽ラップは3社の中でもっとも低リスクだと思っています。その代わり利回りは少し低めかなーと思います。
運用コースは途中で変更してミドルリターンミドルリスクな投資分配に変えることももちろん可能です。
最初は極力、リスクも低く、会社としても 1999年 から続いている比較的に歴史が長い楽天証券が運営しています。
資本力を考えると倒産のリスクも考えにくいのでアルゴリズムとは別の意味でもオススメです。
「ロボアドバイザーが少し怖いなあ」
と感じている人は最初に、楽ラップからはじめて見ると良いかと思います。
慣れたら他のロボアドバイザーを試していくと行った形が良いかと思います。
②. 一度に3社で分散投資を分散させる
資金に余裕がある人は一度に3社同時に運用してみると良いかと思います。
ロボアドバイザー自身の分散投資ですね。
単純にリスクヘッジになるだけではなく、人によって使いやすさなどもあるかと思いますので比較することは大切だと思います。
仮想通貨との比較

仮想通貨の場合はハイリスクハイリターンですね。
もちろん、長期保有している場合は別ですが、基本はリスクが高いです。
2017年度は仮想通貨自体がほろびるかもしれない不安定さでした。
ですが、今年はさすがにそこまではありませんが、大暴落がまたいつ起こってもおかしくない状況です。
余剰資金があれば積極的に長期保有を前提に、資産をメジャー通貨に置いておくと良いと思います。
その場合も、できる限りリスクを抑えて仮想通貨を保有する場合は「Zaifコイン積立」をお勧めしています。
仮想通貨の積立預金ですね。
余剰資金で仮想通貨の積立預金をはじめたい人はコチラ
ですが将来設計のための投資となるとロボアドバイザーが軍配はけっこう上ですね。
不確定要素が少ないです。
ロボアドバイザーの口コミ
本当、ほったらかしなのに勝手に投資してもらって楽だなぁ。
問題は手数料かな?
でもやってもらってる分安いと思う💡#ロボアドバイザー— さくらこ@24歳大人女子の仮想通貨 (@sakurakofuwa) 2018年6月16日
ハヤカワ五味ちゃん言及してたロボアドバイザーTHEOのコピー『投資は、ロボが。人生は、あなたが。』。投資はなんか汚いものかのようなイメージがあったけど、ロボに任せて、自分の人生を生きようと言うのは良いとのこと。確かにヨイ。
#五味ちゃんの質問タイムショック pic.twitter.com/8KxI7Bsz8q— 木下 慶彦 / Skyland Ventures (@kinoshitay) 2018年6月16日
ベンチャーキャピタル界で有名な人もTHEOについて言及してます。
WealthNaviはついに円でもプラス域に復活!!微々たるものですがw
トライオートは怖いぐらい順調に伸びてます。さらに含み益もあり。一生このままでお願いします(^^)#WealthNavi #ウェルスナビ #ロボアドバイザー #投資 #分散投資 #トライオートETF pic.twitter.com/CNyg3fHgor— トーシトーシロー@WealthNavi (@WealthNavi1) 2018年6月6日
トライオートETFと呼ばれるロボアドバイザーに似た運用でレバレッジをかけられるサービスを同時に使っている人もいました。
WealthNaviは開始10ヶ月目で円建て+4.00%、ドル建て+4.16%じゃ。焦らずじっくり見守ろう。#ウェルスナビ #WealthNavi #ロボアドバイザー #ロボアド #資産運用 #投資 pic.twitter.com/kDiNjHcXFc
— フィンテックおじさん (@fintechojisan) 2018年6月6日
ショックな出来事。
投資の年利、今思うとロボアドバイザーのウェルスナビに負けてますね・・・。
自分でリスク管理してしっかりやってきたつもりだったのに、これが現実か。
— 刹那@田舎暮らしサラリーマン (@pulsar700) 2018年6月8日
恐ろしいですね。フルコミットできないのであれば、自動でやった方が基本的には間違いなさそうです。。
ロボアドバイザーの利回り まとめ

❷. THEO 3.75%
❸. 楽ラップ 3.45%
それぞれの利回りと各社の強みについてある程度、読む前よりも理解できましたか?
将来の老後、子供の未来のためのお金に関することですので登録する手間を考えても、3社とも試してみても元を取り返せるはずです。
どうしても時間がない人は楽ラップだけでも試しにはじめて見るか、資産がない人はTHEOで1万円からはじめて見ると良いかと思います。
日本の将来
日本の将来を考えると日本のお金でそのまま銀行にお金を預けている状態は、「 日本円に投資 」していることになりますよね。
オリンピックで盛り上がりを見せそうですが、逆にオリンピック以降は景気が下がると予想する経済評論家もいます。
仮想通貨はおもちゃ扱いされがちですが、実は切実な需要に答えていました。
それは資金の逃避でした。(ダークマーケットもあります)
ベネゼエラでは金融危機でお金が紙くずになったり、ジンバブエでも似たようなことがありました。
そんな中でドルを入手できない人は仮想通貨の方がまだマシだということでビットコインにお金を換金しました。
同じように日本円の価値がだだ下がりしてからでは遅いので事前に円を逃して「世界」に投資しておくことは老後や子供の将来のお金以上の意味を持ちますよね。
それぞれのロボアドバイザーについてもっと知りたい人はしたの記事を参考にしてみてください。
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