bitbankがビットコインを皮切りに貸付サービスを開始しました。貸付と聞くといろいろと頭に浮かびそうですね。
「仮想通貨にどんどん投資したいけど単に長期ホールドするだけどだもったいないなあ」
「テクニカルトレードは最近かんばしくないけど貸付は大丈夫?危なくない?」
こうした疑問もありますよね。
一方でうまく活用すれば精神を磨耗しないで長期保有することができるようになります。
メリットもあるということですね。
今回この「 ビットバンク(bitbank)貸付のデメリットやリスク 」の記事を読めば、bitbankでうまく貸付を活用して利回りを得ながら長期保有することができるようになる知識が入ります。
過去に資産が大きくない人向けに、【 1万円で始める積立投資 】 仮想通貨(暗号資産)の積立投資は最強だったという記事を書いたりしています。
「 ビットバンク(bitbank)貸付のデメリットやリスク 」、しっかり把握していきましょう。
サイトの後半には図解でbitbankのビットコイン貸付の始め方を挟んでいます。
草猫店長の目次ノート

現在の仮想通貨の相場は先が読みにくい
2017年度は保有しているだけで良かった空気がありましたね。
ですが、2018年、2019年以降に入ってからは先の読めない展開になりました。
そのため、テクニカルトレード分析を取り入れてもうまく利益を得ることができない人や途中で暴落しないか心配になって損切りしてしまう人がいるかと思います。
それでも長期目線では仮想通貨業界の全体で市場は拡大していくのも感じている人もいるのではないでしょうか。
強制的に長期保有された方が安全
ビットコインの相場の動きが不規則になっている最近のチャートをみると、変に相場をチェックしてしまわないようにすることが有効です。
一時的な下落で一喜一憂していてはどこかのタイミングで指が勝手に動いて損きりなんてこもありえます。
「1年間は絶対に動かさないぞー」と思っていてもいつまでも上がっては下がっているのを見ていると不安になりますよね。
人間の脳はそもそも投資に向いていない

昨年まではずっと上がり調子の相場でしたが最近は相場が成熟していき動きが複雑化してきました。
短期トレードだったりすると今までの調子でいくと負けが重なりやすくなりますよね。
「自分には才能がないのかも」
と自信が無くなる人もいるかと思います。
ですがそれで普通です。
知っている人も多いかもしれませんが、そもそも人の脳は投資に向いていません。
理由は様々あります。
❷. 多くの人が選んでいるものを選びたがってしまう
❸. 人は損切りできない
❹. 現状維持が好き
❺. 神頼みになりがち
どれか1つや2つ位は心当たりがあってドキッとした方もいるのではないでしょうか。
なかなか冷徹に損切りできないでズルズルしちゃい ますし、損する方が怖いですよね。
「ショート(急落)狙いに10回失敗したんだから次はショートで決まるはず」
ってこともなんとなくですが考えちゃうことありますよね。
結局、人間である以上、訓練されていないと脳が感情に左右されてしまうということですね。
ですが逆にいえば脳が感情に左右されない仕組みがあれば上手く行きやすいということですよね。
脳が感情に左右されない仕組みとは、脳を訓練するか、自分からコントロールを切り離すことがあげられます。
当然、脳をトレードしながら訓練するのは難易度が高く、鍛え上げた後には仮想通貨のブームも去っている可能性があります。
自ずと、自分から切り離す方法で管理すればよくて、bitbankのビットコイン貸付サービスはその意味で一石二鳥です。
bibankの仮想通貨 貸付サービス
bitbankの場合のビットコイン貸付サービスはビットコインを管理してもらいながら、ビットコインの利回りを得ることができる方法です。
「管理してもらうってどういうこと?」
と思う人もいるかと思います。
管理してもらうとは、bitbankのビットコイン貸付サービスにお金を預けると、1年間は強制的に引き出せなくなります。
その状態は実質的に「管理してもらっている状態」に変わります。
原則的に貸付した資金は触れませんので強制的に1年の長期ホールドができます。
いろいろな仮想通貨に浮気して時間をたくさん使ってしまいがちになりますが、それもなくなって他のことに集中できるようになるのではないでしょうか。
もちろんただ貸付するだけではなく、1年間の貸付期間をすぎると 5% の利回りをもらうことができるようになります。
例えば 100BTC を1年間bitbankで貸付すれば 105BTCになって返ってくるということになります。
長期保有のモチベーションになりますね。
1BTC = 100万円で 10BTC 貸付していれば1年後は 0.5BTC の利子がつくので 50万円 の利回りが得られることになりますね。
5%の利息を得るのに必要な投資額

1BTC〜なら年間で 3% 利回り
5BTC〜なら年間で 4% 利回り
10BTC〜なら年間で 5% 利回り
1BTC = 100万円 の時期に購入すると
10BTC = 1000万円 から年利で 5% つまり 50万円 もらえるようになりますね。
(ただし、貸付終了後の相場に依存します。終了後に 1BTC = 200万円 になっていれば利回りは 100万円 になります)
これから他の通貨も増えていく予定のbitbank貸付

現状のラインナップはビットコインのみですが、少しずつラインナップを増やしていく予定とのことだそうです。
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- MONAコイン(MONA)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
順番はわかりませんが、順次追加していく予定だそうです。
bitbank貸付のデメリット
可能性がけっこう低いものもありますが、0ではありません。
bitbankのビットコイン貸付サービスのデメリットはなんでしょうか。
❷. bitbank自体が消滅する可能性
❸. ビットコインの価値の急落
他に良さそうなマイナーコインや良いニュースを見た時に買いたいと思っても買えなくなります。
それが逆に抑止力になって中途半端な分散投資になるリスクを回避できます。
ただし、bitbank自体が消滅してなくなってしまう可能性があります。
例えば、1000億円のハッキング被害が生じて「返せるお金がありません!」という状況になった場合、返還されないで倒産というリスクがあります。
bitbank自体は世界水準のセキュリティ会社と技術連携していたり、早期にエンジニア養成スクールを開設しています。
ブロックチェーンエンジニアを輩出している程の会社ということですね。
エンジニアやITリテラシーが高い人向けのメディア「BTCN」も運営しています。
なので国内取引所の中では際立って技術的に明るい会社です。
可能性でいえば一般ユーザーが自分であちこちに管理していて途中でハッキングされるリスクの方が高そうです。
貸付なのに返ってくる保証はあるの?
保証はできませんが基本的には返ってきます。
貸付と聞くと誰か見知らぬ人にお金を貸して返ってくるのかわからないイメージがあると思います。
bitbankの貸付の場合はFXレバレッジ取引などの信用取引の際に必要なお金の一部として使われます。
調べた範囲ではその部分以外で使われる場面は見当たりませんでした。
少なくともローンのような使われ方ではありません。
「じゃあ不特定多数の人に貸すってこと?塩漬けとかされたらどうなるの?」
という疑問もあると思いますが貸出相手そのものはbitbankになります。
ですのでたまたまあなたの貸付金が塩漬けになってもbitbankがそれ以外のところで支払えれば問題ありません。
本当にこれから爆上げしそうな通貨が見つかった場合に資産を移せないことになってしまいます。
bitbank貸付のメリット
ここでbitbankを利用することのメリットについても解説しようと思います。
❷. 利回りも得られる
❸. 精神的にラクになる
❹. 時間を節約できる
強制的に長期保有できるので他の銘柄につられる時間も減ります。そうすると精神的にラクになり、より自分のやりたいことに集中できるようになります。
投資方法を変えるだけで全く暮らし方が変わりますね。
仮想通貨の界隈で家族イベントをそっちのけで仮想通貨にどハマりしてしまう人もいました。
そうならないように手をつけられないようにする仕組みに事前に手をつけておくのは賢い選択肢ですよね。
仮想通貨の貸付サービスについての口コミ
諦めれば素直になれるよ。
どうせちょっと増やそうとかしても今の税制だと税務署大勝利しかないからね。
PWに突っ込むか貸付に参加してガチホでSNSで遊んでれば、気が付いた時にはもうゲームも終盤になってることだと。
クレイグ博士の予測ではBitcoin(Cash)1枚1億なんて通過点なんだからさ😏— べーすけSatoshiVisioner (@Mag1cmax) 2018年6月4日
私のビットコイン投機。
6月に1BTC 35万円位で購入。
7月にコインチェックで1BTCを1年間年利5%で貸す。
貸付実行したら、来年7月まで売れない。
その後、分裂騒動で売りたいが売れず。100万円突破しても売れず。
私が出来るのは、私の判断を嘲笑うかのように上昇するのを傍観するだけ。嬉しいけどね。— DAIBOUCHOU (@DAIBOUCHO) 2017年12月7日
現在は 1BTC = 70万円 です。強制ガチホ効果で結果として利益がでていますね。
まあ正直に言うと今回の騒動で仮想通貨資産の三分の一やられてもうた。レンディングのリスクを身をもって体験した感じw
— ♨ りっぷる所長 ♨ (@shakurefubuki) 2018年1月27日
コインチェック騒動の頃ですね。コインチェックも仮想通貨の貸付サービスを提供していました。
結果としては返還されましたがこのようなリスクは念頭におくべしですね。
仮想通貨レンディングはGOX(破綻)リスク覚悟ならいい選択肢で、ホールドするだけで最大年率5%増えます。
考え方によってはトレードで増やすよりもローリスク。
bitbankのようにセキュリティに比較的安心感があるところが始めてくれるのは嬉しいですね。 https://t.co/4eVvM5iRst— イケハヤ (@IHayato) 2018年3月15日
bitbank貸付の気になるところ
安全面や貸付が実際にどういう条件なのか、気になるところをまとめました。
本当に1年間は全く引き出すことができないの?
実際のところ、ロックを解除して引き出すことも可能です。ただしその場合は解約料としてペナルティの5%を支払わなければなりません。
100BTCを貸付していたとします。ロックを解除すると95BTCが引き出されるということになります。
「どうしても2017年度末のような勢いに生じて売りたい!」という場面が訪れた場合は5%の支払いで引き出せます。
法律的にどういう感じになってるの?
なるほど。
仮想通貨の貸付での利息は、「利用料」という解釈みたいですね。 https://t.co/iGMIRADZbB— 小林亮平@仮想通貨ブログ (@ryoheifree) 2018年3月15日
あるユーザーがレバレッジ取引で仮想通貨を保有している間は僅かながらの維持手数料がかかります。
bitbankはその過程を法的に「利用料」として貸付した人に還元しているそうです。
改めてリスクって何だっけ?
一番のリスクは取引所そのものが倒産してしまうことです。
いつ何が起こるのかわからないのが仮想通貨界です。
もちろんそれは仮想通貨に限らずどこでも一緒ですね。
仮想通貨の場合は特に歴史が浅い分、リスクに対しては事前に覚悟を取れる人でないとお勧めしません。
国内取引所の中でbitbankは運営歴は長く玄人の人からも比較的に人気です。
顧客資産は100%コールドウォレット管理であることは公式サイトにも公開しています。
貸付サービスを利用するには最適な取引所だと思います。
リスクを受け入れたら良い選択肢になる
リスクを受け入れられる人にとっては変にトレードするより利回りの約束がされている投資は強力です。
トレーディングの上下の未来を予想するリスクではなく、1年間ロックすることによるリスクでリターンが得られるので当然、後者の方がリスクは低いです。
(主観によりますが例えばビットコインそのものが1年で消滅するとは思えません。ほぼ勝ちが約束されているのではないでしょうか。)
bitbank貸付をはじめるタイミング
ビットコインは 2017年度末までの急騰までは3年、4年と長い間の相場のおとなしい期間を経験していました。
執筆時の 2018年 も 2017年度のように高騰するタイミングが訪れる可能性はありますが、必ずしもとは言えません。
しかし相場が伸び悩むかもしれないからといってそのまま放置しておくのも違うかと思います。
かといって2017年度末のように一番盛り上がっているタイミングで貸付をはじめるのも違うと思います。
一ヶ月二ヶ月で2倍、3倍に価格が高騰している場合は様子見が必須です。
逆にそれ以外の平常運転の相場の場合はいつ入っても良いかと思います。
特に、価格が落ち着いて失望感の強いタイミングは余計に良いかと思います。
とりあえずいつでも始めておける状態にするに越したことはないのではないでしょうか。
2019年7月26日 追記
2019年5月頃から再び相場が盛り上がってきました。
さらにビットコインが価値保存の手段としてゴールドと同じように扱われていると思われるケースも増えてニュースなどになっています。
ますますビットコインは長期向けな資産へと変わりつつあります。
bitbank貸付は長期保有の人には複利となる
例えば「5年間は最低でも何がなんでも手離さない。」という人であれば年利5%の5年間になりますので毎年貸付を行えば複利で最終的に28%のプラスになります。
もし5年後も価値が変わっていなかったとしても28%は利息が出ているのでお得ですし、価格が2倍、3倍になれば時期にもよりますが利息分も当然倍になっていきます。
bitbankのビットコイン貸付の始め方
bitbankのビットコイン貸付は誰にでも開かれています。
- まずはbitbankへ登録する
- ビットコイン貸付をはじめる
1. まずはbitbankに登録する
まずはbitbankへ登録してハガキを受け取る必要があります。
「もうすでに登録しているよ」という人は読み飛ばしてもらって大丈夫です。
今回はパソコンからの登録の流れを簡単に見ていきます。
パソコンもスマホも登録手順は同じです。見た目が少し異なります。
❶メールアドレスを入力して「無料口座開設」を選択

❷届いたメールで登録認証

❸自分で決めたパスワードを入力

❹トレードをクリック
もしも、売買はせずに、とりあえず登録だけを済ませてチャートを眺めてみるのであれば、そのまま「トレード」を選択すれば操作できます。


チャートを確認する

これだけで様々な分析のできるbitbankのTrading Viewを使えるようになりました。

2. ビットコイン貸付をはじめる
登録できたらビットコイン貸付を始められます。
執筆時は「ビットコイン」のみしか登録できないためビットコインで解説しています。
おいおい、BCH、XRP、LTC、ETHと増えていく予定だそうです。
①. 「貸して増やす」を選択します。

②. 「スタート」を選択します。

③. チェックを入れて「同意して続ける」を選択します。


④. 好きな内容にして申請します。

ビットバンク(bitbank)貸付のデメリットやリスク まとめ

・10BTC以上を預けると年利5%になる。途中で貸付解除もできるがペナルティ5%
・bitbankの場合は100%コールドウォレットで運営歴が長くハッキング経験無し
・長期で貸付すれば複利が美味しい
bitbankの貸付の方法はいろいろな用途で応用できます。
・税制的に現金化したくないし利息生活金のために貸付てみる。
・税制が落ち着くまでのとりあえずの保管先として貸付してみる。
・保有していて使い道のない仮想通貨を寝かすのはもったいないから貸付してみる。
・仮想通貨に振り回されて気を取り乱さないで参入したいから貸付してみる。
使い道はたくさんありますね。
ただ寝かしておくのはもったいないというのは間違いのない事実だと思います。
そのための選択肢として仮想通貨の貸付サービスはオススメです。
一方で、ビットコイン貸付は地味で、他に何か仮想通貨の投資で何かやりたいって人もいるかと思います。
そうした人は、時間もかからないし期待値もそこそこな自動売買botのサービスがオススメですよ。
1万円からはじめるbotライフ ~ 無料で仮想通貨の自動売買 ~という記事では、QUOREAというサービスが初期費用無料でサービスの質としても高いことを解説しているのでよかったら読んでみてください。
良かったらシェアしてね♪ /