
仮想通貨に関しては良い噂も沢山ありますが、悪い噂も同じくらいありますよね。
ほとんどの人は投機の部分に興味があると思うので正直なところ「儲かるのであれば手をつけてみたい」と思っている人が多いのではないでしょうか。
ただし、残念なお知らせとしては“ほとんどの人は仮想通貨で損”します。
そのため仮想通貨はやらない方が良いと言えます。
この記事の信憑性
これまで私(草猫店長)はビットコインバーゲンで仮想通貨に関する400記事を投稿してきました。
エリオットウェーブ理論を中心としたテクニカル分析の解説や半年間の体験に基づく自動売買botの記事を書きつつ、技術的なところ(ブロックチェーン)もしっかり抑えて投稿しています。
草猫店長の目次ノート
仮想通貨で勝てる人はごく少数
ほとんどの人が勝てない理由は簡単です。
勝つ人がゴッソリ買って、負ける人はショボく負けます。それゆえに負ける人は大勢になるからです。
仮想通貨に限らず投資の世界で勝ち抜けできる人は少数派です。
それは投資が弱肉強食の世界でゼロサムゲームだからです。
ごくごく一部の儲かっている人ばかり目立ち「自分ももしかしたらチャンスがあるかもしれない」と思って挑戦しますが大抵の人は失敗します。
なぜかと言えば、ある人が極端に儲かるということは、必ず誰かの利益が持って行かれているからです。
1億円を1人で儲けているのであれば誰かが1億円を失っています。100万円を投資した素人100人かもしれません。
そして儲かる人というのは投資脳に訓練された(もしくはもともと備わっていた)人たちです。
みんなが「これは終わった」というタイミングで「チャンスだ」と思えるし、みんなが群がっているタイミングでは一歩身を引ける人です。
自然に少数派になってしまう人ですね。自分もこの人たちと同じ心境にたてるのかな?と考えてみたときに9割以上の人は難しいんじゃないかと思います。
儲かっているのは投資機関とプロトレーダー

KAZMAXさんはビットコイントレードでも成果をあげているプロトレーダーです。
先出しで情報を出してトレードで爆益を出しています。コアなファンも沢山います。
プロフィール文を見ると「月利+5億円」と人生2回繰り返そうな大きな利益を出しています。
しかし逆に考えてみてください。「この5億円ってどこから来ているんだろう」と。
言い方は少し悪いかもしれませんがおそらくは、「KAZMAXさん最高!」と言いながらトレードで負けている素人でもあると思います。
なけなしのお金を叩いた人や倍々ゲームでたまたま勝っていた人たちの数百、数千人のお金がKAZMAXさんに流れています。
もしかしたら逆張りしていた投資機関のお金も流れているかもしれませんがおそらくは素人の人たちのマネーだと私は思います。
投資機関に至っては、数億円なんてレベルではありません。何十億、何百億というお金を他の投資家たちから吸い上げています。
その吸い上げられた莫大な富は負けた人たちのお金でもあります。
投資機関は金融工学を学んだ世界トップの頭脳を持つ集団でしょうし、プロトレーダーはカリスマ性を持った天才に近い人たちです。
仮想通貨でトレードを行うということはこうした人たちと戦うんだということです。
一発逆転の時期はもう過ぎた?

「 仮想通貨って儲かるんですか? 」儲かりません【悲報】の記事で解説したのですが、現在はイノベーター理論でいうところ「③アーリーマジョリティー」の段階に来ていると考えています。
一番儲かったのは仮想通貨の存在自体が危ういタイミングで参入した人たちです。
ビットコインが数千円、リップルが1円未満の時期に買った人たちのことですね。
何百、何千倍となりました。その代わり周りの人たちに仮想通貨の良さを話しても誰も取り合ってくれないようなタイミングでした。
誰にも信じてもらえない中、購入して保有したままにしておく、というのは言うは易し行うは難しです。
投資家たちと戦わなくても仮想通貨の存在自体が危ういタイミングで参入した人はその見返りとして爆勝ちできました。
投資は「いかに評価の低いタイミングで買って、評価の高いタイミングで売り抜けるか」にかかっています。
しかし今は仮想通貨の存在は確固たるものになって地盤が固まってきています。
今のタイミングで「これから仮想通貨がくる」と言えば共感はもらえるかもしれませんが何百倍のリターンは期待することはできません。
これから人生の一発逆転を狙って投資するのであれば手をつけない方が良いです。
気が付いたときには危険なICO(IEOやSTO)に手をつけたり、マイナー通貨に負けて資産をゴッソリ持ってかれる可能性があります。
どのメディアやインフルエンサーも”すぐに儲かるアピール”する
先週作った仮想通貨チャンネルが800人突破〜。1,000人もうすぐ!収益化できたら小銭稼げますな。
年内5,000人いけるといいけど、相場次第だろうな……w 次の仮想通貨バブルを見越して育てます。https://t.co/sCl6jNVot6— イケハヤ社長@YouTubeコンサル (@IHayato) 2019年6月1日
イケダハヤト氏は2017年頃に仮想通貨のXPを煽っていましたが価値が暴落。
煽りに乗って損した人たちから不満の声が上がっていたようですが「自己責任」と言って切り捨てていました。
そんなイケダハヤト氏は2019年度にまた煽り始めているようです。
イケダハヤト氏に限らず仮想通貨では煽る人がたくさんいます。
特にマイナー通貨に限っては情報源が少ないこともあり煽る人についていってしまい踊らされてしまいます。
こうした仕掛ける側の人というのは”仕掛ける側”が儲かるのが殆どであり、どこから利益が出ているのかというと踊らされる人たちからです。
お金がマイナー通貨の市場へ沢山流れてきたら、あとはババ抜きのようにお金を抜いて退散して儲かっています。
まだ、テクニカル分析を駆使してトレードしている人からお金を抜かれるのであれば良いですが、特にメディアやインフルエンサーのタイプは悪質に扇動するケースが多いし、気づきにくいです。
どんなケースであれ、仕掛けている側が得をすることはあっても踊らされる側はほとんどの確率で損します。
一時的に儲かることはあっても長期的には難しいでしょう。
ここまでで、プロトレーダーや投資機関の人がほとんどの人の利益を吸い上げていくことを説明しました。
ですが仮想通貨にしろFXにしろ、カジュアルに「儲かりそうだからやってみるか〜」と軽く考えていても、実際にはこうした人たちと戦うんだということ事実があります。
まずは敵を知らなければ何も対策は打てないので仕方がないと思います。
短期目線で勝つことはハードモード ~大口に搾取されます~
負ける人はエントリータイミング無視して、気づいたら「エントリー指示あった!買わなきゃ!」って30分1時間前のエントリーを追っているか、利益出る指示をスルーしてタイミング悪く負けてる指示を拾ってるか、レバ高いか。
Twitterで粘着してるのはサロンに潜入もしないで妄想を喚く輩。
— もみくもはせな@FX (@fx_ranran) 2019年5月24日
一般的な人がプロのトレーダーやインフルエンサーの煽りや動きを逆手にとって行動することは非常に難しいです。
やるのであれば腰を据えてやらないと勝ち目はとても少ないです。
もちろん、本気で取り組めば大学生でも億を稼ぐ人もいますが取り組み具合が片手間でやるサラリーマンとはまるで違います。
ブロックチェーン情報機関Diarの最新研究 によると、「クジラ」と呼ばれる大口投資家のBTC保有量が、急激に増加しているとの事。
9ヶ月足らずの間に、1,000〜10,000BTCを保有するアドレス数が急増。それらのビットコイン保有量を合計すると、約4兆円に及ぶそうです。
激しい値動きには要注意ですね😊— Tsuyoshi (@TsuyoshiT5s) 2019年5月29日
しかもビットコインの相場はまだまだ時価総額が小さいため機関投資家に相場をコントロールされやすいです。
プロのトレーダーすらも“ダマシ”によって予測と違った方向の値動きで損益を出してしまっています。
「じゃあ仮想通貨は諦めた方が良いの?」と言えば、短期目線に関してはというと、腰を据えて取り組まないのであれば諦めた方が良いと思います。
しかし、“戦わない方法”で挑むのであれば相場に参加するのは大アリだと思います。
でも5年や10年先の長期目線なら勝ち目はある
「戦わない方法ってどういうこと?」
と思ったかもしれません。
戦わないというのは投資機関やプロトレーダーがみていない次元で投資をするということです。
この投資機関やプロトレーダーというのは秒や日、数週間のレベルで一日中、監視をしながら投資をしています。
年利でいくら稼いだとか、月利、日利でいくらだったとかそういった時間軸をトレーダーとしての評価にしています。
ですので4年も5年も長い期間で戦う人たちから利ざやを稼ごうなんてしません。
要するに”相手にされない”、つまり長い時間での参加こそが“戦わない戦場”ということになります。
「いつかは上がるから」という単純な理由よりりも、新参者たちの流入マネーから利ざやを稼ごうとする投資家達と戦わなくて良いという意味で長期投資をオススメしています。
今から始めるのであれば積立投資の方法が無難
もし2017の12/17の最高値、つまり最悪のタイミングからビットコイン投資を始めていても、同じ数量今日の時点まで毎日買うという手法をしていたら、今時点で平均取得単価が6200ドル。約30%超も含み益です。 https://t.co/CFKyNCVHNH
— Junya Hirano 平野淳也 (@junbhirano) 2019年5月27日
積立投資はドルコスト平均法とも呼ばれています。
時間的に、精神的に、簡単に行うことができて、かつ変化と成長スピードの早い相場で相性が良いと言われています。
仮想通貨、特にビットコインのポテンシャルは大きいです。
最大でも1億円を超える可能性を秘めています。
もちろんどれだけ時間がかかるのかはわかりません。1年、2年程度で判断できるほどシンプルな業界ではありません。
しかし、大抵の人は1年、2年程度で見切りをつけて「やっぱりダメじゃん」といって相場からリタイアします。
一方で、そうした人たちは頭のどこかで将来的にすごく価値が大きくなることは理解しています。
それなのに損して退場してしまうのは仮想通貨が“そのような投資環境”だからです。
2017年度のバブルを経験した人ならわかりますが、仮想通貨は変化が激しすぎるので日々のニュースで爆上げしそうな情報、暴落しそうな情報が高速で流れていきます。
さらに、仮想通貨ごとに気になる情報が大量に流れるので途中から何も考えたくなくなってきます。その上、感情に揺さぶりをかけてくるような激しい相場の変動は精神にきます。
経験しないと分からない感覚かもしれませんが、毎日相場をチェックしないと気持ち悪い気がしてきます。
そして、一喜一憂して色々な通貨に浮気を繰り返し資産だけが減っていきます。考えることにストレスを覚えるようになって退散していきます。
相場というのは人の感情で動くと言われているので当然の反応ではありますがせっかくここまで記事を読んでいる人であれば巻き込まれて欲しくないと思います。
爆益や一発逆転は狙えませんが仮想通貨で積立投資(メジャーな通貨で)をオススメします。
おそらくですが10年後くらいには積立投資を行った人たちの億り人なんかが現れてメディアで取材されてることもありそうです。
ですがなかなか良さをイメージしにくいと思うので積立投資シミュレータを自作してみました。よかったら使ってみてください。
基本的にはビットコインで積立投資を行うことをオススメしています。
仮想通貨をやらない方がいい理由 まとめ
短期目線で売買して勝てる人は少数です。
自分が少数派になれないと思ったら不用意に手をつけないほうが良いと思います。(可愛いと思える金額で短期売買するのであれば楽しめると思うので良いかと)
一方でプロのトレーダー達と戦わないですむ長期投資はオススメと解説しました。
とはいえ、ビットコインの将来性もどうなるのか分からないのに長期で投資するのも気が引ける。と思う人もいるかもしれません。
【 ビットコインは儲かるのか 】 これから仮想通貨へ参入する人の期待値では、ビットコインの将来性について触れながら長期投資はどのくらい割が良いのかについて解説しています。
また、ビットコインがそもそも何で価値を持っているのか理解できない、という人はまずは「 ビットコインの価値の裏付け 」仮想通貨のビットコインと価値の源泉の記事から目を通してみてください。
積立投資の詳細は【 1万円で始める積立投資 】 仮想通貨(暗号資産)の積立投資は最強だったを参考にどうぞ。
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