「 仮想通貨のインデックス投資 ってできないの?」と一度は考えたことはありませんか?
筆者も仮想通貨は全体的に成長している新しいマーケットなだけに仮想通貨のインデックスがあればいいなあと思っていました。
今回は仮想通貨で実際にインデックス投資ができる取引所を紹介しています。
この記事を読めば仮想通貨のインデックス投資を実際におこなえる取引所がわかるようになります。
草猫店長の目次ノート

改めてインデックスって何?
インデックスはそのまま言い換えると指標です。
周知のとおり、一般的に投資でインデックスと呼ばれる際は日経平均株価やダウ平均を指します。
数百、数千とある価格を特殊な計算方法で足して割って出た指標ですね。
言い換えると、市場の平均値です。
仮想通貨のインデックス投資
仮想通貨では今まで出てこなかったのですが、 2017年度 に大量に新しい通貨が増えました。
また、ビットコインの占める全体量が小さくなってきていることで求める人が増えたことでインデックスを提供する取引所などが出てきました。
現在 1600種類以上の取引所へ上場した仮想通貨が出回っています。
仮想通貨の場合のインデックスは主にメジャーコイン(上位100以内にあるような通貨)に焦点を当てて配分を決めています。
ビットコイン 30%、イーサリアム 20% 、リップル 15% …
と言ったように事前に決められた配分の指標になります。
そのため、どちらかといえば現状は分散投資をかんたんに出来る意味合いが強いかもしれませんね。
Huobi取引所でインデックスを購入できる

Huobi(フオビ)は取引所からは初となるインデックスを公開しました。
2018年 6月 11日 に発行されました。
他の取引所と同じようにHuobiで実際に購入することができます。
Huobiは中国を代表する取引所です。日本でいえばbitFlyerやbitbankのような位置づけです。
2013年 9月 から運営を開始しており、中国の規制をくぐりぬけながら生き残ってきた取引所になります。
住信SBIはバーチャルカレンシーという仮想通貨の取引所を開発中です(ほぼ完成)。
そのための資本提携企業としてHuobiが関わりました。(ただし国内と中国の規制が強くなってきたため計画が水に流れてしまいました。)
それだけ国内バンクにも信頼されている取引所ということですね。
Huobiは世界第4位の取引高

第1位 は最近、海外にも展開している bitFlyer ですね。
Huobiは世界 第4位 です。世界を代表する取引所の一つですね。
Huobiがリリースしたインデックス「 HB10 」

Huobiは「 HB10 」というインデックスをリリースしました。
「 HB10 」というのはHuobiが 10種類 の仮想通貨の中から配分を選んだという意味になるかと思います。
HB「10」の内容は以下の通りです。
②. BTC 24.03% ビットコイン
③. EOS 15.39% EOS
④. ETH 10.88% イーサリアム
⑤. BCH 4.85% ビットコインキャッシュ
⑥. XRP 4.07% リップル
⑦. LTC 2.85% ライトコイン
⑧. ETC 2.60% イーサリアムクラシック
⑨. LOST 2.19% IOSトークン
⑩. DASH 1.53% DASH
Huobi取引所が発行しているだけあって、Huobiの独自の仮想通貨 Huobi Token の割合が多めの 31.36% になっています。
Huobiでの取引高が大きくなるほどHuobi Tokenの価値も高まりやすいです。
Huobiは中国取引所のために今後も規制になやまされないかと心配する人もいると思います。
規制で人民元を封鎖されてしまい、対策としてシンガポールへ本社を移転しました。
リスクヘッジ的に韓国、サンフランシスコ、カナダへも進出しているため世界的な一斉規制がない限り政治に潰されることはあまりないと言えます。
中国でかなり勢いのある取引所ですので世界的にもっと仮想通貨の参加者が増えれば Huobi Token も増えるようになると思います。
実際の購入手順に関しては下の記事に画像を 30枚以上 使って仮数通貨の初心者でもわかるように図解説しています。
インデックストークンのCRYPTO20

世界初のインデックストークンとしてCRYPTO20から「C20」トークンが発行されました。
「C20」を発行した会社はケイマン諸島に本社を置いています。
CRYPTO20 は「 自律的なインデックスファンド 」としてのインデックストークンです。
ちょっと何を言ってるのかわからない。という方もいるかと思います。
CRYPTO20の面白いところは、単純な仮想通貨のインデックスではありません。
インデックスファンドそのものを仮想通貨にしようというコンセプトとしての「 自律的なインデックスファンド 」になります。
通常だとインデックスファンドがお客の資産を預かり、状況に応じて売買を逐次おこないます。そのため人件費がかかっていました。
CRYPTO20の場合はトークンで割り当てられた仮想通貨の配分バランスを変えるだけですべての人の配分を変更することができるため人件費が削減できます。
そのため 年間手数料 0.5% のほぼ、人が介在しない仮想通貨になっています。
単純に人を介在しなくなるため、通常のインデックスファンドの年率手数料の合計 3% を 0.5% にまで下げることができています。
自動でリバランス(配分調整)をしてくれてなかなか魅力的なインデックストークンです。
CRYPTO20の内訳

2. BTC 10.30% ビットコイン
3. BCH 9.76% ビットコインキャッシュ
4. EOS 9.71% EOS
5. XRP 9.60% リップル
6. LTC 7.20% ライトコイン
7. XLM 5.75% Steller
8. ADA 6.78% Cardano
9. IOTA 4.2% IOTA
10. TRON 4.14% トロン
11. NEO 3.33% NEO
12. DASH 2.75% DASH
13. XMR 2.63% MONERO
14. BNB 2.45% BinanceCoin
15. XEM 2.31% NEM
16. VEN 2.29% VeChain
17. ETC 2.04% イーサリアムクラシック
18. QTUM 1.24% Qtum
19. OMG 1.22% OmiseGo
20. ONT 0.91% Ontology
組み合わせや配分を意外に思った人もいるかもしれません。
スマートコントラクトとビットコインのような決済通貨とのバランスがうまく取れていますね。
ただし、C20のトークンの取引所はまだ充実していません。
Bibox、HitBTC、IDEXの3取引所で取り扱われています。
実際に売買するならBiboxが良いのですが、2017年 11月 に運営開始したばかりの取引所です。
(成長スピードは凄まじいので一目おける取引所です。)
ただ、取引所の安心感でいえばHuobiが一目上ですね。
取引所で選ぶのならHuobiの「HB10」、内容で選ぶのであれば「C20」の選択基準で良いと思います。
「C20」の購入方法は下の記事に画像をたっくさん使って解説しました。参考にしてみてください。
その他に進んでいる仮想通貨のインデックスプロジェクト
HuobiとCRYPTO20は実稼働しているインデックスプロジェクトの代表例でした。
他に仮想通貨のインデックスプロジェクトを稼働させていたり、進めているプロジェクトを紹介したいと思います。
ICONOMI(イコノミ)

イコノミは個人が好きなインデックス(分散投資)としてのポートフォリオを組めるプロジェクトです。
2016年度にICOで資金を調達して現在も開発が進んでいます。
組まれたポートフォリオは一体どんな人が組んだのかなど、自分から積極的に調べられそうな人は良いかもしれません。
手数料が少し高いポートフォリオが多いのはネックですね。
Crypto20プロジェクトであれば年間あたり 0.5% で、イコノミは 3% を超えたりします。
ブルームバーグ BGCI

まだリリースしていないようですが、アメリカ大手の情報総合会社であるブルームバーグは独自のインデックス指標を発表しました。
名前は「 BGCI 」( Bloomberg Galaxy Crypto Index )です。
- BTC 30.00% ビットコイン
- ETH 30.00% Ethereum
- XRP 14.14% リップル
- BCH 10.65% Bitcoin Cash
- EOS 6.11% EOS
- LTC 3.77% ライトコイン
- DASH 1.67% ダッシュ
- XMR 1.66% Monero
- ETC 1.00% Ethereum Classic
- Zcash 1.00% ジーキャッシュ
現在、発表しているインデックスの内訳は上のようになっています。
売買できるプラットフォームがあるわけではないようですが、ファンドチームを組んでいるとのことです。
商品化していくでしょう。
CCI30

CCI30は数学者と量子専門家、ファンドマネージャーで構成されたチームです。
合計30種類の仮想通貨でインデックスを組んでいます。
「 CryptoFund 」と呼ばれるファンドが商品化しています。配分は隠されています。
個人的には仮想通貨なんだからオープンにして欲しいなとは思います。

30種類の仮想通貨は上のような組み合わせになっています。
配分はわかりませんが参考程度にはなるのかなと思います。
国内のインデックスファンド
国内では現状はまだないですね。個人で分散投資してブログなどで発信している人はいますがインデックスとは呼べないですね。
インデックスを買うメリットデメリット

仮想通貨のインデックス投資のデメリットはなんでしょうか。
❷. 信憑性が不明
❸. ミドルリターンになる
国内取引所で買えないのは少し残念ですね。基本的に筆者は国内ですむのであれば国内取引所で売買することを進めています。
誰か日本人でインデックスを組んで誰でも買えるようにしてくれると良いですね。
信憑性が不明なところはあります。今回はいろいろなインデックスファンドやインデックスファンドトークンを紹介しました。
ですが、ファンドによって全く出している仮想通貨の種類が異なります。
リスクは当然落ちますのでその分、リターンの期待値も下がります。
もちろんファンドに依存します。
CRYPTO20の場合はマイナーコインもそれなりに組み込まれています。その分、リターンは大きいかと思います。
❷. 投資機関の参入が増えてきてもダメージを抑えることができる
❸. 仮想通貨そのものに投資できるのは大きい
まだ、仮想通貨でインデックス投資はマイナーな行為なのです。
ですが仮想通貨が普及する未来を確信している筆者としては仮想通貨の業界そのものに投資できるのはとても良いと思います。
仮想通貨のインデックス投資に関する他の記事も充実させていこうと考えていますが、実際に購入しようと思っています。
市場自体が成長は決まっているような世界(だと疑っていません)なので、インデックス投資はデメリットを超えて有用な投資法の一つだと思います。
仮想通貨のインデックス投資 まとめ

国内でまだ購入できないので乞うご期待です。
海外取引所であっても購入するのはとても良いと思います。
各仮想通貨の未来を投資することは時間のない人にとってはけっこう難しいことだと思います。
理由は、一つの仮想通貨に詳しくなるだけでもかなり大変な作業だからです。
一つの仮想通貨だけ詳しくなっても比較できないので投資判断ができません。
ですが、時間のない中で色んな仮想通貨を覚えることは専業でないと難しいですよね。
逆に、推しの仮想通貨が見つかったとしてもそれが逆にフィルターになって他の仮想通貨の理解をさまたげてしまったりします。
(インフルエンサーを見てると強く思います)
仮想通貨業界そのものに投資ができるインデックス投資はなかなか良い仮想通貨の投資の選択肢だと思いますね。
仮想通貨の未来市場

2017年度末に 70兆円 を超えて、執筆時は 20兆円 ほどのマーケットとなった仮想通貨です。
もともとゴールドを模倣して作られたビットコインですが、ゴールドの市場は 700兆円 と呼ばれています。
ゴールドよりも市場は大きくなることは間違いなさそうですし、現状の 100兆円 未満 は少なすぎます。
もっと大きくなる見込みは大きいし、日常に溶け込むプロダクトの準備段階の今は、仮想通貨の市場そのものに投じることはとても良い選択になるはずです。
忙しい人の良い選択肢の一つになると思います。
実際に購入する場合は下の記事を参考にしてみてください。
(※現在準備中)
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