この記事では 仮想通貨の初心者おすすめ本をまとめました
「 仮想通貨に興味があるけど何か良い本ないの〜 」
「 検索できる記事の内容が薄くて頭で理解が追いつかない〜。本で体系だって知りたい。 」
仮想通貨と一口に言っても、教養として知っておきたいのか、やりたいことがあって知っておきたいのかで読みたい本は変わるかと思います。
用途によっては必ずしも仮想通貨とは直接的に関係のない本だって読む必要はあるはず。
そこでビットコインバーゲンでは用途に応じて本をセレクションしました!
この記事の信憑性
私(草猫店長)はこれまでブロックチェーン先進国であるエストニアに滞在して記事にしたり、仮想通貨を経済の視点からも見るために世界経済に関する記事を作ったりしながら仮想通貨関連で400記事ほどアウトプットしてきました。
「退場しない仮想通貨」をテーマに低リスクでプロと同じことができる水準の1万円から仮想通貨を初めて見ることをおすすめしています。(詳細:仮想通貨はいくらから?初心者が1万円ではじめる仮想通貨)
草猫店長の目次ノート
仮想通貨とはそもそも何かを知りたい人
「 仮想通貨とは何かについて知りたい 」
「 仮想通貨ってどうやって生まれたの? 」
仮想通貨の基礎やビットコインの思想について触れられる本を紹介します。
デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

Amazon:デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語
この本は仮想通貨が生まれた背景についてストーリー立てて解説しているノンフィクション書籍です。
私も最初に読んで仮想通貨について興味が持てたのもこの書籍のおかげです。
読めば仮想通貨やブロックチェーンの「自律分散型社会」とは一体何をさすのか、その片鱗について感じ取ることができると思います。
仮想通貨のコアの価値観と創始者たちの思想を知ることができます。
少し文量は多いので、もっとお手軽に仮想通貨について知りたいなあという人は次に紹介するよなビギナー向けの本を読んでみることをおすすめします。
マンガでわかる ビットコインと仮想通貨 (池田書店)

ニュースやSNSなどで回ってくる仮想通貨についてざっくり把握したい人ならマンガで知るとかなり効率が良いかと思います。
踏み入った内容ではありませんがひとまず全体像を把握したいなあ。と言う人はぜひマンガから入ってみてください。
億り人ハイパーニートポインの 仮想通貨1年生の教科書

Amazon:億り人ハイパーニートポインの 仮想通貨1年生の教科書
仮想通貨トレードの実践書向けの本の中ではかなり分かりやすい部類の本です。
私もポインさんにお会いして軽くお話したことありますが良い雰囲気の方でした。
仮想通貨の仕組みや仮想通貨の成り立ちに関する本ではなく、どうやって資産管理していくのかを包括的に解説しています。
情報の集め方から、ボラの高い仮想通貨の中でどのようなアプローチで投資を行なっていくのか解説されています。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方

お金2.0はとても読みやすくて分かりやすい本です。「仮想通貨は実用性がないしオモチャと何が違うんだろう」と考えている人には特に読んでみると腑に落ちるところがあるかもしれません。
お金2.0の世界観は仮想通貨が普及した先で行われる「価値の交換」にフォーカスが当てられていると思います。
これまでにないところで、お金になるとは考えられなかったところで「価値の交換」が実現するようになると説明しています。
2019年8月だとKindleUnlimitedで無料で読めるようです。
ブロックチェーンを学んで行きたい人
「 仮想通貨、というよりも”暗号通貨”について理解を深めたい 」
「 ビジネスで仮想通貨やブロックチェーンは使えるのか可能性を知りたい 」
「 ブロックチェーンに関連したアプリを将来的に作ってみたい 」
この項はそうした人へ特にオススメします。
ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

Amazon:ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
少し分厚い本ですがブロックチェーンの可能性が把握できるようになります。
私も流し読みですが読んでみて、自分が考えていたことや感じていたことの再確認できました。
どんなに便利な道具でも使い方を誤れば凶器になり得ます。実際、中国のブロックチェーンは国民監視のためにより強化されていっているのが現状です。
ブロックチェーンを良い方向に活用していきたい人にも良い本かもしれません。
いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み

Amazon:いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み
「いちばんやさしいシリーズ」の本で、ブロックチェーンに限らずアプリ開発やサーバー系の技術屋よりのやさしい解説が多くて定評のある本です。過去にアプリ開発の本で最初に学んだことのがこのシリーズでした。
“暗号通貨”について学んでみたい人はこの本はKindleUnlimitedで0円ですし読んでみると良いかと思います。
【技術書に触れる前に読みたい】ビットコインはどのようにして動いているのか? ビザンチン将軍問題、ハッシュ関数、ブロックチェーン、PoWプロトコル

ブロックチェーンを学ぶ上で私が最初に読んでみた書籍です。
ブロックチェーンを学ぶ上でビットコインのブロックチェーンの仕組みについては避けては通れません。
技術的に理解しにくいところを文章のみで簡潔に解説しているのがこの書籍です。理系の人ならとっつきやすいと思います。文系の人でも2、3度目を通せば大体の仕組みについて理解できるようになると思います。
【技術書】ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術(マスタリングビットコインの日本語訳)

マスタリングビットコイン ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術
ビットコインバーゲンで私(草猫店長)が記事を書く上で、今でも時々参考にしているのがマスタリングビットコイン
です。
この書籍はこれからビットコインを技術的に理解していこうと言う人たちにとって内容はとても簡単ではありませんが、バイブル的な立ち位置になっていると思います。
2019年8月の現段階では、他にも入門書や分かりやすい書籍が増えているので必ずしもこの本で学ぶ必要性はないかもしれません。
ただ、一度は流し読みでも目を通しておきたい書籍だと思います。
仮想通貨で信用取引をやっていきたい人
「 仮想通貨でテクニカル分析を始めたい 」
「 投資としての仮想通貨について知りたい 」
仮想通貨の実践的な信用取引の手法はFXなどに濃いノウハウが転がっていますしいくらでも見つけることはできます。
もしノウハウを知りたいなら最初にエリオットウェーブを学んでみてください。天井を避ける可能性が高まります。(参考:【 ビットコインの高値掴みを避ける方法 】天井はエリオットウェーブで占える)
仮想通貨で信用取引をするのであれば例えカジュアルな投資であったとしても「相場への理解」「お金の仕組み」などについては知っておかなければ資産を溶かす確率は高いままです。
仮想通貨だけでなく、FX、株、不動産などなど、全てに通じる最低限の必要な理解もあると考えています。
「なんだか面倒だなあ」という人は参考にしなくても良いです。私が読んだ本でオススメのものを紹介します。
インベスターZ

Amazon:インベスターZ
インベスターZは投資の天才中学生が入学直後に投資部へ入って投資に目覚めていく様を描いた投資漫画です。ドラゴン桜と同じ作者が描いたコミックです。
お金の歴史、投資家に必要なメンタルや投資で負ける人の癖など投資全般の心構えなどを楽しく学べます。
「漫画でお金の勉強なんてできっこないよ」と思うかもしれません。ですがこの本を読むと「漫画だからこそ」理解できる投資で上手くいく法則のようなものを感じ取れるかと思います。
面倒な人は他の身構えて読むべき本よりインベスターZだけは読んでみて欲しいなと思います。
kindleUnlimitedなら1巻は無料になっています(2019年8月)
ゾーン — 相場心理学入門

チャートは上か下かを当てるとてもシンプルなゲームのように見えます。
「ゲームを遊ぶ感覚でぽちぽちできてお金も儲かるんだから楽しいなあ。」なんて気持ちで始める人も少なくありませんがこの本を読んでしまうと良い意味で「ゲーム感覚」から抜け出すことができます。
投資は1対1のやり取りに近く、「血なま臭く」「格闘技」に近い印象に変わると思います。
kindleUnlimitedで無料になっています(2019年8月)
マーケットの魔術師

一言でいえば「猿も木から落ちる」を実際の人生談として知れるものになっています。
投資界隈の有名な人たちにインタビューしてその人たちの教訓の一覧が乗っています。どんなに大成功を納めた投資家であっても殆どの投資家がどこかで金額の大きさは別として “大失敗” しています。
投資のプロ達の心構えはこの本から学ぶことができます。
私もこの本を読んでかなり参考になるところがありました。
kindleUnlimitedで無料になっています(2019年8月)
上記の3冊をとりあえず読んでおけば他の薄い書籍をなんども読む羽目にならずに済みます。結果として時間を節約できると思いますよ。
おまけ:冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く

Amazon:冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く
この本は読んでも読まなくても良いと思います。
投資家で有名なジムロジャーズが世界一周を横断して投資旅行する自伝です。一次情報を自分の足で取得していくことの大切さがわかる内容になっています。
仮想通貨に関しても、自分からアクティブに一次情報を集めれば長期的に上手くいく投資が行えるようになると思います。
お金やフィンテックの教養として仮想通貨を知りたい人
「 これからキャッシュレス化が進んでいくと仮想通貨の普及も進みそうだ。ある程度は知っておかなくては 」
「 最近ニュースに出てくるテクノロジーの技術についていけなくなりそう。忙しくてもすぐにわかる本はないのかな 」
そんな人へのチョイスです。
マルチナ、永遠のAI。――AIと仮想通貨時代をどう生きるか

主人公が新しい人工知能のモニターとなってデータを集めていく中で、新しいテクノロジーとの付き合い方で葛藤する物語です。
中学生からでも理解しやすくボリュームも多くないです。小説のストーリーをベースに話題のフィンテックが日常生活に普及した日常について解説しています。
ライトノベルな感じで読めて楽しく気軽に読めました。
仮想通貨に限らずプライバシー、データ中心社会、人工知能など様々なテクノロジーについて優しい解説も交えながら話が展開しているのでニュースで断片的な情報をみるよりリアリティがあるかもしれません。
貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで (早川書房)

Amazon:貨幣の「新」世界史――ハンムラビ法典からビットコインまで
少し難しい内容です。
「お金」について理解するための鍵となるのは「貨幣」です。貨幣の歴史を多様な視点で解説していて、濃い内容となっているので少し読むのに身構えないと行けないかもしれません。
お金といえば経済学で解説するものがスタンダードになっていますが人類史、文化、生物学など多様な視点でお金の歴史を掘り下げています。
この本を読んだ後に改めてビットコインがどのような歴史の流れで誕生したのか考えてみて、理解がより深まった気がしました。
アンダーグラウンド・マーケット

フィクションの近未来小説です。
2018年──下流に堕ちた日本人と、安い労働力として呼び寄せられた移民たちは「円」を捨て、電子貨幣による非課税の経済圏を作り始める。そんな環境の中で、若いフリーランスのITエンジニアたちが時代に抗い、世界を切り開いていく近未来青春サスペンス。
「経済圏」という言葉は仮想通貨の文脈でもよく使われる言葉です。
「経済圏」とは、独自の「価値」を信じる人たちで集まった狭い範囲での経済のことです。
例えば面白さこそが「価値」だと思う人たちが集まって「価値」を交換しています。ここでいう「価値」とは殆ど「お金」の意味合いです。
面白さで「価値」つまりお金を稼げるような世界観が生じていればそれは「おもしろ経済圏」と言っても良いでしょう。
例えが良かったのかわかりませんが、仮想通貨が普及した先のディストピア小説です。仮想通貨を教養として知っておきたい人にはちょうど良い本になると思います。
仮想通貨の初心者おすすめ本をまとめました

仮想通貨を学びたいからと言って必ずしも仮想通貨の本が適切だとは思いません。
過去に数あるバズワード(流行の言葉)が過ぎ去りました。AIブームも歴史の中では3回目です。
今後のテクノロジーの発展でバズワードに踊らされないためには大枠を掴んでおく方がスマートで、大枠を掴んだ上で仮想通貨についても知っておくとモアベターでしょう。
例えばその意味で本を紹介すると落合陽一さんのような人の出版した書籍(デジタルネイチャー)やホモデウス(歴史家の書いた未来予言)などはかなり俯瞰した壮大なスケールの内容になっていて大枠を捉えるのには良いと思います。
仮想通貨やビットコインに関しても長い視点で考えられるようになると一喜一憂せずに付き合えるようになるのではないでしょうか。
ビットコインバーゲンでは「退場しない仮想通貨」をテーマに1万円から仮想通貨を初めてみることをオススメしています。
良かったら仮想通貨はいくらから?初心者が1万円ではじめる仮想通貨も読んでみてください。
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