仮想通貨取引所の口座はいくつあった方が良いのか について解説しています。

人によって必要な数は変わります。といえば良いのですが、仮想通貨の場合はハッキング事件は事あるごとにスムーズに一時的に取引所が使えなくなる可能性があります。
一つの取引所に絞っているとハッキングされた時はそれまでになってしまいますよね。
一方でいくつもの取引所を開設しようと思って開設して一つ一つのパスワード管理したりするのも面倒で、しっかりと複数開設するメリットを確認してからが良いですよね。
この記事では読むことで取引所を複数開設するのはどのような点でお得なのか、良いのかを経験談を交えながらわかるように解説しました。
草猫店長の目次ノート

結論:口座は3つあれば十分
仮想通貨取引所の口座はいくつあった方が良いのか に対する結論として仮想通貨の取引所口座はだいたい3つあれば事足ります。
1つは初心者の入り口としての取引所
2つはある程度、銘柄数のある取引所とその予備。
あとは用途別に取引所を増やせば良いと思います。基本は3つあれば十分です。
これだけだと、どう選んでいいのか割らないと思うので整理します。
仮想通貨が複数あると儲かる?3つの機会
仮想通貨が複数あると儲かる3つの機会
①上場銘柄を先に掴んで置くことができる
②アービトラージで利益を出せる
③ハードフォークで仮想通貨が分裂による利益
①上場銘柄を先に掴んで置くことができる
「Monacoin(MONA)」の取り扱い開始についてhttps://t.co/cbaIhkHDNj
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2019年5月31日
モナコインがコインチェックから上場するという通知が入ってからモナコインは一気に伸びました。

わずか2日間で3倍まで跳ね上がりました。
これからもAの取引所では上場しているけれど、Bの取引所では上場していないが今後、上場するかもしれない仮想通貨を握って置くだけでもチャンスが増えます。
②アービトラージで利益を出せる

アービトラージとは取引所間で価値の差があることを利用して利益を得るための取引のことです。
専門用語で裁定取引と呼びます。
複数の取引所無くして実現することはできません。
実際のところ手動でやる人はあまりおらず、自分でプログラミングをして自動で行う方法が主流であるためプログラミングが得意な人に向いています。
もしくは作っておいたものを販売している人もいます。
noteで買える仮想通貨の自動売買botや関連noteをまとめてみたでは販売している人がどのようなプログラムを扱っているのかがわかるので参考にどうぞ。
③ハードフォークで仮想通貨が分裂することによる利益
ハードフォークとは仮想通貨の開発者のコアな部分を取り扱う人たちの間で派閥ができてしまい、仮想通貨そのものが枝分かれすることを言います。
ハードフォークについての詳細はハードフォークとは 仮想通貨の分裂はロックバンドみたいなものを参考にどうぞ。
枝分かれするのでこれまでの取引履歴やそれぞれの人が保有しているデータも同じであるため単純に新しい仮想通貨へ資産がコピペされる形になります。
下の画像のように性能はほとんど同じですがブロック生成時間だけ仕様が変わって分岐することをハードフォークと呼びます。

枝分かれした後の仮想通貨は本家よりも価値が低い状態で分かれることが多いのですが、一応価値はついており、利益が得られます。
しかしこれは取引所によって姿勢が異なり、Aの取引所では分裂後の仮想通貨は取り扱わない、Bの取引所では分裂の仮想通貨は取り扱う。
といったことは度々起こります。
その際に分裂後に取り扱うへ取引所へ資産を預けておくとそのまま仮想通貨が増えてもらえることになります。
といったように、上の3つは基本的なところですが、口座を保有している取引所が多いほど当然ですが機会を掴む可能性は高まります。
複数取引所を開設するマジメな理由
「儲かる機会を得る以外に複数の取引所を開設することで何が嬉しいの?デメリットはないの?」
と思った人もいるかもしれません。
別に細かいテクニックみたいなことでお金を稼ごうとは思わないという人の方が多いと思います。
むしろ逆に口座が増えると面倒なことはないの?って話ですよね。
そこで最初にデメリットを並べてみます。
❷. 一々登録するのがめんどうだ
❸. 使ってなくてもメール通知とかが増えていやだ
こんな感じかと思います。大半はなので面倒や手間かどうかくらいがメインかなと思います。
金銭的な面でみれば取引所は登録しても維持費は何もかからないので0円ですのでデメリットはありません。
あと、メール通知などもウザいなあと思ったら利用するまで迷惑メールフォルダに入れていれば良いかもしれません。
複数取引所を開設するメリット
では逆にマジメな理由で複数取引所を開設するメリットをまとめてみます。
❷. リスク分散ができる
❸. キャンペーン開催時はすぐに飛びつける
❹. 取り扱える銘柄数が増える
❺. 登録制限される前に開設できる
これに加えて前半で説明したように儲かる機会も得ることができます。
「面倒だけど取引所は複数、あるならあるに越したことないよね」
ということです。
❶. 有事の際に避難先がある
仮想通貨はまだまだ完全ではありません。そのため、コインチェックのハッキング事件、Zaifのハッキング事件となんども事件が起こりました。
コインチェックやZaifもハッキング後は一部の仮想通貨で送金ができなくなったりしました。
もし一つの取引所しか口座がない場合は他の取引所に逃げることができません。
❷. リスク分散ができる
ハッキングはいつ起こるのか分かりません。
セキュリティに完璧というものはおそらくありません。さらに仮想通貨の性質上、被害は個人への負担につながりがちです。
ですのでビットコインを購入するのでも複数の取引所で均等に売買した方が安全性は高まります。
(もちろん、慣れてきたらウォレットアプリやハードウォレットに保管先を変更した方が良いです。)
❸. キャンペーン開催時はすぐに飛びつける
各取引所は利用者から取引をもっと活発にやって欲しいので促進のためのキャンペーンを開催したりします。
例えば、bitbankはXRP(リップル)が強い取引所ですがXRP(リップル)に関するキャンペーンをやっていたりします。
Liquid by QUOINEもある程度の取引を行うと1万円がもらえるキャンペーンをやっていたりしました。
そうしたキャンペーンに対してすぐに飛びつくことができます。
❹. 取り扱える銘柄数が増える
取り扱える銘柄数が増えます。これは単純ですね。
bitbankやLiquid by QUOINEあたりは国内の中でも特に取り扱い銘柄数が多めの取引所です。
❺. 登録制限される前に開設できる
過去にコインチェック、bitFlyer、Zaifが新規登録を中止してしまったことがあります。
新規登録を制限されると開設できなくなります。いうまでもありませんよね。
登録制限されてしまうと、登録したかった取引所だけしか持っていない機能を利用できなくなってしまいます。
Zaifだとコイン積立があり、私も仮想通貨の積立預金を今もすすめたいのですが新規登録ができなくなり使えなくなりました。
初心者の取引所はまた別に考える
「複数の取引所の口座を増やすメリットは分かったけど、どれを選んだらいいの」
というところですが、初心者向けの取引所は初心者向けと割り切ってみましょう。
初心者向けの取引所は今のところ一択でGMOコインです。アプリをダウンロードしなくても扱えます。
初心者が迷わず仮想通貨を売買できる「販売所」もあります。初心者は迷わず購入できる「販売所」はオススメです。
GMOコインは資本金が大きいですし、グループ全体の粗利益も大きな会社ですので有事の際も対応してもらえる可能性が高いとみていています。
使う時の安心感も違いますよね。
ただ、GMOコインはあくまで初心者向けです。(ビットコインFXは別)
取り扱い銘柄数が少ないです。ある程度、慣れてきたら複数の取引所を扱った方が良いです。
銘柄数の多い取引所は2つ欲しい
銘柄数の多い取引所が2つは欲しいです。
現状で国内の取引所のなかだとそんなに数は多くありません。新規登録制限されているからですね。
この4つになります。
コインチェックは手数料は高いですがこの中でもっとも銘柄数が多いです。ただしハッキング歴はあります。
資本金の多さでいえばBITPOINTが良いです。海外展開もしていて営業利益もこの3つの中で一番大きかったです。
ただ、個人的にはBITPOINTはオススメしません。理由としてはサイトの見た目(UI)が少し古臭いからです。(2019年7月追記。BITPOINTは35億程度のハッキングを受けました。オススメしてなくて良かったです。)
あえてそのようなデザインにしていると思いますが、自分が使いたいとは思えなかったのでオススメしません。
送金手数料が無料だったり取引手数料が安いです。
あと自動売買システム(Windowsの人向け)も使えるので自動売買の機能を使いたいという明確な理由があれば登録することをオススメします。
一方でbitbankは銘柄数が多い取引所の中では利便性が一番高いです。
分析できるツールが一番重要しています。取引手数料が無料です(キャンペーンと言ってるけどずっと延長している笑)
送金や入出金も早いので便利です。
ですのでbitbankが無難です。
もう一つはセキュリティファーストのLiquid by QUOINEです。
Liquid by QUOINEは法令遵守とセキュリティに対しては意識が高いです。
送金や入出金に対しては人の検閲を入れていたり、顧客の資産は全てオフラインで保管しています。
逆にセキュリティが意識されすぎていて入出金が遅いという不便があります。すぐに入出金したいときはbitbankを使う。と言った利用用途だと間違いないかと思います。
またLiquid by QUOINEとbitbankはどちらも銘柄数が多くお互いに銘柄ダブっている数が多いのでどちらかが使えなくなってしまったとしてももう一方の取引所に逃げやすいです。
複数の取引所を持っていて助かったことがあります
実際に複数持っていて助かったことがあります。それは、海外でスマホを盗難された時に、2段階認証のアプリも当然使えなくなりました。
仮想通貨を始めたての頃に作ったZaifとコインチェックのアカウントは未熟なもので2段階認証のバックアップを保管しておらずすぐにログインできなくなってしまいました。
どちらもお問い合わせで写真などを送って復活することができるのですが、実際にやってみたところ面倒でした。
あと時間もかかります。
時間がかかるのでその間は仮想通貨をいじれないなあとなるところでしたが、Liquid by Quoineの方でバックアップを取ってあったので仮想通貨を扱うことができました。
口座を複数持っていて助かりました。
あとは用途に応じて増やそう
用途に関して箇条書きしました。
❷. セキュリティを重視して取引したい→セキュリティファーストのLiquid by QUOINE
❸. Dapps使ったりとかゲームしたい→利便性の高いbitbank
❹. 総合的に安い手数料で取引したい→Liquid by QUOINE か bitbank
❺. 手数料を無料で取引したい→送金手数料が無料のBITPOINT か GMOコイン
❻. たまに触ってカジュアルに取引したい→初心者も自然に使えるようになるGMOコイン
一概にはいえませんが上のようになります。
用途別の取引所について詳しく解説しているのは
仮想通貨取引所の口座はいくつあった方が良い まとめ

仮想通貨取引所の口座はいくつあれば良い。というものではありませんが、少なくとも一つだと心許ないので2つ以上は欲しいところです。
実際に使っていくのは3つあれば十分だと思います。
ある程度、慣れてきたら海外取引所に挑戦しても良いです。また、中級者以降になるとウォレットアプリやハードウォレットなども活用するようになってきます。
すると取引所はたくさん必要でなくなってくるかと思います。とはいえ、予備は必要ですので3つあれば十分かなと結論だしました。
レバレッジ取引も検討している人は【 賢く選ぶ 】 レバレッジ取引に適した仮想通貨取引所も読んでみてください。
bitbankや、Liquid by QUOINE、GMOコインの口コミを見てから決めたいという人のために口コミ記事のリンクを貼っておきます。
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