仮想通貨で追証で強制ロスカットされると辛いですよね。
例えば、一瞬だけ価格が不安定になってローソク足が触れてロスカットに巻き込まれるケースです。
自分の予測が未熟なためならまだしもサーバーが不安定で強制ロスカットなんてことも合ったりします。
だったらまだ、追証がない方がマシだという人もいると思うのでこの記事を書いてみることにしました。
この記事でははじめに追証なしのみの取引所を紹介しています。また、追証の基本となる知識を確認しながら追証なしで万が一の暴落でも借金しない取引所も紹介します。
追証なしの取引所はコレだ!

❶. 「ビットレ君」が最強GMOコイン
❷. 国内老舗のbitbankのビットバンクトレード
❸. ユニークな施策の多いZaifのAirFX
❹. ハイレバレッジの登竜門BitMEX
この4つはどれも追証なし!それぞれを軽く紹介していきます。
❶. 「ビットレ君」が最強GMOコイン

GMOコインは追証なしの取引所の中でもっとも使いやすい取引所です。
「ビットレ君」と呼ばれるアプリが秀逸で使いやすさ最強です。
為替FXでの長年培ってきたノウハウがあるので初心者の人が操作に迷うことなく扱えるようになっています。
ただし、GMOコインの「追証なし」はロスカットしないという意味ではないので注意!後ほど解説します。
❷. 国内老舗なbitbankのビットバンクトレード

国内取引所の中でも老舗に入るbitbankが提供している追証なしのビットバンクトレード。
ビットバンクトレードではキャピタルゲインフィーと呼ばれる利用者が証拠金を超える損失を被らないための施策がされている良心的な取引所です。
最近は初心者も多く利用しているbitbankですが、もともと中級者から上級者向けに高機能なトレードを提供して行っている取引所です。
プロにとっては使いやすい環境も整っています。
※レバレッジ取引のできるbitbankトレードは2019年3月31日を持ってして終了しました。→違う形で再開もあり得るのでその時に更新します
❸. ユニークな施策の多いZaifのAirFX

Zaifは現在新規登録者の規制中です
ソーシャルチップ機能を実装したり取引板でチャットを楽しめたり、ユニークな仮想通貨を最初に取り扱い始めたりしているのはZaifです。
そんなZaifのAirFXもユニークな機能が搭載されており、追証なしとなっています。
EPS(Early Profit Settlement)と呼ばれる手法で、追証を発生を予防する強制決済を行います。
仮に証拠金を割って損失を被ったとしても支払いしなくて良いようになっています。
「強制決済されたくないから追証なしの取引所を探してるんだ」
という人にとっては向いていないかも向いていないかもしれません。損益を避けたい人には良い選択肢になると思います。
❹. ハイレバレッジの登竜門BitMEX

これだけ海外取引所です。最大100倍までレバレッジを載せることができる世界でトップクラスのBitMEXです。
100倍までレバレッジがあるのにそれでいて追証なしなのでかなり人気です。
BitMEXの場合はゼロカットのシステムがあります。
ゼロカットとは残高がマイナスになっても次に入金した時に残高0にリセットしてくれる仕組みのことです。
これにより損益を含むことはありません。
要するにマイナスになった場合はBitMEXが負担してくれるということですね。ありがたい。
追証なしでも”借金”はする可能性アリ
ややこしいのですが「追証なし」という言葉が使われる際によく、借金しないニュアンスで語られる場合が多いです。
私も最初は勘違いしていましたが、「追証なし」と「借金しない」は関係ありません。
そもそも追証なしとは
追証なしは「追加証拠金なし」の略称です。通常、証拠金維持率が下回ると維持率に戻るまでに金額を請求されます。
「追加証拠金なし」は証拠金維持率を元に戻すための請求が必要ないだけなんですね。
言い換えると、「追証なし」はあくまで証拠金維持率を下回っても請求しませんよ〜という意味でしかありません。
証拠金維持率を下回ったあとに含み損してしまうのは別の話だから、そこは請求しますよ〜と言っているんですね。
「追証なし」でもロスカットされるかも関係ない
「証拠金維持率」を下回っても請求はしませんよ〜。という意味でしかないのでロスカットで強制決済されるかどうかも直接関係ありません。
GMOコインのレバレッジ取引で勘違いされやすいようです。
GMOコインの場合はロスカットが適応される証拠金維持率が75%になっています。
ですが75%を下回ってから即座に自動でロスカットされません。
ロスカットをGMOコインのアルゴリズムが特定するまでの間は決済されませんので、含み損になっても不足分は必要です。
しかしアルゴリズムが特定するまでの間に一瞬だけ暴落してまた元のチャートに戻った場合は「追証なし」です。
普通の追証アリの取引所よりもマシな程度ですね。
真の追証なしニストは特にココの取引所が良い
GMOコインは追証アリよりも少しマシな追証なしの取引所でした。ですので候補から省きたいと思います。
Zaifはハッキングを受けてから取引所として今のところ安定していません。
何より新規登録者を規制しているので登録できないので候補外です。(2018年10月現在)
そうするとBitMEXかビットバンクトレードのどちらかになりますね。
どちらが良いのかの私の結論があります。
それは中長期目線ならビットバンクトレードで短期目線ならBitMEXです。
中長期目線ならビットバンクトレード
(ビットバンクトレードは残念ながらサービス終了しています。)
ビットバンクトレードなのですが、証拠金維持率は20%です。
そのため、強制決済までの幅が大きいです。
しかし、手数料が高いのがデメリットです。
新規エントリー時に0.01%の手数料がかかります。レバレッジ込みの手数料です。
100万円を10倍にしていれば1000万円に対して0.01%がかかる計算になります。1000円の手数料ですね。
決済時の手数料は0ですが、何度もエントリーする人は手数料が痛いです。
しかも利益が確定した際に得られた利益に対して 0.2% の手数料が必要です。損益時は必要ありませんが新規手数料 0.01% に加えて利益の 0.2% は少し痛いですよね。
ですがポジション料金は0なのは嬉しいです。
多くの取引所はポジション料率といってレバレッジを効かせてお金を貸してあげている代わりに「0.04% / 日」の手数料をもらうね。ということで手数料が発生します。
これが取引所の収益ポイントになっています。
ビットバンクはポジション料金も不要ですし、しかも決済時の利益 0.2% の利益に関してはビットバンクトレードのお財布に入るわけではなく、利用者が損失を被った際の保険金として積立預金されています。
「なにそれ?」と思うかもしれません。
実はビットバンクトレードでは 0.2% の手数料をキャピタルゲインフィーという名前で徴収していて、相場が急激に変わった際に損失に当てる積立金にしているのです。
言い換えると、証拠金以上の損失を被った損失分はビットバンクが補填してくれるようになっています。
要するにみんなの利益を保険金にしようという発想ですので、強制ロスカットされても損失することはありません。
スキャルピングの取引だと手数料が痛手になりそうですが、中長期なら「最悪借金はしなくても済むんだ」となり精神的に安心してトレードを行うことができます。
一応公式サイトの引用をしておきます。
(画像を挟む)
- この制度は、ビットバンク社が相場急変時のロスカット時に被る相場変動損失を防ぐためのもので、決済損失積立金として充当されます。この制度を採用することにより、相場の急変時に、お客様の建玉のロスカットが執行され、証拠BTC以上の損失が発生した場合でも、その損失分は、この決済損失積立金から充当されますので、お客様が証拠BTC以上の負担を求められること(いわゆる追証)が不要となります。
さらにOKEXと呼ばれる世界最大手の取引板データを引っ張ってきているのでスプレッドがほぼありません。
プロの投資家にも好環境です。
ここまで引っくるめてビットバンクトレードが追証なしニストの中長期トレードにおすすめな理由です。
他の取引所にはない特徴です。追証なしが良いという人にはうってつけではないでしょうか。
証拠金維持率も20%と低めになっています。
短期目線でならBitMEX
BitMEXはゼロカットシステムを採用しています。
ゼロカットシステムでは仮にロスカットが間に合わず損益を含んでしまったとしても次の入金時にはなかったこととして再挑戦できるシステムのことです。
このため、精神的に負荷が少ない状態でハイリスクのトレードを行うことができます。
レバレッジは最大100倍(ビットコインの場合でアルトコイン50倍以下)です。
証拠金維持率は0%です。
ただし、ハイリスクなだけに夢中になってしまい資産を一気に溶かしてしまう恐れがあります。
また、ハイレバレッジはあっという間に証拠金が0になってしまいます。
そのため、よく分からないで利用する場合は可能な限り少額で試運転しましょう。
また、海外取引所になるのでいつ規制がくるのかとか、世界で利用されている分ハッキングが日本よりも簡単に起こってしまうことは忘れないようにしましょう。
長期で資産を置いておくのは極力避けたいですね。
ここまでで、BitMEXが短期的な目線でおすすめする理由でした。
追証なしで仮想通貨FXを楽しめる取引所 まとめ

「追証なし」は必ずしも損益を被らないという訳でも、強制ロスカットされないという訳でもありませんでした。
ですが、急な相場の理不尽な変動には効き目のあるものでしたね。
特にビットバンクトレードは手数料は高いけど損益に保険がかかっているし、BitMEXは短期目線で使いやすいものでした。
「別に追証なしとか関係なくレバレッジ取引のできる仮想通貨取引所をもっと知りたい」
という人に用途別にレバレッジの取引所を紹介した【 賢く選ぶ 】 レバレッジ取引に適した仮想通貨取引所という記事があるのであなたにピッタリな取引所を見つけることのお手伝いができると思いますよ。
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