コインチェックでモナコインが売れない噂をまとめて見た

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「モナコインがコインチェックで売れないらしい」

その噂がツイッターで流れてきたのでまとめて見ました。

 

その前にbitbankのモナコインのチャートを見て見ましょう。

コインチェックがモナコイン上場を発表した5月31日から数日でおよそ3倍まで価格が高騰しています。

今回の価格高騰を引き起こした火種は間違いなくコインチェックでしょう。

 

事の発端は6月5日のモナコイン上場日

モナコインを高騰させたと言ってもおそらく過言ではないコインチェックです。しかしそのコインチェックがなんと上場初日で売り規制を入れていたとのこと。

 

初日のどのタイミングで売り規制を入れたのかはわかりませんでしたが、コインチェック公式で発表もありませんでした。(この記事の後に発表されるかもしれませんが)

 

bitbankではコインチェック上場後に最高値380円です。一方でコインチェックの相場だけは一瞬だけ750円に到達していたそうです。

 

しかし、これだけの価格の乖離は必然です。

買った直後に売り抜けたいけど売れない人がいたために売り板は薄くなります。そして売り板よりも買い板が相対的に多くなり価格が高騰します。

売り規制とMONAコインのコインチェックでの高騰を説明する図 売り規制とMONAコインのコインチェックでの高騰を説明する図2

 

もちろんコインチェックでモナコインを買いたい人が大勢いたことも考えられますがアービトラージ(他の取引所で利益が出るように送金して売ること)する人たちが調整するので2倍も差が開くことは考えにくいです。

 

ちなみにFXでも同様ですが販売所というのはユーザーが”損する”と販売所が”儲かる”ビジネスです。(個人同士のやり取りの”取引所”では起こりません。)

 

ユーザーが”買い”の時に販売所は”売り”になります。ユーザーが200円で買って100円で手放せば、その反対が取引所です。

(ただし、この理屈はどこかからMONAを調達しているのではなく販売所が実際に現物保有している場合です。

コインチェックは実際に保有分がなかったことで問題になっていたのでMONAも現物保有していると考えています。)

 

より詳しくは仮想通貨取引所のビジネスモデルを図解してみた 【儲けのからくり】でも販売所のビジネスモデルも一緒に図解説しています。

 

みんなの声を拾って見た

個人でできる今後の対策

取引所や販売所に対してあーだこーだ言っても法整備が整っていなかったり、個人で何かしても対応が変わることはなかなか難しいです。

今回のMONAのような事態に巻き込まれないためにはこちら側で行動を変える方が早いと思います。

個人でできる対策

①短期売買をやめる

②”販売所”は使わない

③MONAコインはbitbankで買う

④爆上がりした後に参入しない(イナゴをやめよう!イナゴとは群れて買う人たちのネット用語)

 

①短期売買をやめる

これはちょっと極端ですが、短期売買でやるとコインチェックほど分かりやすい感じではないにしても、初心者たちの集まったお金を刈り取ろうする人たちはどこかで現れます。

投資機関とか、クジラと呼ばれる大口の人たちが殆どだと思います。

 

そのため、素人で勝つのは難しいので基本的には短期をやる場合は余裕資金の余裕資金をお勧めします。

詳細は仮想通貨をやらない方がいい理由 【 ◯◯目線は大口に搾取される 】という記事で短期目線のデメリットを解説しています。

 

②”販売所”は使わない

販売所は初めての一歩として利用するのには良いのですが投機で大きな利益を狙って利用するものではありません。

コインチェックは”販売所”オンリーの会社です。

公には言うことはありませんが、ユーザーが損してくれないとコインチェックを買収したお金を取り戻すことができません。

 

ある程度慣れたら”販売所”そのものを利用しないようにしましょう。

 

③MONAコインはbitbankで買う

コインチェックで今回のような事故が起こった以上、今後も似たようなことは起こり得ます。

ですのでコインチェックでMONAコインを買うとまた巻き込まれる可能性があります。

 

一方で他にMONAがあるのはZaifとbitbankです。ZaifでもMONAコインの取引停止などの事故が前に起こっていることを考えると消去法でbitbank一択です。

 

④爆上がりした後に参入しない(イナゴをやめよう!イナゴとは群れて買う人たちのネット用語)

参入したての人がバブルに乗っかって上手に抜けられることは殆どないと思います。

 

まずバブル時はサーバーに負担がかかり売買が機能しなくなりやすいです。事前に予知して仕掛けられるような人しかできません。

(マイナー通貨のインフルエンサーみたいな人)

なぜか際立って価格が高騰している通貨を見かけたらすでに時遅しですよ。

 

コインチェックでモナコインが売れない噂をまとめて見た

コインチェックは過去に580億円相当のNEMでのハッキングが生じた会社です。

その後、マネックスと呼ばれるFXで有名な会社が買収しています。

 

買収したということはそれだけの金額をマネックスは回収したいと思うはずで、今回のコインチェックでの売り規制は法整備がゆるいことをいいことに上手く戦略として事前に取り入れていたのかもしれません。(もちろん断定ではなく仮定の話です。)

 

いずれにしても急な価格の高騰に飛び乗っていいことはないです。

そして価格の高騰と急落で一喜一憂してると精神が持ちません。

 

私は仮想通貨、特にビットコインは5年後より先を見つめて買い増ししつつ、積立する金額よりも小さなお金で信用取引などで遊ぶハイブリッドな手法をお勧めしています。

積立投資に関しては【 1万円で始める積立投資 】 仮想通貨(暗号資産)の積立投資は最強だった

を良かったら参考にして見てください。