「 コインチェック、XEMのハッキング事件からしばらくして復活したみたいだけど、今どんな感じで使えるのだろう。そういったところとか、皆んなの意見を知りたい 」
コインチェックはハッキング事件後にマネックス証券に買収されました。マネックス証券は老舗のネット証券会社です。
ハッキング以前まではコインチェックは他方から賞賛されていました。
しかし最近は買収され、若者のベンチャー企業としての雰囲気はなくなってしまったように思います。
・高騰や暴落時にコインチェックは使わない方が無難
・販売所なので手数料が高い
・用途に応じて利用する分はOK
この記事ではコインチェックの近況についてまとめて、メリットデメリットを確認できるようにまとめています。
他の記事では良いところばかり語られているのでデメリットをメインに注目してみます。
草猫店長の目次ノート
仮想通貨交換業者として金融庁から認定をもらった
580億円のXEMハッキング時は、金融庁から許可が降りずに仮想通貨交換業として認められていませんでした。
それから1年経過して、経営体制と戦略、マネーロンダリング対策やセキュリティ強化を通して2019年1月に金融庁から認可された仮想通貨の販売所となりました。
そして新規登録者の再開も始まりました。
モナコインで謎の売り規制が生じる
【Monacoin(MONA)の取り扱いを開始しました!】
2019年5月31日に公開しておりました「Monacoin(MONA)」の取扱につきまして、本日より開始致しましたことをお知らせします。https://t.co/oKbdNditTg— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2019年6月5日
コインチェックが復活したということで話題になり、それに加えて国内でおよそ1年半ぶりに新規コインが上場することになりました。
それがモナコインだったのですが上場の話がでた直後におよそ3倍にまで価格が高騰しました。
さらにコインチェックが上場後に発表前から7倍近くまで価格がコインチェック内だけで上昇しました。
しかしこの時、コインチェックはなんの予告もなしに”売り規制”を行い高騰した価格で買ったモナコインを売れなくしてしまいました。
その後、弁明などもあるのかなと思いましたが何事もなかったかのように振舞われています。
#モナコイン#Coincheck
爆上げしてるけどCoincheckチャト見てたら早く買わなきゃとか言ってる奴多いけどこれ買えるけど売れない奴だから完全罠
上がってるのは捕まった奴がどう対処していいか分からないから
でもこれ合法
流石金融庁の天下り先になった所はやる事が違う pic.twitter.com/vfkOhjPFcA— ららお (@zxcvbnm56932409) 2019年6月5日
このことからも、価格が高騰したり混乱が起こっているタイミングでコインチェックを利用するとどういう”合法的”に規制を敷かれる可能性があります。
詳細はコインチェックでモナコインが売れない噂をまとめて見たで解説しています。
まだ販売所がメイン
コインチェックは銘柄の品揃えが国内でもっとも多いです。
BTC(ビットコイン) / ETH(イーサリアム) / XRP(リップル) / ETC(イーサリアムクラシック) / LSK(リスク) / FCT(ファクトム) / XEM(ネム) / LTC(ライトコイン) / BCH(ビットコインキャッシュ) / MONA(モナコイン)
上のように10種類の仮想通貨が購入できて、現在これから登録できる国内取引所の中で唯一、LSK(リスク)、FCT(ファクトム)、ETC(イーサクラシック)を購入できます。
スプレッド手数料が高い販売所
ただしコインチェックの場合、ビットコインを除いて手数料が高い販売所の形式になっています。
販売所と取引所の違いというものがありまして、販売所は会社(コインチェック社)から直接的に仮想通貨を購入します。
取引所は個人同士で仮想通貨を購入します。
そのため会社は損しないようにスプレッド手数料を高めに設定しています。
販売所と取引所の違いに関しては仮想通貨の販売所と取引所の違いとメリット・デメリットをスッキリ解説の記事で解説しています。
使いやすさで有名だったコインチェック
コインチェックは直感的に操作できて初心者でも簡単に使えるという触れ込みでした。
実際、簡単に操作できるし使いやすいのですが、それがコインチェックだけかといえばそうではんなくなって来ています。
例えばLiquid by Quoineのスマホ版とコインチェックのスマホ版は操作性や見た目が似ています。
(参考:スマホアプリLiquid by QUOINEライト版の使い方 画像つき解説)
また、GMOコインも直感的に操作していけますし、販売所だけでなく、取引所、レバレッジに関しても販売所なみに充実しています。
オールインワンなのでコインチェックを敢えて選ぶ必要はそこまでないかなと、思います。
GMOコインに関しては【 GMOコインの評判 】闇の口コミを集めて見た。GMOコインの痛いとこを探るの記事でデメリットなども解説しています。
目的を持って利用する場合は良い
コインチェックはLSK(リスク)、FCT(ファクトム)、ETC(イーサクラシック)が購入できます。
また、モナコインが上場したようなタイミングで売り規制があったと説明しましたが、それ以外のポイントでは悪い噂はありません。
ハッキングを経験しただけあり、数多くの対策をこなしているのではないでしょうか。
他の取引所にはない銘柄を売買したいという場合であれば十分にコインチェックを利用するメリットはあるかと思います。
今後はさらに営利よりになると思われる
コインチェックは537億円の営業利益を18年3月決算で報告しています。
ほとんどはXEM盗難の補償に当てられています。それでも63億円の純利が残っています。
この驚異的な利益に対して買収額は36億円でしたので残った純利よりも少ない金額です。それから1年間ほどは立て直しに労力を費やして来たようです。
そしてこれからまた販売所として売買してもらえばぼろ儲けができるのか、といえばそうではないかと思います。
というのも仮想通貨も普及してしばらく経過して”販売所”を利用するユーザーは少なくなって来ていると思われます。
仮想通貨の情報もですが、一人一人のリテラシーも上昇しているからです。
さらにいえば、取引所そのものがほぼ完全自動で動くDEXと呼ばれるものに置き変わろうとしているのでいつまで”販売所”でビジネスできるのかわかりません。
おそらく建て直しに費やした費用などをできる限り回収して、短期間で利益を上げていきたいのがマネックスの今の状況なのかなと邪推しています。
あくまで仮にそうだとするとですが、モナコイン上場を告知して価格を上昇させて合法的に売り規制を敷いたことも利益を得るために焦っている行動なのではないでしょうか。
普通に利用する分にユーザーには関係のない話ですが、またバブルっぽい動きが生じた場合は何があるのかわからないので注意しましょう。
注意点を踏まえた上で利用するのであれば細かいところは気にしなくても良いのかなと思います。
コインチェックは今どんな評判になっているのか まとめ

コインチェックは無理に利用しなくても良い取引所ですが、目的があって利用する分にはOKな取引所ということを解説しました。
マネックス証券の色に染まっているので以前のようなベンチャー企業の若々しかったり挑戦的な姿はもう見れないかもしれません。
とはいえ、内部の人材は残っているでしょうし、マネックス証券の資本力があれば新しいサービスを開拓していける部分もあるのでもう少し静観しながら使ってみても良いのではないでしょうか。
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