【 韓国経済の崩壊と仮想通貨 】韓国の経済危機でどうなる暗号資産

韓国経済の崩壊と仮想通貨 サムネイル
マッチョな男性
韓国って全体から見るとそんなに市場は大きくなさそうだけど実際、金融危機にでもなった場合はどうなるんだろう

 

結論としては価格に大きくはなくとも影響を与えると考えています。

 

みなさんどうも。前回は韓国の経済危機について【 危険水域 】 韓国経済が危機に瀕している3つの視点 【 0から理解 】という記事で経済状況をまとめました。

韓国経済が危機に瀕している3つの視点 サムネイル

【 危険水域 】 韓国経済が危機に瀕している3つの視点 【 0から理解 】

2019年5月28日

 

韓国経済が仮想通貨の市場に本当に影響を与えられるの?

と思う人もいるかもしれません。確かに全体の割合からするとあまり大きいものとは言えません。

 

とは言え、下の画像の様に時期によっては仮想通貨の取引が盛んなタイミングというのもあり少なからずは影響を与えているのかなと思います。

韓国の国別ビットコインの取引高

参照Bitcoin日本語情報サイト

 

データ分析サービスを提供している米DataLight社によると韓国の仮想通貨トレーダー数は世界3位で573万人とのこと。(アメリカ2220万人、日本614万人)

(ソース:Data Light – How Are Crypto Traders Distributed Across the Globe?)

草猫店長
韓国の人口は5100万人ほどだから人口率で考えると日本よりは盛り上がってると言えるにゃあ。

 

そんな韓国の仮想通貨が盛り上がっている背景には実は韓国の経済も関係しているのではないかと私は考えています。

 

韓国経済の現状

・銀行・大手企業の外資比率が7割超えに不況のまま公共投資削減、増税と賃上げで経済が冷え込む

・主要産業の不況に追い討ちをかけるかのように米中貿易戦争(米中は輸出の4割を占める)で打撃を受ける

・どっちつかずの外交で日本から見捨てられ、アメリカからは北朝鮮の核を止めるためのカードにされそうな動きさえある(南北統一)

 

97年の通貨危機より以降ではかなり資本が海外から食われてしまっています。

詳細は冒頭の韓国経済が危機に瀕している3つの視点を読んでもらえると説明していますが、日本の不景気がまだ可愛いくらいの状況になっています。

 

こうした背景の中で仮想通貨が大量に買われるとした場合のシナリオについて考えてみました。

 

データと仮想通貨の取引高が連動している

5月17日に韓国はウォン安に悩まされました。

韓国の専門家いわく1200ウォンのラインを守れないと多くの中小企業が連鎖して破綻へ追い込まれてしまうそうです。

 

実際にTradingViewのFXのデータをみてみると一瞬だけ1200ウォンをついてそこからバウンドしています。

韓国のウォンが1200ウォンにつく画像

これが5月17日です。

次に韓国の取引所の取引高のデータをみてみましょう。

5月17日の後日5月18日にこれまでにないほどの取引高が韓国から生じています。

これはたまたまなのでしょうか。

 

韓国は新しい技術に抵抗の小さい国

不況とは別にもともと韓国は新しい技術の取り入れには積極的な国なようです。

 

経済は悪化しているようですが韓国は仮想通貨の取引もですがブロックチェーンに関する技術的な取り組みも積極的に行なっています。

例えばブロックチェーンを活用したオンラインで行える融資サービスだったり、サムスンがスマホにデフォルトでウォレット機能を搭載したものなどを開発しています。

COIN CLIP – 韓国の新韓銀行、ブロックチェーン基盤の貸付プラットフォームを公開

コインテレグラフ – 韓国サムスン、格安スマホにも仮想通貨ウォレット機能を搭載か

 

銀行・財閥企業が導入しているということは国もそれなりに寛容な方ではないでしょうか。

2017年度にICOが規制されましたがBithumbを初めてとした取引所では3度ハッキングが生じましたが取引が盛んなままでした。

 

私も数年前に韓国へ訪問したことが何度かありますが、仮想通貨が流行る前から駅の改札口は無人化されていたり、公園にはセグウェイで移動する職員を目撃したりしました。

 

比較的に新しい技術の取り入れに関しては積極的なこともあり仮想通貨も流行っているのではないでしょうか。

 

自国に失望する韓国の若者

仮想通貨に関して特に興味関心の割合が大きい年齢層は25〜34歳の若い人が中心です。

韓国では失業率がとても高まっており、特に最近のデータでは若者の失業率は12%を超えているそうです。

その上、韓国の将来は景気が良くなりそうな気配もなく失望している若者も多く増えています。

 

そしてウォン安がいつ加速するかもわからないのもあります。

ムーディーズが韓国の格付けを引き下げるかのような煽りをしていますが、韓国はアジア通貨危機の際にムーディーズの格付けの引き下げに伴って株が大量に売却されています。

 

最近になって不況が顕著化しているようですが、もともと慢性的に若い人は国に失望しているかと思います。

その中で自国の通貨に信用を持てずに仮想通貨に手をつけるのは自然な動機になるかなと思います。

 

直近の韓国の状況と資本逃避

韓国の近況

・米中貿易戦争で大きなダメージ

・GDPに大きく関係していた半導体の輸出も減少

・大統領の弾劾署名20万人超えに伴い外資の株の大量売り

・過去の2度の金融危機で救済した日本が今回は無視する

・地政学的に緩衝地帯としてパワーバランスを取っていたが最近はその魅力もなくなってきている

・公共投資17%削減と賃上げで企業の採用渋り

仮想通貨が大量に買われているこの記事を書いているタイミングでは上のように悪材料がたくさん出ています。

多くの専門家もこの状況は詰んでいるとみているようです。

 

ウォン安が止まらなくなるとどうなる


また同じ画像を載せます。

韓国のローカル取引高 ビットコイン

まだ株価が下落していない2017年度末の状況でこの取引高です。

実際に、韓国の株価が暴落した場合は今以上に買いは入るかと思います。

 

およそ全体のビットコインの取引高のうち3割ほどが韓国ウォンを占めています。

 

仮に韓国の取引高がウォン安で2倍にでも増えたとすると、5割未満の割合で韓国の取引高が市場に影響を与えるようになります。

 

2倍というのは特に根拠があるわけでもありませんし、取引高の変化がどれだけ価格に影響を与えるのかは難しいところですが、市場に変化を与え得るとは思います。

過去の金融危機(インフレ)と仮想通貨の取引高の変化についてなどはインフレ対策としての仮想通貨 (暗号資産) の実例【キャピタルフライト】の記事に書いているので読んでみてください。

 

韓国経済の崩壊と仮想通貨 まとめ

韓国経済の崩壊と仮想通貨 まとめ

韓国は人口率で見ると日本よりも仮想通貨が盛んです。

おまけに経済は危険水域に突入したという人も少なくありません。

 

他には中国マネーも流出しているとCNBC:「米中貿易戦争で株が暴落する中 仮想通貨ビットコインが安全資産として機能では語られています。

 

韓国の仮想通貨が流行りやすい土壌と世界の不況を背景に、韓国がピンチに陥っていることを考えるとこれから更に韓国で仮想通貨が買われていくのではないかと考えられます。

 

韓国以外にもドイツと中国は危険な橋を渡っているような状態にあります。

「経済学者やマスコミが過剰に言い続けて煽っているだけ」というレベルには私は調べていてあまり思えませんでした。

実際にどのような状況なのか気になる人は、

中国バブル崩壊しない理由とする理由を網羅してまとめて見た

【 ドイツ銀行破綻と仮想通貨 】暗号資産は逃避先となりえるのか

などを読んで参考にしてみてください。