【 CDS(デリバディブ)でドイツ銀行が破綻 】CDS基本と破綻の可能性

CDS(デリバディブ)でドイツ銀行が破綻 サムネイル
凜とした女性
ドイツ銀行がリーマンショックを超える爆弾を抱えているらしい 

 

マッチョな男性

今年中にでも破綻すると聞いたけど実際のところ、どのくらいの確度だろう

 

欧州危機ということは数年前からささやかれていました。

今回のドイツ銀行でも肝となっているのはご存知のようにCDSですね。ドイツ銀行が保有しているでリバディブの中でも特にCDSの比率が大きくなっています。

 

 CDSは本当にやばいの?

・残高7500兆円(正確なところは不明)

・CDSから間接的な要因でもコケるリスクがじわじわ高まってきている

・根本的に回復する見通しがないのでどこかが倒れるとデフォルトする

調べた限りですと、CDSそのものはもちろんやばいままです。解決の見通しはなさげです。

 

ストレステストにおける脆弱性の発覚から始まり評価低下、CDS、株価下落を抑えるための応急処置的なCoCo債などの複数の要因が絡まってどんどんジリ貧になっている模様です。

 

CDS発覚にジワジワと全体的にリスク高まる

CDSのデフォルトへの引き金の材料はこんな感じ

・CDS残高が7500兆円(複雑で詳かく把握できていない)

・投資判定で+BBBという業界では最低水準になった

・自己資本比率が低いため債権を発行できないため急な出費で倒れる

・しかしマイナス金利とヘッジファンドの客が減り利益を捻出できないため回復の見込みなし

・急な出費で自己資本率が低くなってCoCo債が株式に転換される可能性

・筆頭株主の中国組織(10兆円の負債)の方でコケるか中国バブルが崩壊すれば大量の株が売られる可能性

・巨額のマネーロンダリングの噂もありで額が数十兆円

・訴訟費用の問題も残っている

冒頭と被るところもありますが、CDSを皮切りにドイツ銀行が間接的にCDSでコケる引き金がどんどん増えていっています。

 

特に痛手となったのはフォルクスワーゲンのCo2排出量の偽装における罰金(1兆3000億円)です。

ドイツ銀行はフォルクスワーゲンのCDSを持っていたので倒産して道連れになるわけには行かずに、巨額の出資を行い罰金を間接的に支払いました。

 

メディアでは資本率が回復した、とかヘッジファンドとして出資が現れた、なども報道されています。

しかし、800億円のトレード損失の噂や中国の巨大派閥が筆頭株主になってからは巨額マネーロンダリングの噂など、負のスパイラルでしかない事件も多いです。

 

唯一救いなのをいえば2018年度は給料や人員を削減してスリム化したことにより黒字転換を14年来のに果たしたそうです。(約430億円の純利益)

 

とはいえ、ギリシャの国債CDS(50兆円)などを抱えているドイツ銀行からするとスズメの涙ではないでしょうか。

それにこれまでCDS7500兆円を本当に抱えているのであればそのうちの1%でも保証料は利益として残っていても良さそうですがどうなんでしょうか。

 

2018年度の業績に関してはドイツ銀行の日本グループ -ドイツ銀行、2014年以来となる通期黒字を計上、2018年の目標を達成を参考にしてみてください。

 

CDSとはそもそもなに:復習

さて、CDSってよくわかんない。という人も多いと思うので解説します。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)とは、信用リスクを対象とする金融派 生商品であるクレジット・デリバティブの最も基本的かつ代表的な商品です。取引の 外形は「保証」や「信用保険」に類似し、補償を受ける当事者(保証でいう被保証人)は、 取引の対象となる信用リスクを、補償を提供する当事者(保証でいう保証人)に移転 します。

引用は東京証券取引所:CDS Q&AのPDFより

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)とは、企業の負債が返済されない(不履行)際に負債を代理で保証する契約(デリバディブの金融商品の一種)のことです。

負債を代理で保証する機関や組織は代わりに保証料を受け取ります。

いざ、負債の不履行が生じた際には”元本”を支払う保証の契約を取っています。

 

倒産保証や債務保証に良く例えられます。

身近な例でいえば借金の連帯保証人に少し近いかもしれません。奨学金の機関保証は返済されなかった場合に肩代わりになってくれますが、その代わり保証料が上乗せされますね。

 

架空のA社がドイツ銀行から1億円の社債を保証(プロテクション)してもらうフローです。万が一、B社がコケた場合に元本の1億円をドイツ銀行が保証します。

保証金の2パーセント(年利)はあくまで例です。

 

倒産後はドイツ銀行が元本(社債の時価)を支払わなければなりません。一般的にはオークション決済で時価が決まります。

草猫店長
詳細については東京証券取引所のPDFをみてもらえると良くわかるにゃあ

東京証券取引所:CDS Q&AのPDF

東京証券取引所が出している「ISDA Japan Credit Derivatives Committee」のリサーチ部門調べのCDS全般のよくある質問と回答のまとめです。

コネ

CDSは専門用語が間にたくさん入ってわかりにくいですよね〜

 

プロテクション=保証のこと

プレミアム=保証をもらうために支払う保証料のこと

クレジットイベント=保証(債権の元本)を支払うイベントのこと

カウンターパーティーリスク=ドイツ銀行(例)が破綻して保証金を支払えなくなるリスクのこと

 

ちなみに、CDSは一般的には債権に対して保証金の支払いが生じるわけですが、実際には債権なしでもCDSは組めるようになっているらしいです。

つまり債務を受け入れる銀行側は無の状態からCDSで利回りをもらえるということです。

 

CDSの種類

引用は東京証券取引所:CDS Q&AのPDFページ5より

CDSと一口に言っても種類がたくさんあります。

 

対象にする組織によってCDS内容が変わってきます。

証券化商品に関してはRMBS、CMBS、ABS、ABS CDOとCDSが派生します。

 

ドイツ銀行は企業に貸付を行なっていたので企業に対するCDSが中心になりますね。

 

ドイツ銀行の場合はリーマンショックの時とどう違う?


リーマンショックの際もCDSの仕組みによって支払い不能となってドミノ倒しで多数の不良債権が生じました。

CDSを買っていた(保証する側)は保証金を支払えなくなり破綻しかねませんでした。

 

しかしリーマンショックの際に登場したAIGが金融期間に資金投入して救済することによって債権を支払うことができてなんとか更なるドミノ倒しから救うことができました。

(AIGもアメリカ政府から資金を注入してもらっています)

 

一方でドイツ銀行はどうかというとAIGではま買えないりょののCDS残高は連鎖を繰り返しておりハッキリとした数字はわからないのですがおよそ7500兆円ほどの残高を抱えているそうです。

 

日本のGDPは500兆円です。どれだけ大きいのかはいうまでもありませんね。

実際に返済する際の元本は一説によると260兆円と言われていますが、どのみちAIGではとても救済できません。

 

投資レーティングも下がってしまった

引用:Deutsche Bank’s Funding Costs Show Its Struggle to End Vicious Circle 

ブルームバーグによると、現在のドイツ銀行は金融業界の中でもっとも低い投資レーティングになっているとのことです。

 

基本的なリスク管理の許容範囲を超えている

あくまで一般論として自己資本を上回るリスクを持つことは自己破綻への条件でしかありません。

ドイツ銀行は金融工学を学んだエリート揃いがいたはずですが、7500兆円ものドイツGDP19倍のリスクは過剰なのはいうまでもがなですよね。

 

そして近隣諸国のデフォルトや大企業の倒産、中国経済のバブル崩壊などなど、債務不履行になる可能性が日に日に大きくなっているように見えます。

穴だらけの泥舟ですね。

 

CDSでは営業マンが歩合制であぶく銭を得ていた

マイナス金利によって収入頭を得るためのCDSでもありましたがそれは一側面です。

実際はCDSを販売していた人の中には100億円を稼いでいた人がいるそうです。(ひどすぎ)

 

歩合制でしかもCDS(デリバディブ)というのは無から有を生み出している金融商品です。性質はギャンブルと似ているところもあります。

「投資」ではなく「投機」と呼ばれています。

 

私がもしも完全に利己的な人間で同じ立場であれば、自分が退職か、辞める時までに崩壊しないCDSをそれっぽい理由で契約しまくってあぶく銭を稼いだらトンズラします。

憶測しても仕方ありませんがそういう人がいたのかもしれませんね。

 

人間の欲は尽きないですからね。。

詳細はわかりませんが普通はどこかで歯止めが来るはずです。そもそも7500兆円も残高が溜まる前にストッパーがかかっていたはずで資本主義らしい欲深い事情がありそうなネタです。

 

CDS(デリバディブ)でドイツ銀行が破綻 まとめ

CDSは時間の問題でデフォルトというのがまとめになります。

コメルツ銀行と合併してもたかがしれてそうです(コメルツ銀行の株価は6ユーロ)

 

CDSそのものが原因ではないですが、CDSを皮切りにどんどんジリ貧になってきています。

日本とは直接関係ないと思う人もいるかもしれませんが、世界を巻き込む恐慌なので日本にも関わってきます。

 

根拠としてはわずか1年間で500万?ほどの企業が倒産し始めていて、実質的にバブルが崩壊中とも言われる中国があります。

中国とドイツも関わっていますから、共倒れになれば、ソフトバンクのような中国に社債を残しまくっている企業も大ダメージを受ける可能性があります。

 

個人でできることといえば、資産の一部を別の通貨に切り替えることくらいですね。

仮想通貨は金融危機のたびに資産逃避先としてよく選ばれています。(ただし、自国の経済が仮想通貨のボラティリティよりマシだという国がメインですが)

資産の数パーセントでも仮想通貨(暗号資産)に手を付けるのは大アリだと思いますよ。

 

ビットコインバーゲンでは1万円から始める仮想通貨を推奨しています。仮想通貨は儲けるよりも遊ぶつもりで手をつける方が健全だと思っています。

仮想通貨はいくらから?初心者が1万円ではじめる仮想通貨の記事で詳細があります。

 

国がキャッシュレスに2019年の予算案で2798億円を投じつつ、大手が参入しているくらい普及しています。

ていざという時にいつでも準備できるように保有してみる経験があった方が良いと思いますよ。