
仮想通貨で「オススメの取引所は〜」などと紹介されています。
ですがいざ登録してみるとサイトのメニューに「ビットコイン販売所」とか「アルトコイン取引所」みたいな項目が現れていたりしますよね。
実は普段みなさんが「取引所」と一緒くたに読んでいるZaifやGMOコイン、bitFlyerとは仮想通貨交換業者と呼びます。
こちらの方がわかりやすいですよね。
より詳しくいえば、仮想通貨交換業者とは、販売所と取引所の両方か、もしくは販売所と取引所のどちらか一つを持っている会社のことを言います。
販売所と取引所の違いをややこしくさせているのは、仮想通貨交換業者の呼び方が複数ある点です。
人によって仮想通貨交換業者のことを仮想通貨取引所と呼びます。
さらにややこしい呼び方は、仮想通貨取引所を略して取引所と呼ぶ人もいます。
もう定着してしまっていますが、全てひっくるめて取引所と言われてしまうようになりました。
今回の記事を読むことで販売所と取引所をすっきりと使い分けることができるようになり、機会損失を防いだり、手数料で損をしないようになります。

草猫店長の目次ノート

販売所と取引所の違い
先ほどは、仮想通貨交換業者とは販売所か取引所をもっている業者のことであると定義についてお話ししました。
それではより簡潔に販売所と取引所の違いを説明します。
販売所と取引所の違いを一言で表すと、購入先です。
❷取引所は個人間から直接、売買します。
言い換えると、販売所はB to C(企業対個人)の取引です。
取引所はC to C(個人対個人)の取引になります。
❷取引所 = C to C(個人対個人)
手数料なら取引所がダントツで安くなる!販売所と取引所の手数料の差
大手の仮想通貨交換業者であれば販売所でのスプレッド手数料は5%程度はかかります。
取引所であればタイミングにもよりますが0.2%未満に抑えることができます。
販売所のスプレッド手数料紹介
タイミングによって結構違ってきますが、大手の仮想通貨交換業者のスプレッド手数料を紹介していきます
GMOコイン 販売所の価格差

だいたい販売所の価格差は最安値になっていて安定のGMOコインです。2.03%でした。
bitFlyer 販売所の価格差

世界一の取引高をたびたび更新しているbitFlyerの場合は 2.36%です。
Zaif 販売所の価格差

取引所がメインのZaifの場合は価格差が大きめで 4.54%でした。
GMOコイン 2.03% > bitFlyer 2.36% > Zaif 4.54%
の順の販売所のスプレッド手数料でした。
各取引所のスプレッド手数料紹介
それでは執筆時の取引所のスプレッド手数料を紹介していきたいと思います。
GMOコイン 取引所の価格差
GMOコインはシンプル設計で販売所の会社のため取引所の板はありません。
(FXはありますがこの記事でいう取引所とはまた異なるので載せません)
※2018年 12月 27日追記
GMOコインは取引所としてビットコインが実装されました。
ビットコインの取引高もそこそこあるので、他の取引所とあまり遜色なく使えるようになりました。
bitFlyer 取引所の価格差

Zaif 取引所の価格差

ここは各、仮想通貨交換業者を比較してもタイミングによって全然変わってきますので比べる意味はあまりありません。
価格差はあくまで参考ですね。
あくまで執筆時のタイミングであれば0.2%程度のスプレッド手数料で済みます。
グンと安くなることだけはお分かりいただけたかと思います。
販売所のメリットデメリット
単純に販売所は高いからダメという訳ではありません。
そこのところが分かるようにここではメリットデメリットを解説していきたいと思います。
販売所のメリット
❷シンプルなやり取りなので操作ミスや勘違いも起こりにくい。
❸初心者にもわかりやすい。
❶すぐに、確実に売買できる。は特に重要です。
価格の変化の激しいタイミングで確実に売買できることは思わぬ損失を防ぐことができます。
ここが販売所の強みです。
取引所では売買できる保証はありませんが販売所であれば販売所自体に問題がなければ確実に売買できます。
販売所のデメリット
❷販売所によって手数料が大きく異なる
❸スプレッド手数料がコロコロ変わる販売所が多い
特に❸スプレッド手数料がコロコロ変わる販売所が多いに関してはGMOコインなどはスプレッド手数料が割安の代わりにスプレッド手数料の変化が激しいです。
つい先日まで安いと思って利用していたら知らずの内に高いスプレッド手数料を支払っていた、ということにもなります。
(2018年に取引所が実装されたのでスプレッド手数料について悩む人はGMOコインの取引所を利用すればOKです)
取引所のメリットデメリット

取引所のメリット
❷自分の決めた値段で購入出来る「指値注文」を選択できる。
❸そのタイミングで一番お得な価格で注文する「成行注文」を選択できる。
ここで「指値注文」と「成行注文」という二つの専門用語が出てきました。
指値注文とは
❷自分の決めた値段で購入出来る「指値注文」を選択できる。とはその通りで、「指値注文」とは自分の指定した価格で取引できる注文となります。

買いで入る場合、図のように画像の現時点では「927650」が最安値です。「926000」で買いたい場合は「92600」で誰かが売りに出すまで買えません。
成行注文とは
❸そのタイミングで一番お得な価格で注文する「成行注文」を選択できる。とは、そのまま、一番安い、もしくは一番高い損をしない値段で売買してくれる注文になります。

図のように、買いに入る場合は数量がマッチしたり他の人に買われなければ「927650」で買うことができます。
デメリット
❷慣れない人にとってはややこしい。
❸高値掴みするおそれがある。(成行注文時)
❹銘柄数が少ない。
❶注文が失敗することがある。ですが、これは先ほど説明した「指値注文」という値段を決めて売買を行う場合に起こりやすいです。
先ほど取引所はC to C(個人対個人)という説明をしました。
理由はC to Cであるため、相手が自分の希望の値段で出してくれない時や先に他の人が希望の値段で売買しきってしまうと売買を行うことができません。
❸高値掴みするおそれがある。ですが、「成行注文」という値段を決めずに自動でそのタイミングで一番お得な売買を行う場合に起こりやすいです。
相場が急変動する際に起こりやすいのです。例えば、仮想通貨では急落、急騰の際に一瞬だけ価格が急激に上下する場合があります。
その際に、運悪く一番天井か底で通貨を掴んでしまうことがあります。
特にマイナー通貨の独自取引所のような不安定な売買板ではよく起こります。

安心して売買するなら販売所一択だにゃあ。
特にマイナー通貨で値段が大きく変動しているタイミングで大金を持った人が現れて一瞬で売り去ったりすると、一瞬だけ値段が10倍以上に膨れ上がったりするにゃあ。危ないにゃあ。
❹銘柄数が少ない。は国内の大手取引所だとbitFlyerやcoincheckだとビットコインのみしか取引所では取り扱っていません。
その点、Zaifはビットコインの他、ETH、NEM、MONA、BCHの5種類が取引所で売買できて、かつその他の通貨(トークン)とCOMSAを合わせると他に10種類を取引所で売買できます。
Zaifについての詳しい内容は下の記事が参考になります。
販売所と取引所の違いを踏まえてどうすれば良い?
ここまで販売所と取引所の違いについて解説してきました。
以上を踏まえて私は「販売所は高いから取引所メインの所を使いましょう」とは思いません。
それはなぜかと言うと最初はつまづく可能性が低いほど良いからです。
取引所はけっこう無常なので操作ミスで一桁間違えて売りに出しても無常に誰かに買われます。
私もリップルで10円くらい勘違いで現物を売って泣きをみました。
販売所であればそのようなミスは起こりえません。(既に価格が設定されているため)
また、私が始めて売買するときは価格差に集中するより「これで本当に買えるのだろうか」という不安な気持ちが増していました。
「このくらい余裕」という何食わぬ顔で買おうとしつつ内心は買いが確定するまで少し焦っていました笑
最初は買うだけで精一杯だったのでわかります。
GMOコインは一見、販売所しかなくてデメリットに思えますがその代わり、あつかいやすいシンプル設計になっています。
ずっと使っているとコスパが悪いのでオススメしませんが、最初は自然な操作でビットコインを買う体験ができるので初心者にはオススメですよ。
ただし、2018年に取引所が実装されたので、使いやすいプラス、取引所としても利用できるため柔軟性が高まっています。
しかも送金手数料が無料なので送金の計算などもしないで済みます。
地味に嬉しいポイントはアプリをダウンロードしなくてもスマホアプリのように使えるサイトデザインです。
アプリをインストールするのも面倒ですのでしなくて良いなら越したことはありませんよね。
既に売買に慣れている人は
ある程度、売買に慣れていまだに販売所を使っている人は取引所も使ってみましょう。
単純に使い分けできた方が良いですよね。
売買を積極的にやっていきたい。という前提ですと bitbank がオススメですよ。
bitbank は取引所に特化した仮想通貨の交換業者です。
bitbank は最近、使いやすいアプリもリリースしていてとっつきやすくなりました。
取引手数料が無料のキャンペーンもずっとやってます。
100%のコールドウォレット管理もしています。
仮想通貨の送金手数料もだいたいやすいです。何より送金に便利なリップルが買えます。
ぜひ登録して売買トライしてみてください。
bitbankでテクニカル分析を元に売買できるようになれば仮想通貨のトレードでは脱初心者ですよ。
販売所と取引所 まとめ
以上のように、初心者向けの方法ではないですが、慣れてきて、仕込みのタイミングであればとてもお得に売買ができるようになります。

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