

この記事は 2019年 4月 8日に更新されました。
この記事は 2019年 6月 25日に更新されました。
こうした疑問がある方にもわかりやすく解説する記事にしました。
2017年度が仮想通貨元年と呼ばれてあっという間に世界で仮想通貨が大盛り上がりしました。
このまま大盛り上がりしていくのかと思いきや 2018年 1月 には大暴落してしまいましたね。
2019年 6月 には再度、バブルを沸騰させる動きもありついにビットコインが 100万円台に戻ってきました。
しかし今回のタイトルには
ビットコインに価値は無い!
とズバッと言い切ってしまいます。
・決済に問題あることが発覚してきたから
・今まで安かった送金手数料が高くなってきたから
・今後は変わる可能性はあるけど今のところ投機的だから
要するに、
「ビットコインは今まで価値を提供してきたけれど今後は合理的な選択肢にはならない」
ということです。
ビットコインの今後の価値のゆくえを判断できるようにまとめました。
草猫店長の目次ノート

ビットコインが世界で普及した理由

2009年に論文が発表されてから、政治的な問題もクリアしつつなんとか世に広まることに成功できたビットコインです。
ビットコインが普及した大まかな理由として、
「安い送金手数料」や「インフレへの逃避先」としての活用がありました。

ビットコインの送金手数料の安さ
普段、国際送金をしない人にはなじみがないかもしれませんが、国際送料は高いです。
ただお金を離れた家族に送りたいだけなのにその人たちにとっての 1日分、2日分以上のお金を平気で手数料として取られていきます。
世界中の 30億人 が 1日 2ドル 以下で生活していると言われるこの世の中で手数料が 1000円~ は平気で超えるような状況でした。
そんな中、銀行で1日中待たされることなく、手数料も安く、到着時間も早いビットコインは利用されない理由がありませんでした。
これがビットコインが普及した一つの理由としての「送金手数料の安さ」です。
銀行すら封鎖されてしまう国のインフレからの逃げ道

世界ではたった 1年 で紙幣が紙くずになるインフレがたびたび発生しています。
極端な例でいえばジンバブエがそうです。過去のひどい時に 約5億% という天文学的な数字でインフレーションが起こってしまいました。
現実世界で本当に「100兆ジンバブエ」札が出回りました。
こんな国で貯金しようものならお金をゴミ箱に捨てるようなものだったかもしれません。
子供が紙幣を紙飛行機にして遊んでいる写真が印象的でした。
日本に置き換えて子供が野口英夫や諭吉先生を紙飛行機にして飛ばしていると考えると叱りたくなるかもしれませんが、英夫が 1円 以下となったら日本でも同じ光景が見られるかもしれません。
ビットコインの初期も価格の変動は激しいものでしたが異常なインフレに比べればマシだということで、生きていくためにビットコインへと通貨を換金する人が増えました。
資産を救うためという切実な問題を解決してくれたのがビットコインでした。
それがもう一つの「インフレへの逃避先」の理由です。
良い理由だけで片付けられない闇の需要
深層Web(ダークウェブ)とかいう中高生の幻想wwwwwwww https://t.co/9ZKyzTfBq0 pic.twitter.com/wu1pbJ1BPb
— ガジェットまとめアンテナ 相互 (@gadget_matome17) 2017年10月10日
とはいえ、ビットコインはそのままの意味で「人の役に立つ」だけにとどまりませんでした。
闇ウェブと呼ばれる世界で足跡がつかないお金として決済の標準通貨となってしまいました。今でも用いられています。
闇ウェブとは一般的に、意図的に検索しても出てこないように設定されている目的のあるWebページのことを指します。
闇ウェブとビットコインで一番関連性の大きなサイトは「シルクロード」と呼ばれる闇ウェブ上のAmazonのような通販サイトでした。
表の世界で買えないものは闇ウェブで取引可能でした。
学歴、パスポート、薬物、臓器、武器からハッキングツールのお得セットまで最初に想像がつきそうなモノから何に使うのかわからない違法性の高いものまで闇ウェブで購入できました。
そして実際に購入することに役立ったのがビットコインでした。
一説によると売り上げは 1170億円 もあったそうです。
すでにFBIにより運営者は逮捕されてしまいました。他の闇ウェブ上の運営で莫大な資産を稼いだ富豪が捕まって自殺したりしています。

ビットコインが違法売買のマーケットを拡大させたという声もあるけれど、もともとあったオフラインの需要が表に出てきただけだと思うにゃあ。
世の中の歪みで生んだマーケットは格差がなくならない限り消えることはないかもにゃあ。
ビットコインに価値が無い理由
さて、ここまで良い面と悪い面も説明しました。
筆者は単純に闇ウェブで需要があり、悪いことに使われていたから価値がない、とは言いません。
むしろ、「お金も物も実際に使われていくことで価値を持つし、仮想通貨も全く同じ」だと思っているので、
良いとは言いませんが闇ウェブの利用でむしろ価値は高まったと思っています。
「ならビットコインに価値はあるんじゃないの?」
今の内容で矛盾した気持ちを覚えた方もいるかもしれません。
ですがビットコインに価値がないのは以下の単純な理由からです。
- 送金手数料が高くなりすぎた
- 使う人が増えすぎた
- もっと便利な仮想通貨が出てきた
この3つのポイントについて、なぜ価値がないと言えるのかを「実際に使われるのかどうか」基準でご説明していきます。
1. 送金手数料が高くなりすぎた
ビットコインの一番わかりやすかったメリットとして開発された当初から言われていたのは「送金手数料の安さ」でした。
しかし、今となってはビットコインの送金手数料が高くなりました。
それはビットコインの価値が高まり過ぎたからです。
ビットコインでは、ビットコインの取引履歴が正しかったと皆んなに代わって「OK」サインを出す人が、
「OK」サインをしてあげる代わりに見返りとしてビットコインを報酬としてもらえます。
ビットコインでは必要な計算結果を一番最初に示すことができた一つのコンピューターマシーンだけが「OK」サインを出すことができるようになります。(取引を承認する権利を得ます)
「OK」サインを出したい人たちのことをマイナー(鉱山夫)と呼びます。「OK」サインを出すために手間をかけることをマイニングする(掘削する)と言います。
ビットコインの送金手数料はマイナー達への報酬となります。一番高い送金手数料を出してくれた人から順に取引履歴をチェックします。
このような仕組みでビットコインは手数料が発生します。
執筆時の国内大手の取引所であるbitFlyer経由でのビットコイン送金手数料は「0.0008 BTC」です。
初期の頃は1 BTC = 10000円 時代もありました。
仮に 10000円 だったとしても送金手数料が「0.0008 BTC」であれば、
100万円 送っても 200万円 送っても 8円 しか送金手数料はかかりませんでした。
しかし 2017年度末には
1 BTC = 200万円まで価値がアップしました。
この頃の送金手数料 1600円 です。高いですね。
この頃になると「ビットコインで買い物の決済ができます!」と宣伝するお店もぼちぼち増えていました。
しかし、ちょっとした買い物で手数料が 1600円 はどう考えても使う人はいないでしょう。
「ラーメン食ったからビットコインでポチッと決済しますわ」
というミーハーの軽いノリで 800円 のラーメン代金を支払うのに 1600円 の送金手数料を支払っていたら 合計2400円 というラーメン 3杯分 の金額を支払う羽目になります。

さらに
ビットコインの仕様には取引を 10分間 区切りで処理しますというルールがあります。
そのため、送金しても 10分間 は待たないといけません。
「ラーメン食った〜。サクッと決済しよう。」
「決済が確認できるまで 10分間 まちかぁ〜、漫画でも読むかって長いわ!」
スマートに決済したつもりが逆にダサいことになってしまうので注意が必要ですね。(実際は60分~ほどかかる場合もあります。)
「実際に使われるのかどうか」について、ふとした日常生活の場面で使うだけの価値はありません。
今でもメディアでビットコインが開発されたばかりの頃のイメージが根付いているのか、堂々と「ビットコインは手数料が安い」「送金が早い」とテレビ放映していたりします。ですが実際は高いですし、お店の決済にしては長いです。
「それでも銀行間の国際送料と送金時間に比べたら十分に安いし早い」
という意見もあるかと思いますが、それについても後ほど伝えたいと思います。

2. 使う人が増えすぎた

次のビットコインが無価値である理由は「ビットコインは使う人が増えすぎた」ことです。
ビットコインの仕様には取引を 10分間 区切りで処理しますというルールがあります。
そのため、送金しても 10分間 は待たないといけません。
これは先ほどお話しした内容です。
ですが、今の現状は 10分間 よりも多くの時間を待つ必要があります。それは、取引件数が多くなりすぎて、保存できる取引履歴の量を超えてしまうからです。
具体的には 1MB までしか取引の履歴を保存できません。
さらに具体的には10分間で 4000件 の取引までしかビットコインは保存できません。
10分間以内で 4000件 を超えると超えた取引の分は順番待ちになります。(Visaカードなら 約3000万件 処理できる)
「1日たっても送金できていない」
「お金が消え去ってしまったんじゃないか」
そうした噂が流れてくるのはビットコインの容量のせいでもあります。送金に丸1日かかることは珍しいことではありません。
1日といえばAmazonなら品物が届くスピードです。
「実際に使われるのかどうか」について、ここも日常生活の中では不便です。
3. もっと便利な仮想通貨が出てきた

そして最後のビットコインに価値は無い理由として「もっと便利な仮想通貨が出てきた」ことが挙げられます。
現在すでに、 1500種類 以上のコインが世界に出回っています。
その中には当然、ビットコイン以上に速くて、安くて、美味しい(投機的な意味で)という表現が正しいのかわかりませんが
吉野家の牛丼並みに優れたコインも増えてきています。
例えばRipple(XRP)と呼ばれる仮想通貨の場合、送金手数料が0.15XRPで、相場は1XRPあたり数百円のため、送料は 100円 未満です。さらに送金スピードも圧倒的に早いです。
他にはイーサリアムと呼ばれる「スマートコントラクト」という送金以上のことができる技術を持った仮想通貨も登場しました。
送金以上にあれこれと自由度が高く取引できる「スマートコントラクト」を詳しく知りたい人は 【図解】イーサリアムのスマートコントラクトの仕組みをビットコインと比較して解説を読むとサクッと理解できますよ。
そして、「ブロックチェーン」の技術を超えるかもしれない「DAG」と呼ばれる手数料が 0円 になる技術を使った仮想通貨も登場しています。(現状はまだまだ実験段階です。)
他にもそれぞれの仮想通貨が何かの目的(物流を改善させたり不動産の取引を簡単にしたり)に合致するように作られていて
「ビットコインよりこっちの方が便利じゃん」
という状況になってきています。
先ほど
「それでも銀行間の国際送料と送金時間に比べたら十分に安いし早い」
という意見があるかもしれないと言いましたが、実際のところ、
「確かにビットコインでもまだまだ銀行間の国際送料と送金時間はマシだけどもっと良いやつが他にたくさんあるじゃん。」
というのが今のビットコインが無価値である決定的な理由です。
実際に、ビットコインの仮想通貨全体に占める割合は徐々に減ってきています。

この画像の黄色い部分がビットコインのドミナンス(マーケットのシェア率)ですが、最近に入って一気に黄色い部分が減っていることがわかります。
実はまだチャンスがあるビットコイン

そのような疑問が出てきて当然です。
しかしビットコインはどの通貨よりも一番信頼性が高いんです。
日本企業で行ったら「Sony」、海外企業でいえば「Apple」などの会社と同じようなものですね。
まだまだビットコインは良いイメージが強く、一番歴史が長いです。
そして何より今まで詐欺事件がたくさんありましたがビットコイン自体がハッキングされたことは今まで一度もありません。
ビットコインは、わずか 9枚 のレポートから作成されるだけのシンプルであったおかげか、
思わぬトラブルも少なくセキュリティも問題がなかったことを一番証明している仮想通貨です。
それでも実用性がなければビットコインもただのデジタルなゴミには違いありません。儲かるし有名だから買う人がいるだけ、という現状も否定できません。
2018年に入ってから初となるブロックチェーンのハッキング事件が起こりました。
モナコインをはじめとして、6つ以上の仮想通貨がハッキングされました。
これは、マイニングする人が少ない仮想通貨を狙ったものがメインでした。ビットコインはもちろん無事でした。
実際にブロックチェーンのハッキングの詳細について知りたい人は 【初体験】 ブロックチェーンのハッキング 仮想通貨を抱いて眠れるのかを読むと内容を知ることができますよ。
ビットコインの限界の壁を乗り越える技術が開発され始めている

ビットコインは今のままではゴミに近いです。
ですが、今はライトニングネットワーク(LN)といった技術が開発されています。
これは、処理の部分だけを別の部屋に移して超高速化に処理。そして世界中のLNで動いたお金の結果だけをブロックチェーンに載せることでVISA並みにスピードアップを可能とする技術です。
2019年の時点でスターバックス(300円程度)なら概ね決済で成功できるようになっています。
一説によるとLNを使えば取引手数料が 1円未満 になる可能性もあると言われています。
実際に実験で数字は出ているそうですが、まだ、セキュリティがどうなるのかわからないため検証されています。
もし、ライトニングネットワークやBTCにスマートコントラクトを実装するなどの新しい技術を付け足してパワーアップすればほぼ間違いなくビットコインの価値が高まることになるかと思います。
ライトニングネットワークの仕組みについては 現実は厳しい? ライトニングネットワークの仕組み をメリットデメリットと共に図解説で実際にライトニングネットワークが抱えている問題も含めて解説しています。
ビットコインの理解を深めたい人は読むと良いですよ。
実は実需を満たしている説もある
ビットコインは今となっては実用性のないシロモノとここまで説明しました。
しかし世界中の取引所でビットコインは実利用されているという見方もあります。
様々な通貨が「ビットコイン建」で扱われている
これがビットコインが今後も“基軸通貨”(全ての仮想通貨の値動きの基準)になる理由という人もいます。
あらゆる通貨の”建て”としてビットコインが「実利用」されているのは事実ではありますね。
価値保存の手段としても注目され始めている
FRB会長が「ビットコインは支払いにではなく、投機的な価値保存の手段として利用されている」と発言しました。
元ネタ:Fed Chairman Jerome Powell Compares Bitcoin to Gold – coindesk
実際、ギリシャショック、香港デモ、韓国経済の危機などのそれぞれのタイミングで各地域のビットコイン取引高が連動して大きくなっています。
ビットコインと仮想通貨の将来性
今日サボったやつ駆逐してやる!!この世から…一人残らず!! pic.twitter.com/6ZkWoI77rf
— 長井 康汰 (@N7Xdv) 2018年1月29日
取引所では確かに使われていますが現実世界だけでみると、現状ではビットコインは無価値です。
まだまだただのお金儲けの道具。
しかし、ライトニングネットワークの実装などでうまくいけば、ありとあらゆる側面でビットコインが最強スペックの仮想通貨となり、
最終的に他のすべての通貨を上回る可能性もあると言われています。
もしそうなった場合、他の仮想通貨の殆どは駆逐されてしまうでしょう。
安全性と利便性はトレードオフ

必ずしも安全性と利便性はトレードオフではありませんが、一般的にソフトウェア業界では安全性と利便性はトレードオフと言われる場面は多いです。
同様にビットコインの機能を増やすほど、思いもよらない事態が発生する可能性は高まります。
ビットコインも言い方は悪いですが、たかだか一種のソフトウェアに過ぎません。
ソフトウェアとバグはマクドナルドのハッピーセットのようなもので、昔からワンセットです。その点、プリキュアに近いかもしれません。
プリキュアはさておき、バグは実際に運転してからでないと発見されにくいです。
そして今後もハッカーは残りのバグや欠陥の 1%以下 の隙間まで攻撃を仕掛けてくるでしょう。(殆どはヒューマンエラーを狙って)
したがって利便性を高めて最強の仮想通貨のビットコインが出来上がったと思ったらハッキングし放題の最凶の仮想通貨になってしまった。
そんなストーリーの可能性は 0 ではありません。
それでも仮想通貨全体の価値は下がらない
しかし、仮想通貨全体で見たときに、すでに仮想通貨は世界の一部に組み込まれて行っています。
野菜の品質を保証するために導入されていたり、病院で患者の正しい情報にアクセスできるようにデバイスが開発されていたりしています。
闇ウェブの匿名決済のような使われ方を超えて、現実のモノに対しても使われ始めています。
序盤では「お金も物も実際に使われていくことで価値を持つし、仮想通貨も全く同じ」と言いましたが、まさに仮想通貨全体では本当に役に立つ場面で使われてはじめています。
「スマートコントラクト」の技術に関してもイーサリアムの限界点を改善させた仮想通貨が増えています。
限界がなくなっていけばもっと無数のパターンで世の中に普及していくことは容易に想像できます。
そうなった時に、仮想通貨(もしかしたらビットコイン)は「ゴールド」を超えて飛躍するはずです。
装飾品と稀少性としての価値しかほとんどない「ゴールド」ですら市場は 700兆円( or 900兆円 ) あると言われています。
執筆時の仮想通貨の市場サイズは 約50兆円 しかありません。
本当に普及してくれば「ゴールド」を遥かに超えて大きくなるはずです。
今後のビットコイン価格と大きく関わってくるイベント
・カストディサービス(代理保管サービスなど)
・ETF上場
・世界経済の不安定
国内でうわさする人は少なめですが、投資機関がハッキングされても大丈夫なように代理で保険付き保管してくれるカストディサービスが台頭してきそうです。
巨大なマネーを投じる安心材料としては大きいです。
なんと、1946年からアメリカでウォール街の大手投資運用の会社で、264兆円の資産運用を行なっているフィデリティがこの分野に参入しており、期待値は高まっています。
(カストディに関する詳細は仮想通貨(暗号資産)のカストディサービスとは 【 参入障壁を下げる】でまとめています。)
ETF上場でも大きなお金が入っくる余地が十分にあります。
ETF上場とはアメリカの厳しい証券取引委員であるSECの厳しい監査を乗り越えることができたという投資家にとっては嬉しいニュースなのです。
そのため、ETF上場で企業がビットコイン入りの金融商品を購入できて巨大なマネーが入ってきます。
ETF上場における厳しい審査を超えたものとして社会的な信用力の箔がつくイベントでもあり期待されています。
(ETFの詳細はビットコインのETFとはを参考にしてみてください。)
「大きな国のデフォルト」に関しては、これまでビットコインは金融危機の度に連動して価格が高まっています。
ですがリーマンショックのような世界的な金融危機が生じれば法定通貨の逃げ道としてビットコインおよび仮想通貨が選ばれる可能性は十分あります。
今なら欧州の金融はかなり不安定です。
現在、世界の経済はこれまでにないほどのスピードで不安定化しており、特に中国やドイツあたりは大きな爆弾を抱えています。
「前々から経済学者やジャーナリストがずっと同じことを言ってきてるよ」
と思う人も少なくないかもしれませんが、これまでの不安材料が顕在化している時期にきている点で深刻さが異なっています。
実際のところ、ここ数年で生じている不景気と重なってこれまで何度もビットコインが資本逃避として利用されてきたであろうデータがあります。
インフレ対策としての仮想通貨 (暗号資産) の実例【キャピタルフライト】では主に6つのケースで不景気とビットコイン価格で相関関係がみられる例を挙げています。
香港デモが金融市場崩壊の起爆剤に。香港ドル消滅危機で富裕層は逃走準備を始めている=今市太郎: https://t.co/SDcTrQHFnp いきなり顕在化したブラックスワン香港問題、ビットコイン上昇にも関係あり?
— MONEY VOICE (@MONEYVOICE_mag2) 2019年6月18日
2019年6月には香港の富裕層が逃げており、マネーがビットコインにも流入していると思われます。香港だけ取引高が相対的に大きかったとのこと。
もともと、香港は中国富裕層を逃さないために作られた民主的な自治区なので、中国富裕層が多くいるであろうことと、2016年のほとんどの取引高が中国であったことを踏まえて価格への影響を及ぼしたというのは妥当な考えだと私は思います。


一方でカストディサービスや100%安全にビットコインを保管できるようになれば本物の”金”と同等以上の価値保存の道具としても機能するようにもなると思いますねえ。
始めるのであればできるだけ早いほうが良い

そんな、今後も可能性しかないビットコインですが始めるのであればできるだけ早いほうが良いです。理由は今の
約50兆円 の市場が 500兆円 になるのと、
500兆円 の市場が 5000兆円 になるのとでは、
前者の方がハードルは低いからです。
そして 2017年度 までは仮想通貨(暗号資産)自体が消滅するリスクがありました。
そのため先行者の利益が大きかったとも見れます。
しかし今はちょうど、仮想通貨業界の地盤が固まってきたので消滅するリスクもほぼないし、
先行者としては入っていけるちょうど良いタイミングです。
実際にブロックチェーンのコードが書けなくても自分が応援したい通貨を保有しておくだけでも仮想通貨の世界に貢献できます。
資産も増やせて未来に役に立つというタイミングで入るのであれば、今の時期がベストかなと思います。
ビットコインに価値は無い! まとめ
以上までが「ビットコインに価値は無い」と言い切る理由でした。
実際のところ、取引所へのハッキングはなんども起こるし、歴史が浅く、完璧とはいえない状況です。
ですが変化スピードでみればビットコインがゴミとなってから 1500種類 以上の新しい通貨が誕生するほど、
すさまじい改善スピードで仮想通貨全体は大きくなっています。
確かにビットコインがまた復活を遂げるかどうかは未知数ですが、仮想通貨全体の価値はこれからもますます上がっていくだろうと思われます。
また今後の価格が上がるために必要な大きな材料もそれなりに出揃っています。
「ビットコインに価値は無い」と断言して見た理由は、確かに現時点ではビットコインは無価値だし、
今の延長線状であれば価値保存の手段となっていますがまだまだ投機の域を出ない “ゴミ” です。
ただし投資環境および新しい技術の実装次第では”物質としての金”を超える価値を生み出していく可能性があるという話でした。
それに加えて、ビットコインが果たした役割は間違いなく大きいです。
乗り物でいえば「馬車」が移動距離を伸ばしたけれど、「自動車」が出てきてもっと移動距離が伸びるようになった。
そんな感じです。「馬車」が普及していなければ「自動車」もおそらく存在していないですよね。
エジソンが「電話」を開発したからジョブズが「スマートフォン」をリリースできたことにも近い役割だと思います。
「ビットコインって1枚うん十万円もするから高くて買えない」
と思っているあなたもも実は仮想通貨は1万円から始めることができます。 仮想通貨はいくらから?初心者が1万円ではじめる仮想通貨 |ビットコインを読むことで1万円でも十分な理由がわかります。
仮想通貨の仕組みについてじっくり知ってから始めたいという人は【まるっとワカる】仮想通貨の仕組み ゼロ知識からのビットコイン特集を読むと仮想通貨の仕組みを網羅して知ることができますよ。
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