この記事ではリップルにまつわるネガティブな内容だけに絞ってリップルが上がらない理由をまとめました。
「 リップルはいいニュースばかり入ってきて逆に不安に感じる。 」
リップルって名だたる企業と提携するグッドニュースが入っても相場がぜんぜん反応しないから怪しんでしまいますよね。
さて、ビットコインバーゲンでは前回、リップルの上がる理由に付いてまとめました
【 XRP上がる説の皆んなの声を凝縮 】 リップルが4桁円まで上がる理由
今回はリップルが上がらない理由です。
ビットコインが持つような希少性の価値もないため通貨としては無価値だ。そのため上がらない。
果たしてどの程度は妥当なのでしょう。
この記事の信憑性
これまで私はそれぞれの仮想通貨を海外記事からも調べつつ世界経済などについても記事をアウトプットして仮想通貨関連で400記事ほどになりました。
リップルはメジャーな通貨の代表としてこれまで何度も他のメジャー通貨などと比較してきた経験があります。

リップルが上がらない理由:メディアやブログの声
❷. 発行枚数が1000億枚もあると上がりにくいから
❸. リップル社が60%もXRPを保有しているため実際には使われないから
❹. リップルの値動きは投機的でしかないから無価値のため
❺. 価値の裏付けがないから上がらない
❶. リップルの技術はXRPを使わなくても良いから上がらないから
リップルの製品にはxCurrent、xRapid、xViaなどがあります。
これらの製品を導入することで、バックグラウンドで法定通貨を数秒で交換できるといわれていて、実際にXRP単体で送金した際には1時間以内には到着します。
(取引所側の確認する時間などが速さを妨げていると思われます)
ただし、このリップルの製品にXRPを使わなくても動かせます。
「ドル建てでいいよね?」
「銀行が単体で発行した通貨が出てきたら終わらない?」
という意見が出ています。


「銀行が単体で発行した通貨が出てきたら終わらない?」に関しては、実際にはあり得ることだとは思います。
しかし独自に通貨を発行するその前にノウハウのあるXRPで使われる方が濃厚かもしれません。
実はJPモルガンがほとんどXRPと同じような仕様のJPMコインを発行しています。
JPモルガンの公式サイトによると、「JPモルガンの公式のスタンスは何ですか?」のクエスションに対しては
「(意訳):私たちはブロックチェーン技術のポテンシャルを信じており仮想通貨は規制してコントロールできるものだとして支持しておリます。」
We have always believed in the potential of blockchain technology and we are supportive of cryptocurrencies as long as they are properly controlled and regulated.
と答えています。
長期的な目線になるとXRPは不要になって切り落とされる可能性はあります。
ただし、あくまで一つのシナリオとしてこれから多くの銀行が独自に通貨を発行して乱立するパターンもあり得て、その場合に銀行ではない立場のXRPに軍配が上がるかもしれません。

❷. 発行枚数が1000億枚もあると上がりにくいから
ビットコイン(BTC)は2100万枚
リップル(XRP)は1000億枚
そのためビットコインが1円上がるのと、リップルが1円上がるのとでは重みが違うということになります。
すごく単純に1言えば、リップルが1円価値が高まるということは1000億円の時価総額が高くなるということですから。
そして、ビットコインが基軸通貨であり、ほとんどの相場がビットコインに連動することからリップルの価格が上がることは難しいといわれています。

❸. リップル社が60%もXRPを保有しているため実際には使われないから
リップルがほとんどのXRPをロックアップと呼んで、銀行にリップルの製品(xRapid)を導入したのちに相場を調整する目的で放出していくそうです。
「そのようなリップル社が自由にコントロールできてしまいそうな通貨が銀行側が受け入れるのか」
といったもっともな声があります。
ロックアップしている目的が銀行側に有利なように使う(相場が急落して銀行側が損失を被らないような形で解除していく)ということで説得できているようです。
リップル公式の発言を引用:これらの購入主体の多くは法人であり、大量のXRP売却による市場への影響を緩和するために、購入者に対しては売却制限が設けられています。

マスターカード支援のSendFriend
イギリスの銀行だるeuro exim bank
オーストラリアの送金会社Transpaygo
などが導入を決めて進んでいます。
❹. リップルの値動きは投機的でしかないから無価値のため

実際のところ、2017年度末は1ヶ月で15倍になりビットコインの5倍ほどの変動率を誇りました。雰囲気だけで動いてしまったところは確かにあります。
また、xRapidの導入が決まっただけで送金が実稼働していない段階では”投機的”といわれても仕方がないかと思います。

❺. 価値の裏付けがないから上がらない
「ビットコインなどには電気を使ってマイニング処理させることで価値を保っているが、その必要のないXRPには価値の裏付けがないから上がらない」
ビットコインやイーサリアムのような現状はPoW(Proof of Work)の通貨においてはゴールドとの共通点の多い希少性の価値をマイニングで再現しています。
一方で、XRPはPoC(Proof of Consensus)と呼ばれる、決められた人たち(主に金融機関)側が不正のない取引があったのかどうかをチェックする仕組みです。
確かにビットコインのように希少性による価値はないかと思われます。
ただ、結局は売り手と買い手がその瞬間にいくらでどのくらいの人数で買いたいのか、その積み重ねが価格を決めるので売買が成立する限りは価値は0になることはないので上がらないかどうかはまた別かもしれません。
株価に価値が付いているのは会社の築いていった経済活動と信頼によります。
リップルも希少性という点では無価値ですが、仮に経済活動と信頼を積み重ねることにうまくいけば価値はそれに付随する可能性はあります。

PoWはパソコンの処理能力を競い合って勝者が取引履歴の正当性を判定。PoCは決められた人で投票制にしてるにゃあ。

Twitterの声
リップル(XRP)は好材料が出ているのになぜ上がらないかという事だが、単に発行枚数が多過ぎるのでは?
ビットコイン(BTC)が2100万枚に大してリップル(XRP)は1000億枚と約5000倍。
リップル(XRP)は現在約35円くらいだから、5000倍で175,000円。
つまり現在がちょうどいい価格では?#リップル #XRP— かつのぶ@リップルXRP (@katunobu0419) 2019年3月18日
リップルキラーという言葉が生まれるくらい、XRPも認識されているのかな。
国際決済に複数の手段が生まれることで、切磋琢磨が発生しコストがより下がる。
これはメリットですな。”リップルキラー” JPモルガンの独自仮想通貨 リップル(XRP)とSWIFTにとって痛手? https://t.co/5NLuz3f9fq pic.twitter.com/XKYOgNkrM6
— エコノミストKen@ヘルシー投資家 (@economistken) 2019年2月15日
だいたい初心者は、無理して購入→短期で損をし退場するのですがリップルの9割は下げ相場なので、持っている時間の9割は下落局面だと思った方が良いです。そうじゃないと、リップル買う→(9割の確率で)下がる→最安値で売る、ということになり、貧富の差が広がります。
— はな☆暗号資産リップル(XRP)推し彡クリプト女子 (@hanaxagdnm) 2019年3月22日
ただ、現時点ではまだ仮想通貨としての役割を果たしていないから、仮想通貨投資の対象として入ってくる投機マネーによる高騰に対して不満を持つ人がいるのはわかる。でも将来リップルが仮想通貨として機能し始めれば、その不満も理不尽なものになるでしょう。
— Baby J (@baby_j_crypto) 2018年1月12日
【翻訳】
ブラッドは「BTCやXRP等の仮想通貨は日常の支払いに余り使われないと思います。ドルが上手く機能しますから」と言います。仮想通貨の本質は法定通貨では解決困難な課題への取組です。XRPは国際送金に注力するからこそ長期的な価値の向上が期待できるのです。#XRP https://t.co/wuwcpiCt80
— カピさん (@lovexrp) 2018年9月3日
ここから先は水掛け論になりますね。
肯定派『将来的にxCと統合され、XRPを使うことでより多くのコストを削減できる』→XRP使用によるコスト削減に重きを置く
否定派『法律を変えてまで、XRPを使うことはない』→XRPを使わず今の体制に合わせる形で利用するに重きを置く
— Dr Crazy M Kitasan ©︎ 🔖 (@kitasancoin) 2019年3月15日
リップル(XRP)は好材料が出ているのになぜ上がらないかという事だが、単に発行枚数が多過ぎるのでは?
ビットコイン(BTC)が2100万枚に大してリップル(XRP)は1000億枚と約5000倍。
リップル(XRP)は現在約35円くらいだから、5000倍で175,000円。
つまり現在がちょうどいい価格では?#リップル #XRP— かつのぶ@リップルXRP (@katunobu0419) 2019年3月18日
#Ripple 上がらない理由を考える。リップルはロンガーが多過ぎる。いわゆる長期ガチホ組が。だからそのホールド分は市場に流通しない。要はノストロ状態。だから基本的に流動性はよくない。出来高も少ない。しかしその状態でも新規がじゃぶじゃぶに入ってさえこれば当然上がる。だが今はそれもない。 pic.twitter.com/W6rw2E4dcL
— 並の投資家 (@Investor_MMM) 2019年1月5日
リップルが上がらないと思う理由 まとめ

❷. 導入の話が決まったばかりで投機的であるのは変わりないため
❸. 銀行に使われない可能性はあるため。
一方、XRPが本当に目指しているヴィジョン(鳥の目)や時流(魚の目)で見ると、別の見方ができるとも思っています。
なぜリップル社が銀行のような金融機関と主に仕事をしているかというと、簡潔に言えば、世の中の資金の殆どは銀行が扱っているから、です。3/— てにったー (@tenitoshi) 2019年3月2日
“リップルの価格が上がる、下がる以前にそもそもリップルは銀行の非効率なシステムが世界へ及ぼす悪い影響を解決するための手段として仮想通貨を選んだ”
ということは意識しておいて良いかと思います。
実際、最初は確かにXRPが使われるかもしれませんが、ずっと使われていくのかは不明です。
ただし銀行の送金では革命的な変化が起こる可能性は高いかと思います。
その途中まではXRPがお膳立てに使われていく見方が強く、中期的には前向きに見ている人は多いです。
ですが、長期的には使われなくなるのでは?ネガティブに見る人は調べていて少なくないなあという印象を受けました。
もしリップルのフォローが足りずに、価格が不安定だと業界で思われてしまうと途中から他の通貨に切り替えられる恐れもあるからです。
ですのである程度は落ち着いたら手放してもよいのでは?と私も長期的には否定的な見方を取っています。
さて、ここまでリップルの下がる理由についてのまとめでした。次はリップルの上がる理由についてまとめたものを読んでみてください。
【 XRP上がる説の皆んなの声を凝縮 】 リップルが4桁円まで上がる理由
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